ヨガが発展し、だれもがヨガはよい、と言うようになってきました。
昔は、わからない、何に効くの、などと言われたものです。
むしろ、何かに効くという宣伝にヨガが乗っかって、このポーズはどこによい、ここに問題のあるひとは、このポーズをやるとよい、などといわば効率的な考え方にのってヨガの需要が高まっている面を感じます。
ヨガで問題を解決しようという考えは、果たしてヨガの考えなのでしょうか?
《なりたい自分になること》ことを追求すればどんどん自分自身から離れていきます。
どこまでもそのまま行くひともいるかもしれませんが。
ヨガは《ありのままの自分を認めること》なのです。
言うは易しですが。
世の中には、ありとあらゆる宣伝が鳴り響いていて、こうじゃなくちゃだめ!
ならまだしも、こうじゃないとこういう目にあうぞ!という脅し系であふれています。
この世から足を洗うことはなかなかできません。
ヨガは、一瞬足を抜く空間でないでしょうか。
私たちのヨガは、そういう場であることを目指しています。