風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

暑かった・・・

2015-10-19 | 花日記
何時もぐずぐずしている私が、扇風機を片付け、ホットカーペットを出して、いつでも寒さOK!と準備したら、また暑さ逆戻り。なのになんか色あせたTシャツ着る気にもなれず、これでイイかなと着て出かけたら、昨日よりも暑い!朝日を受けながら出かけ、西日を受けながら、暑い暑いと言いながら帰ってきた。
それに出かけた場所も、山間とはいえ道路縁の日当たりの良い斜面は乾燥気味。ツリガネニンジンもこんな調子。

植物調査の時に、標本採取してないものを採るのも目的の散策。ツリガネニンジンの根っこまで見たことはなかったが、ニンジンと名前が付くように、大きな根っこは中々掘り取れず、それに斜面の岩場で、ちぎれてしまった。完全な標本には×だろうと思うけど・・

そして何より驚いたのは根生葉。いつも草むらから出ている姿しか見てなかったが、根生葉だけ見たらツリガネニンジンと分かったろうか。検索で調べてみたら、一度刈られると丸い根生葉を出すと書いてあるところもある。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)キキョウ科ツリガネニンジン属
県植物誌には、変異が大きく・・中略・・環境別に其々『渓流型』『『蛇紋岩型』『冷温帯草原型』として標本を引用すると書かれている。
さしずめこれは『冷温帯草原型』だろうか。風の山にはないツリガネニンジン。此処で標本を採ってから、日陰の場所にきれいなのを見つけたけど採らなかった。写真ぐらい採ればよかったけどと思いながら、この日は写真もあまりとってない。

↓イタチガヤと教えていただいた花後の姿が、イタチの尻尾に似ているからだとか。
イネ科イタチガヤ属
イタチ、子どもの頃はイタチがいるとか聞いたことがあるが、実物はこんなしっぽだろうか。


↓岩にくっついていたのをはがして貰ってきたが、ノキシノブにしては少し違う。ツクシノキシノブだろうと言う事でこれもちょっと剥がしてきた・・県植物誌にはノキシノブと名前の付く植物6種類出ている。ニセツクシノノキシノブ(ノキシノブとツクシノキシノブとの推定雑種)調べていたら訳が分からなくなりそうなので、このくらいにしておこう。
ウラボシ科ノキシノブ属

昨日は(18日)、牧野植物園に講演を聞きに行こうと言ってきたけどどうする?と先輩から朝電話が有り、続けての外出もねえと思ったけど午後からだと言うことだったので、17日は早寝していたので、朝早くから起きて洗濯も終わり掃除もそこらあたり終わっていたので、出かけることにしたが、久しぶりに睡魔に襲われた講演だった(汗)行きはMYバスだったが(危うく乗り遅れる所で、先輩がもう来ないかと気をもんでいたらしい)帰りは車で一緒に我が家でコーヒータイム。↑これえいろうとちょっと自慢(笑)


↑この頃ご無沙汰している嶺北地方。
モチモチさん&ぼちぼちさんに、本山町の棚田の写真を送っていただいた。
お母様孝行の一日だったとか今頃は刈り取られて風景も変わっているでしょうね。昔のように、竹を組み立ててイネを吊るして干しているだろうか。こだわって作っている所では、天日乾燥もしていると思うけど、大方は刈り取りながら脱穀、乾燥機で乾かすのだと思う。子どもの頃足ふみ脱穀機でやっていたのも覚えている。乾燥が不十分だったのかどうか、庭にムシロを並べてモミを干していた。長い柄のついたモミを混ぜるものもあった。
棚田の風景から、昔の秋の風景を思いながら・・・10月5日モチモチさん撮影かな・・ぼちぼちさんかもしれない。適当ですみません。
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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
案山子 (金銀にゃんこ)
2015-10-19 23:59:15
こんばんは。今朝、出勤する車のラジオから、さだまさしの案山子という歌が流れていました。
写真を見て、今日はこの景色に出会う日だったんだと思ってます。
歌の歌詞ではありませんが、我が次男は、文字通り親の心子知らずで、たまに帰ってくればニコニコかと思えば、突然2750ブウブウと母親とやりあってます。
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おはようございます~♪ (karina)
2015-10-20 08:58:47
風さん おはようございます~♪

子供の頃の米作りは本当に大変やった。
殆ど手作業で田植え、稲刈り、脱穀、乾燥やった。
その苦労を見てきたので今でもご飯は一粒も残さんようにしゆう。

昨日は去年風さんと一緒に行った西赤石山のアケボノツツジの紅葉とカラマツの黄葉を見にいちょったけんどここも汗ばむくらいの陽気やった。
紅葉は丁度の見ごろでこじゃんと綺麗やった。
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 (金銀にゃんこさんへ)
2015-10-20 09:15:51
おはよう♪
元気でいるか 変わりはないか 友達出来たか 街にはなれたか 寂しかないか お金は有るか・・・
どのフレーズも、親の気持ちですね。切々と歌っていますよね。

たまたま、一昨日だったか、さだまさしコンサートをテレビでやっていましたが、加山雄三さんが、息子さんをアメリカ留学に送り出したばかり(16歳)の時に、この歌を聞き奥様と二人でボロボロ大泣きしたと、さださんに話していました。

お子さん、もうお家を出られる年齢になったんですね。小学入学式だとの話題、ついこの間のように思うのは年を取った証拠ですね(汗)

いつでも帰れば、金銀にゃんこ父さん達がいるとの安心。次男さんも頑張れますね。
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 (karinaさんへ)
2015-10-20 09:37:49
karinaさん、おはようございます♪
karinaさんも、農作業の大変さ分かっちゅうねえ。子どもの頃は、農作業もしんどいとさぼりながらの手伝いやったと反省(汗)
karinaさん所は、町やったきリヤカーで運べたろうけんど、実家はご覧の通りの山道、担ぎ上げるのも一苦労やったろうと今頃父の大変さを思う。

昨年は、折角連れて行ってもろうたのに、途中でもうえいと下りてきてごめんぜ、けんど上まで行かんでも楽しめたし、お蔭で東平で、あちこちの施設ゆっくり堪能できた。

昨日行ってきた?新居浜は太鼓祭りもう終わちょったかねえ。
従兄も太鼓担いだとか言いよったけんど、あれなんか危ないよねえ。
17日安田は、全然紅葉見られんかった。
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Unknown (Unknown)
2015-10-20 11:48:53
風さん  こんにちわ

棚田は日本の原風景だね。

いつまでも豊かな風景であればいいけど、

そこに暮らす人は大変かも・・。

農家の後継ぎもいなくなってるしね。

今はあまり見かけないけど、昔の人は、みん

な背骨が曲がってた。

今はコンバインで刈り取るけれど、昔は落ち

穂を拾ってた思い出があるよ。

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 (あかちょうちんさんへ)
2015-10-20 16:12:42
こんにちは♪
この文章は、あかちょうちんさんじゃないかなと思いますが、最近の私の感は衰える一方、間違っていたらごめんぜ・・・

植物散策の折、植林された場所に、垣間見える石垣に、昔はこのあたりにも人が住み、田畑を作っていたんだと思いながら通ること多々です。

泥田に入ることなく田植えして、運転するだけで、稲は刈り取られ、袋にモミが溜まっていく、あのころを知る私には、この差は農業に携わる人たちを、幸せにしたのだろうかと考えます。

農業、好きでないとできない業だと思いますね。

お米大好き人間お米を作ってくれる人に感謝です。
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Unknown (あかちょうちん)
2015-10-20 16:41:51
風さん

うっかり名前を入れてなかった
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 (あかちょうちんさんへ)
2015-10-20 16:57:30
あかちょうちんさんだとすぐ思ったのですよ。
コメント嬉しいです。ありがとうございます。
最近、忙しくもないのに、中々コメント残せなく、すみません。
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こんばんは (ひととき)
2015-10-20 21:39:55
ツリガネニンジンの根っこ、見たかったんです♪
ホントにしっかりした根っこですね。
切れた所は白くて牛蒡みたいですが、食べられるのかしら?
田んぼの風景は落ち着きます。
田舎は農家だったので、食べ物を残すと祖父に叱られました。懐かしいです。
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棚田の風景 (マスカット)
2015-10-21 07:19:33
紀州にも丸山の千枚田と言うのが有って懐かしく思い出しました。
山が多くて平野の少ない日本、米作りが盛んなので全国に棚田が有るようですね。

相変わらずあちこち出掛けられて新しい発見の日々。植物に詳しくなる一方ですね。

名無しさんの投稿、私もすぐあかちょうちんさんのと分かりました。いつも楽しくて読み返してしまいます
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