6月のベトナムは暑い。気温40度と毎晩の雨で、日本より蒸し暑い。街の交通手段はバイク。車の間をマラソン大会のスタートのように密集して走っていく。当然事故も多く、1ヶ月にジャンボジェット1機落ちたくらいの被害があるとのことだ。1台のカブ(50cc)に家族5人が縦に仲良く並んで乗って走っている。日本人がすでに忘れ去った、幸せがそこにはあるような気がした。
街は全体的に若々しい。ベトナム戦争で多くの働き手が亡くなったため、30代が社会の中心になっている(平均年齢は28歳位?)。日本の1/10位の賃金と思われるが、街は夜の1人歩きも大丈夫というほど安全なようだ。危険なのは道路を横断する時で、歩行者用の信号機はあるが、道路の半分を渡るくらいの時間しかない。赤でもバイクは自由に走るが歩行者をよけてくれるので、途中で立ち止まらないことが肝要である。