ジャガイモに、どろのソースをかけて食べる。ヌーベルキュイジーヌ。大阪のどろソースではない。アイマラ族の石のキッチンに運んできてくれたのは、正真正銘の茶色いどろである。これがなんとチーズのような味で美味しい。でも腹が心配でおそるおそる食べる。本物の自家製チーズも出してくれたが、こちらも美味しい。食べるどろはチャコといい、ジャガイモの芽の毒を中和したり、胃腸に良い成分が含まれるという都市(田舎)伝説がある。科学的根拠は全くの不明である。日本やフランスでも土を食べる店が流行の兆しをみせているが、きっとここが元祖であろう。
ツアーには含まれていないが、シュスタニ遺跡に向かう途中の道路沿いに土壁に囲まれたアイマラ族の集落がある。見学は一人5ソルのチップ。でも5ソルの小さな陶器の馬面のお守りをかったらチップ不要であった。
シュスタニ遺跡からウマヨ湖のテーブルマウンテン島を眺めるのが最高のビューポイント。遺跡に登るのが辛い人は、トイレの付近のベンチからも眺められるので是非。このテーブルマウンテンはビクーニャという最高級毛織物を飼っているということである。ところで、ビクーニャは中型犬くらいの小動物で、ひげの部分しか取らないので希少価値が高いということである。