What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

心の栄養(爆) 「世界のイケメン王子たちまとめ」

2011年02月08日 09時49分16秒 | 日常
 何も言うな!ただ鑑賞するんだ

世界のイケメン王子たちまとめ - チョコっとラブ的なにか

 個人的に、シュワちゃんの超ハンサム息子君は、このまま成長するのか残念な方向に行くのか、一番注目しております。
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栗本 薫 『ヒプノスの回廊 グインサーガ外伝 22』 (ハヤカワ文庫) 

2011年02月08日 09時19分16秒 | 
 私、発売日を10日と間違えてまして(汗)4日に発売になっていたにもかかわらず、コメントを頂くまですっかりスルーしておりました。昨日本屋さんに行ったら、最後の一冊だったんですよ!もうもう、ひたすらコメント下さった樽井様に感謝であります。


さて、六つの短編が収録されている中でも、問題作なのがタイトルとなっている『ヒプノスの回廊』です。ここに書かれたグインが追い求めていた「自分」と「かつて居た場所」、それと「アウラ・カーの姿」は、そうかも。と私は思うものでした。ずっとグインサーガを読み続けている皆さんなら、予想できた一つの結末じゃないでしょうか?栗本さんが亡くなられた今となっては、来るべきだった「グインサーガ最終巻」の結末がこうだったのかは、永遠に知る由が無い訳ですが(ため息)私は、嫌じゃないですよ。

長いこと「グインが何者なのか?」という謎が知りたくて知りたくて、グインと一緒になって、ずっと胸を焦していたんですが、作中でグインが、

>おのれの使命を見つけた。おのれのなすべきことを知り、おのれのいる場所を発見し、そして愛してくれる者達、俺が心から守りたいと思う者達をさえ見つけた。

とアウラ・カーに叫ぶのを読んで、グインと一緒に成仏してしまいました(苦笑)ずっと苦しい旅をしてきて捜し求めた「自分」は、立ち止まって振り返った時に、傍に居る人たちや関わってきた人たちが、教えてくれるんですよ。130巻かけてきたからこそ、このグインの言葉がずっしりと重く感じられる訳で、登場人物たちが成長し、年を取る作品と一緒に同じ仕官を過ごせてきて、幸せだったなと思います。

栗本さん、たくさんの喜びをありがとうございました。

ほんと、この本は、栗本さんからの読者への*最後の贈り物みたい。『グイン・サーガ』以外のお話(伊集院大介シリーズとか、六道ヶ辻シリーズとか、東京サーガとか)などの、色んな作品のエッセイが詰まっている感じです。『グイン・サーガ』をまるきり未読な人は愉しめないでしょうけれども、作家・栗本 薫の、いろんな味わいを楽しめる一冊です。

私は巻頭の『前夜』が、一番たまらんかったですよ~。神の視点(俯瞰?というのかしら)というのは、創作手法として凄く高度なんでしょうけれども、胸を打ちますね。(原爆投下前の日々を描いた映画『TOMORROW 明日』とか、もうどんな結末がくるのか観る側が知っているだけに、胸が詰まって泣けてしょうがなかったです)ターニア王妃が子供たちに願うこと・・・ただ泣けます。



*例えば、アガサ・クリスティーが『カーテン』と『スリーピング・マーダー』を書いて、読者がポアロとミス・マープルにちゃんとお別れできるようにしてくれたみたいに。








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