What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

大場 つぐみ/小畑 健 『バクマン。』 亜城木 夢叶の新作は・・・

2011年10月17日 14時40分17秒 | 漫画
 以下、昨日発売されたWJ45号掲載の『バクマン。』のネタバレがあります。コミック派または内容を知りたくない!と思われる方は、お気をつけ下さい。





























 WJ45号掲載の大場 つぐみ/小畑 健 『バクマン。』は、主人公たちとライバルの新妻エイジが、次の作品を生み出すべく試行錯誤するお話でした。

新妻エイジの新作は「超カッコイイダークヒーロー=ゾンビ」が主人公。それに対してサイコー&シュージンも「ダークヒーロー」を主人公にと考えます。でも、王道ネタでくるエイジに、邪道ネタで勝てるの日がくるのだろうか?と悩むサイコーは、遂に邪道から脱皮し、”亜城木 夢叶ならではの王道バトル”作品を描く決意をします。

で、新作の設定は「悪魔の力を悪として使う少年と、それと戦う悪魔の力を正義のために使う少年のW主人公」というものなんですが、これって『ウルトラマンガイア』の設定みたいと思ったんですよ。もちろんパクリとかじゃなくて、「少年少女向けの王道作品」を突き詰めると、ジャンルに関係なくたどり着く設定のひとつなんだなぁと。

『ウルトラマンガイア』には、ガイアとアグルという二人(?)のウルトラマンが登場します。ガイアに変身する高山 我夢は、アグルに変身する藤宮 博也と、ウルトラの力の使い方を巡って、がっつんがっつん衝突しますが、やがて理解しあい二人で地球を守るために戦うようになります。

>放映直前当時のキャッチフレーズは『正義の味方か、悪魔の使者か。』(wikiより引用)

見方や立場によって「ちから」の意味が変わるという考えは、奥深くていっきに作品に厚みが出ますね。主人公は人間を超越したちからを使う時、それは主人公だけの正義ではないのか?同じちからを持つ人間が現れた時、仲間となるのか対立するのか?少年少女向け作品ならではの「主人公たちの葛藤が見せ場になる」ところが、『ウルトラマンガイア』の大きな魅力のひとつだったので、作中作品とはいえサイコー&シュージンの新作が楽しみでたまりません。


 私の大好きな漫画作家、獸木 野生(元・伸 たまき)さんの作品『パーム』シリーズの中に「愛でなく」というタイトルがあるのですが、コミックの扉に「愛という名の元に多くの血が流れた」(すみません、うろ覚えです。コミックが入っている本棚が倒れたままになっていて、取り出して確認できないので)と書かれています。

獸木さんのHPにある「愛でなく」の解説文に、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

>ではなぜ「愛でなく」なのか?

それは「愛」を謳った媒体を見聞きしたり、誰かに「愛してる」と言われたり、場合によっては自分が誰かを愛したりした(と思った)ときに、度々こんな疑問が頭をもたげたからだ。

「それはほんとに愛なのか?」

こんなにも「愛」が氾濫していると、言葉だけが独り歩きをして、その意味などもうわかったものではない。あなたの言う愛と、わたしの言う愛は、本当に同じものを指しているのですか?そもそも愛とは何なのですか????

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とあって、それを読んで以来「愛」や「正義」といった心地よい響きの言葉は、”常に疑ってかかれ&多角的方面から検討しろ”という設定が、私の脳内にあります。


 さて、当代を代表する漫画作家の大場 つぐみ&小畑 健が、どんな風に「正義」を描いてくれるのか、すっごく愉しみになりました。それでなくとも『バクマン。』は、「漫画家が漫画家を主人公に描く」という究極設定がたまらんので(小説ほかのジャンルでも究極設定だと思います)WJ連載を読んでも良し、コミックでまとめ読みも良し、アニメを観るも良し、未読の方はちょっとだけ気にしてみて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日ハム 新監督に栗山英樹さん

2011年10月17日 08時42分21秒 | スポーツ
 このニュースを観て、

「えー!『熱闘甲子園』はどうするの?!」
「とんねるずの『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』の岩崎なおあきさんはどうするの?!」

と思ったのは、私だけでしょうか? 『細かすぎて』の栗山さんのモノマネ、すっごく好きなんだもん。


★「日本ハム監督に栗山英樹氏 大社オーナー「球団の方針を理解してくれる人」( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000000-spnannex-base )より引用

 日本ハムの来季監督にスポーツキャスターの栗山英樹氏(50)が就任することが16日、確実となった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする