What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

ヴィカース・スワループ 『6人の容疑者 上・下』

2012年09月06日 16時17分24秒 | 図書館で借りた本
 登場人物たちの絡み合いが頭の中で整理できなくて、何回も読んではもどり、確かめてはまた読み進むということをしました(汗)インドのお名前はそんなに苦にならないんですけどね。二転三転しても、ゆるぎない悪党たちの自己保身ぶりに腹が立つ!

○ ヴィカース・スワループ 『6人の容疑者 上・下』 (ランダムハウス・ジャパン)

 下巻の作者紹介のところに「映画化決定」とあったのですが、読後、確かに映像化された方が面白いだろうと思いました。上下巻使っての、6人の容疑者それぞれが「容疑者たる所以」がじっくり書かれていて、インドの巨大すぎる闇が前作同様暴かれていくんですが・・・・もう真犯人探しはどうでもいい感じ。ミステリー仕立てにしないと、6人+被害者の人間模様を描く理由が無かったのかもしれなけど、う~ん、普通の小説でも良いんじゃなかったのかしら。

前作『1ルピーの神様』もそうですが、物語を創るというか構成するのが上手いんですよ、この作者さん。それがかえって、もう純文学でも良いんじゃないのかしら?もったいないんじゃないだろうか?と感じました。そうしたら、売れなかったりするのかなぁ。



 図書館の今月購入の新刊をチェックしていたら、三浦 しをんさんのエッセイ『お友達からお願いします』(大和書房)があって、さっそく予約を入れました。三浦さんのエッセイ大好きなんです!どんなお話なのかな~と久々に三浦さんのブログを拝見したら、今年発行のもう一冊の本と、表紙絵にしかけがあるそうです。う~む、図書館で借りて読むのが信条の私には、ちょっと切ないしかけですけど、発行されたら二冊借りて並べてみようっと。あ~、早く順番こないかな♪

★三浦さんのブログ「ビロウな話で恐縮です日記 / 『お友だちからお願いします』発売中です」
( http://blog.goo.ne.jp/below923 )より引用

 内容は、いつもどおりの日常アホエッセイです。どうぞよろしくお願いします。

装画は、スカイエマさんに描いていただきました。きゃっほーい!とってもきれいでかっちょいい絵なので、みなさま本屋さんで見かけられましたら、レジへゴーだ。

レジへゴーしたほうがいいんじゃないかな、と思う理由はもうひとつあって、実は十月だかに書評集も刊行予定なのです(自分の本のはずなのに、刊行月すらうろ覚えという……)。そちらのタイトルは、『本屋さんで待ちあわせ』(大和書房)です。ただいま絶賛、ゲラ作業中。

そしてですね、『本屋さんで待ちあわせ』の装画も、スカイエマさんにお願いずみなのです!『お友だちからお願いします』と『本屋さんで待ちあわせ』を二冊並べると、カバーの絵に仕掛けが……。むぐむぐ、まだ内緒だ。

とにかく、二冊ともお手もとにそろえていただきたい!そういう願いをこめて、まずは『お友だちからお願いします』をおすすめする次第であります。スカイエマさん、美麗で楽しい装画を、本当にどうもありがとうございます!

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コメント (2)
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