What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「星空とともに」 仙台市天文台および全国の天文台で上映中

2016年03月01日 10時54分29秒 | 日常
 3月11日。日が落ちて、停電のせいで普段ではありえないほど真っ暗になった夜。二階のベランダから雪まじりの吹きすさぶ風の中で凍えながら見あげた満天の星空は、たぶん、生涯忘れないでしょう。あれは、亡くなった人の命の輝きでした。美しいとは思いませんでした。ただ、普段は街の灯りで見えない筈の、輝く星の数のあまりの多さに、大停電の規模が思い知られて、その状況の深刻さに打ちのめされました。

そして横を向けば、暗闇の中でなぜだか不気味に赤く染まった雲に、訳も判らずただ不安ばかりがつのりました(その当時は情報がまったく得られず、それがいつも買い物をしたり通り過ぎていた町が燃えていた、大規模火災のせいだとは頭が結びつかなたったのです)

震災当時を撮影した動画や写真を、私は観たいとは思いません。五年の歳月がたった、いまでもです。なので、この特別なプログラムを観る事はできません。
でも、もしも被災者の苦しみや辛さに寄り添いたいと思われる方がおいででしたら、「あの日の星空」を体感して頂ければ、もっと伝え合う距離が近くなるだろうと思います。



★「仙台市天文台 お知らせ / 「星空とともに」投映情報2016」
( http://www.sendai-astro.jp/news/2016/02/2016.html )より引用

 東日本大震災から五年。

仙台市天文台では今年も、2012年に天文台で制作したプラネタリウム番組「星空とともに」を投映します。また、今年も、全国の施設からお声がけいただき、各地のプラネタリウムで投映されることとなりました。(* 全国の上映箇所等は、上記HPをご覧ください byすず)


「星空とともに」

東日本大震災の夜、大停電の被災地を照らしたのは、見たこともないような満天の星でした。

その輝きに被災者たちは何を見たのでしょうか?

被災者から寄せられた星と震災にまつわるエピソードをもとに、仙台市天文台が制作したプラネタリウム特別番組。

<仙台市天文台投映スケジュール>

○日時/

 3月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)・・・17:40-18:20

 3月7日(月)、8日(火)、10日(木)・・・14:30-15:10

 3月11日(金)・・・14:00-14:40

○料金/無料(当日9時から整理券を配布)

○定員/各日270名

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