小学校の図書館に、ずら~っと『怪人二十面相』のシリーズが並んでいたんですが、当時の私はとにかく怖がりで、表紙が怖い!お話が怖い!と、まったく手をだせずにおりました。それが中学~高校生くらいから、徐々に怖くともお話を読めるようになって、なんとか読み終えたという感じ。ただ、読みづらい(苦笑)その読みづらさが、江戸川乱歩作品の妖しさや怖さを更に演出するというか、魅力のひとつであるのでしょうけれどもねぇ。なので、そんなに惹かれる作品たちではなかったんです。
ところが、綾辻行人さんがツイッターで『みんなの少年探偵団 2』について、
>「平山さんのが『溶解人間』というのは、いかにもですにゃ。」( https://twitter.com/ayatsujiyukito?lang=ja )より引用
と書かれておられるじゃないですか!がぜん読んでみたくなりました。
二年前に発売された「みんなの少年探偵団」(ポプラ社)をぐぐったらば、万城目学さん、湊かなえさん、小路幸也さん、向井湘吾さん、藤谷治さんという、なんとも素晴らしい作家さんたちが揃いぶみ。まずはオマージュ元のお話を読んだのが遠い昔過ぎて、あらすじさえ思い出せないという状況をなんとかしないと、愉しめそうにないですね。平山さんもですが、坂木さんのお話も読んでみた~い。大崎さんは、ここ最近のお話は好きじゃなくて遠ざかってしまっているんですが、これはどうでしょうね?
いま調べたら「1」は図書館に入っているので、「2」も入るかも♪読む前に、まずは江戸川乱歩のまとめくらいは読まなきゃなりませんね。
★「Amazon / みんなの少年探偵団 2」
( http://www.amazon.co.jp/dp/4591149412/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_3?pf_rd_p=187205609&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4591141713&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0F3K84FEADBWNEVB2GQY )より引用
江戸川乱歩生誕120年を記念して刊行され、テレビや新聞など様々な媒体にも紹介されて話題にもなったアンソロジー『みんなの少年探偵団』。2015年は江戸川乱歩没後50年ということで、市場も盛り上がりを見せているが、その最後の締めくくりとしての『みんなの少年探偵団』第2弾企画。
第2弾も、子供時代に少年探偵団と怪人二十面相の息詰まる対決に胸を躍らせた過去を持つ作家陣が集結。今作では、有栖川有栖、歌野晶午、大崎梢、坂木司、平山夢明という豪華5人が「少年探偵団」オマージュに挑む!
『未来人F』 有栖川有栖
『五十年後の物語』 歌野晶午
『闇からの予告状』 大崎梢
『うつろう宝石』 坂木司
『溶解人間』 平山夢明
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