いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

ウソの上塗り(笑)

2008年02月28日 21時53分42秒 | おかしいぞ
だから何度も言ったでしょ?
ウソをつこうとすると、大抵は余計なことを言うって(笑)。

<イージス艦事故>海保「けが人移送」も否定 虚偽上塗りか(毎日新聞) - Yahooニュース

(一部引用)

増田次官は27日の会見で、事故当日の19日午前、横須賀地方総監部から横須賀海上保安部に対し「救助活動で救命艇を下ろす際に負傷した乗組員1人と、部隊連絡のための幹部1人をヘリで搬送する」という連絡を行い、けが人は横須賀市へ、幹部は海幕へ、別のヘリで運んだと説明した。

 ところが、海保では、この連絡自体の確認ができず、19日午後、幹部1人(航海長)を搬送したとする事後説明については、海上保安庁が連絡を受けたことを認めたが、けが人の報告があったことは否定している。

 航海長の搬送については、実際には別々のヘリで行われていたにもかかわらず、海幕は当初、省内の幹部に対し「東京の医療施設に運ぶけが人の付き添いで航海長が同乗した」と説明し、この内容が報道されている。

 防衛省幹部の一人は「航海長を船から離れさせたことが露呈した当初、海幕は『航海長はけが人の付き添いだった』と正当化しようとした。実際には、けが人と航海長が別々のヘリだったため、報道された『同乗』という説明と矛盾が生じ、会見で増田次官が、けが人を運ぶ連絡もしたと主張せざるをえなかったのではないか」との見方を示している。

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ウソを固めようと余計なことを言ってしまって、かえってウソがバレる、と。
「ちょっと来いや」
みたいに安易に呼ぶとこうなってしまう、ということですかね(笑)。

求められるのは、誠実さ、客観的事実の尊重くらいではないか。それがあれば無駄にウソをつく必要なんかない。いいかい、自動車事故だって、どんな善人であろうと起こる時は起こるのだよ。悪い人じゃなくても、悪事を働いていなくても起こってしまうこともあるのですよ。重大な事故は、単独要因なんかでは普通は起こらないんだって。大抵はいくつものミスとか要因が重なって、エラーに対するバックアップが機能しなくなったりすると、重大事故が発生してしまうのだよ(参考記事:もんじゅと住基ネットと行政裁判 )。

だから、責任問題とかそういうのはあるとしても、償うしかないし、事実を述べる以外にはないのだから、余計なことをしようと画策すればするほど事態は悪化する方向に進んでいくだけだろう。


大体、艦隊司令部?とかにリアルタイムで情報とか報告が来てないこと自体が信じ難い。これでは「情報が共有されてない」ということは明々白々だわな。何でこんな体制になっているの?

イージス艦の漁船沈没事故について

普通は、次々と報告するのでしょ?
司令部みたいなところにいる人たちは、そういう情報を聞いていて、艦の状況がどうであったか、衝突時の様子とか艦の具合とか、色々と聞いているのでしょ?それでもなおかつ不明点が多すぎるってこと?そりゃ、司令部側の聞く人間が「必要なこと」を聞いていなかったのではありませんか?司令部側で状況の整理とかが事故発生から数時間経っても、何一つ進んでいなかった、ということでしょうね、多分。平凡に考えると、報告を受ける、必要なことを聞き返すとか指示を与えるに必要な情報を更に集めさせる、という具合に、幾度も交信が往復するわけでしょ?それでいて、状況把握が司令部側でできていなかったとすれば、これが有事とか重大事になればどうなるの?って話ですよ。

更に疑問なのは、石破大臣が直接航海長に会って聞き取りを行ったのかどうかだが、大臣が何で直接聞かねばならんの?
一体全体、どういう情報をあげるルートになっているんですか、って話です。他の国の軍隊がどうなのか、というのは知りませんが、映画なんかでは、一般の下級軍人から直に報告を受けてることなんて滅多にないのでは。大臣に必ず報告せねばならない情報というのは、かなり限定的なものではないかと思うのですが。いちいち細かい話まであげてたら、毎日士官クラスに何人も会わねばならんぞ?事故の状況とかについて、大臣が直接説明可能なものとそうではないものがあって当然で、「漁船と衝突」「漁船は沈没し不明2名」「現在捜索中」「艦は損傷軽微」みたいに、具体的かつ簡潔な情報になっていないと無理だって。大臣は「事故調」みたいに事故の発生原因とか因果関係とか過失責任とか、そんなこと説明できるわけなかろうて。脱線事故の報告書とか見た?あんなに詳しく調べることは大臣にはできません。大臣に必要なことはそんなことではない。

行方不明者の捜索状況はどうなっているか、海保の捜索状況とか、他の海自の航空機や艦艇の出動可能状況はどうか、近隣にいる艦船はどうなっているか、司令部にいた詳しい情報を知る人間を1人よこしてくれ、とか、会見準備はいつ頃からとか、そのくらいの分量でないと無理だって。大臣は超人ではない。情報処理能力に限界がありますって(笑)。しかも、たった一つの事案しか処理できんだろ、これじゃ。まったく何をやってるのか、と思いますね。

仮に自衛隊の活動している地域が広がってごらんなさいな。
・○○地域で国連軍に銃撃があり、何名死亡、自衛隊の誰だれが死亡した模様
・○○海でナニナニが攻撃されました、どうしますか
・○○軍の潜水艦が領海侵犯、どうしますか
・○○で大規模災害発生、ナントカ軍と共に緊急海外派遣しますか
みたいに(全くの架空だけど)、同時進行でいくつもの出来事を処理せねばならんでしょう。
大臣が全てについていちいち細かい状況を聞いて、会見で説明したり答弁したりできっこないんですって。当事者から直接情報を聞かねばならないというのは、重大危機とか超極秘事項くらいなのではないか?それ以外は、基本的に定められたルートで報告が上がってこないとオカシイでしょ。そうじゃないと、処理速度が遅れるだけだ。


まず事故は事故として受け止め、出来る限り誠実に対応する以外にはない。それができないと不信感が大きくなるだけ。今回の防衛省の対応みたいに。信頼が裏切られると、そこから先はみんな不信感の塊みたいになってしまうので、余計に事態が悪化する。
事故防止には対策を考えることが必要。責任追及とは別問題。過失についても、調査が進まないと判らない。

自動操縦の問題とか、ちょっと似ているのが人工呼吸器の事故かな。自動で行われているが、アラームに気付かなかったとか、リークやチューブが外れていたことに気付かなかった、とか、色々とあるわけだが、かといって、24時間手動換気ができるのか、という話。マスメディアが叩いてみたところで、自動操縦の何がどう悪かったか、なんてことはどうせ判りっこない。仮に自動操縦がよくなかったとしても、それでどんな回避とか対策が講じることができたか、というのは別だと思うけど。艦長が寝ていたとかも、あたかも艦長が起きて見てろ、みたいな雰囲気があったりするが、寝るのは普通だと思うけど。24時間体制で起きていられる艦長なんて存在せんよ。そういう問題ではないだろう。仮眠をとっていました、って、別に悪くはないんじゃないの?何でそんなことを責めるの?


普通に考えて、デカい船と小さい船なら、デカい方が大きく動くのはかなり難しいように思える(素人考えなんだけど)。小さい船の方が回避行動を取りやすい。あと、どっちに、どういう具合に動くのか、というのがよく互いに判らない時に、動くとかえってぶつかる、ということも有り得るかも。廊下とかドアで、相手が向こうからやってくる時、右に避けようとして右に動くと相手も同じく動いてしまって、進路が塞がる、みたいな。船の場合には舵の切る方向が決まっているそうなので、その通りに行えばいいのだろうと思いますけど、複数の船団であると全部について進行方向の激突可能性を判断できるか、という問題があるかもな、と。

ヘンな喩えだが、ミミズが割と速い一定速度で進んでいく時、前方にアリの群れがあるわけだ。さて、このミミズが個々のアリとの激突を回避する行動がうまくとれるかどうか、ということ。ミミズが右旋回して完全に横向きになった後、アリさんたちは横っ腹にぶつからずにうまく通過できるかな。大型の船が横方向に向くと単純に長いのであって、相手が進んできた場合にはぶつかる可能性はどうなのかな、とか。真っ直ぐ進みます、という意思表示をしていたつもりだったとしたら?先の進路の譲り合いで塞がる例ではないが、どっちにも寄りませんよ、ということを直進で伝えていたつもりだったのなら、相手側の回避行動は判断しやすいと考えてしまうかもしれないし。だって、小さい方が避けやすいんですもん。むしろ、意思表示が不明確の方が、双方避けようとして進路が塞がることはありそうな気がするんですが。しかも、舵を漁船団のいる方向に向かって切らなければならない、ってことでしょ?旋回半径というのか、何というのか判りませんが、イージス艦みたいにデカい船だと相当大きく回らねばならないだろうから、漁船団方向に突っ込む可能性とかは考えませんかね?漁船一つごとに速度と距離を計算して、右に回頭していった時、全ての漁船を回避できる、みたいにはじき出せますでしょうか?速度が遅い漁船があったり、減速された時にはどうなりますでしょうか?


要するに、そういったことは詳しく調査してみないと判らないので、その結果を待つしかないのですよ。判断としては、このまま行く方が回避できる、ということだからそうしたのであって、ぶつかりそうだと思っていながら突っ込んでいく人はいないと思うのですよ。双方とも「避けられるはずだ」と思いながら進んでいくからこそ、ぶつかるんですから。田舎道でもあるのが、右方向から続く斜めの道を車が走ってきて、互いに見えているのにぶつかってしまう、という典型的なやつです。あれも、見え方の問題というか、相対速度の落とし穴みたいなものだったと思うけど、互いの距離感とか速度を錯覚してしまって、わざわざぶつかりに行くことになってしまう、ってやつですね。互いに間違って見えてしまう、ということなのです。どちらかが速度を変えたり、ほんの僅か(ほんの0.5秒くらいだろう)でも通過時刻が異なれば回避できていたのに、何かに魅入られたように双方が激突に向かって進んでいく、というようなことなんですよ。事故というのは、そうやって起こってしまう、ということです。


過失の有無とか責任問題というのは、詳しい調査結果が出ないことにはまず判らない、ということが、守られるべき原則ではないかと思います。事故は双方にとって不幸な出来事なのであり、どっちが悪いとか以前に、不明の船員の方の捜索を全力で行う、お詫びするべきは真摯に謝罪する、原因究明に協力することを確約する、そういうことが必要なだけです。

ウソで誤魔化そうとするのではなく、部下を信じ守るべきことは守る、ということが必要なのではありませんか?マスメディアから守ってあげられるのは、事故関係者ではなく幹部や大臣だけなのですから。それは、事実に基づいていなければできないのです。ウソからはウソしか生み出されません。



世界は広いね

2008年02月28日 17時59分38秒 | 外交問題
先日米軍基地について書いたのですが、また別な国で米軍駐留反対に関する活動が出ていたのでご紹介。


キルギスタンの活動家、「反米軍基地ソング」を募集 世界のこぼれ話 Reuters


中央アジアでは、反米色が強いのか?
でも、一度は駐留を認めているわけだしね。これには何か理由があるのかも。
きっと、うまいこと言って基地を使わせろ、と居座るんだが、住民たちからの反感が強かったり、ご当地の政府に対しても、どこかの国(笑、極東の島国?)に言うみたいに高圧的なんじゃないか?

まあマナス基地も失ってしまえ、とか、心より願っております。

◇◇◇


さて、・・・・

番長は自分が世界で一番偉いと思っているから、人に頼み方を知らないのかもしれないね。そもそも礼儀知らずなのかも。だから嫌われるに決まっている。

命令するだけは得意だが、礼節も恥も持たない連中は世界中で観察できるから、大体想像はつくけど。
そういう国の兵士にレイプされることは、遺憾で恐ろしいな。

その国の連中って、嫌がらせだけは1級品(!)なんだよ。
悪知恵だけは、本物なのさ。
知る人ぞ知る「ラビニア」とおんなじさ(笑、判るかな?)。
ああっと、「ラビニア」の出身国はどこだったか?確か石油王の娘という設定ではなかったか?(笑)

あまりにピッタリで、偶然の一致に驚くね。
大変うまく描けているよ。


確かに私は漫画とか映画や小説なんかの物語の中でしか考えたりはできんな。知識が豊富で、知的で頭のいい人たちとは違うよ。下品だしね。言葉も汚いし粗野だ。知性の欠片もない。それが真実なのだから、隠してもしょうがない。いつもの喩え話も低次元の寓話だから。

でもバカはバカなりに、生き延びる為に考えているのさ。



乳を与えてくれるものを母とみなす

2008年02月28日 12時24分49秒 | 俺のそれ
やはりイナゴは怖い。ネットの方のじゃなくて、本物のイナゴ。
「イナゴにィィィィ食い尽くされたァァ」とかも関係ないね。失礼。

昔、NHKの「大地の子」を観た時、涙が止まらなかったことを思い出した。
中国人は逃げのびる日本人たちに助力をしてくれたり、子どもたちを助けてくれた。中国残留孤児の人たちが中国で生きられたのは、残虐な日本人ばかりではなかったからだろうと思っていた。中国の人々に大勢の日本人は助けられたんだ。日本人には残虐行為を行った人たちは大勢いただろう。けど、ごく普通の日本人も大勢いたと思うよ。中国人と共に生きていた日本人たちはいた。日本人だという理由で殺された人はいた。けど、助けられた人もいた。

歴史の荒波は容赦がない。手加減も憐憫もない。ただただ偶然の出来事が次々と襲い掛かってくるだけだ。そういう中で翻弄された人たちもいたし、苦渋の決断を迫られた人たちも、我を失った人も、悪魔のような所業に身を焦がした人も、色々といたんだろうと思う。それは日本人も中国人も関係なく、人間であるが故に、そうなってしまったんだろうと思う。


livedoor ニュース - 日本軍は6万の軍隊で、なぜ30万の中国軍を全滅できたのか=1942年の内情

(以下に一部引用)

当時の新聞「大広報」を調べると、飢餓や被災民の実態が書かれていた。「河南の人々は木の皮と野草を食べている。被災者は号泣しながら、物乞いをする」と記者が記す。「きのうは男の子が野草の毒にあたり、きょうは女の子が餓死した。明日は別の子が凍死するのを見るだろう」と記載されていた。「15、16歳の娘が娼婦として売られる。四斗の穀物も買えない」。老人や子どもなど体力のない者は一日中死を待つのみ。

 蒋介石の官邸(重慶・黄山)は、美味しいコーヒーが飲める、豪華な生活だった。しかし、河南省の農民は草の根や木の皮を食べていた。それなのに、蒋介石は災害を信じず、税の徴収をゆるめるな、と厳命したのだ。この厳命によって何が起きたのか。抗議運動が起きた。しかも、どれも散発的だった。

 「(農民の供出した食料を食べる)健康な軍隊が、抵抗運動を鎮圧した。土地を離れる被災民が大量に発生した。役人はこの農地を買いあさって金もうけをしていたのだ」と腐敗した役人の搾取が述べられていく。

 河南省の3000万人が全員餓死したわけではない。1割の300万人だ。残る9割は何を当てにして生きていたのか。大干ばつのあとの土地に期待していた。しかし、自然の暴君は河南の農民の生命を脅かしつづけた。翌43年の秋にはイナゴの害が発生したのだ。イナゴの群れが爆撃機のように上空に舞い、一斉に急降下し、農地を襲いかかり、2時間もすれば、作物はなくなっていた。イナゴが来て、人間が死んだのだ。

 では当時、なぜ河南省の人は絶滅しなかったのか。それは日本軍が侵略してたきたからだ。「1943年、かれらは皇軍の軍糧を放出し、わが故郷の人々の命を救ったのだ。それを食べて元気になった」と語る。そこには日本軍の動機は、戦略的な意図、政治的な陰謀があった。庶民の心を買収したのだ。

 河南省の人たちは、「生き延びるためには、乳を与えてくれるものを母とみなした」と語る。侵略者の日本軍を支持し、猟銃をとり、青竜刀や鉄の鍬(くわ)で、中国軍に襲い掛かったのだ。1944年には、日本軍は6万の兵士で、わずか3週間、かれらの目標を占領した。かくして30万の中国軍は全滅した。

 1942年の旅を終えた劉震雲さんは、こう自問するのだ。「飢え死にして中国の鬼になるのがよいのか。それとも、飢え死にせずに亡国の徒になるのか」。祖父の代には後者を選択したのだ。

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大干ばつ、大飢饉。爆撃機のように襲ってくるイナゴ。
腐敗した役人や軍隊。売られるおんな子ども。
まさに漫画やベタなドラマのストーリーを地で行くような話だ。けど、これが現実なんだ。300万人が餓死するのも酷いが、それでも「生き延びた」人々がいたのは、偶然にも日本軍が侵攻してきたからだった、ということだ。これが日本軍を正当化するものではないことは当然なのだが、それでも当時に「皇軍の軍糧を放出」して多くの人々の命を救えたのだ。たとえ庶民の買収であろうが何であろうが、生きていること、そのことが全てだと思う。

「生き延びるためには、乳を与えてくれるものを母とみなした」

辛い決断ではあったかもしれないが、何となく判るような気がする。
腐敗した軍隊や役人たちにどんな目に遭わされたのか。変えようのない地獄、死を待つしかない民衆。生きる一縷の望みを授けてくれたのは、日本軍だった。生きる為に、選択をした。飢え死にするより亡国の徒を選ぶことで、多数が生き延びることができたのだ。それが間違っていたとは、多分誰にも言えないだろう。

歴史とはとても不思議だ。
もし日本軍が侵攻してこなかったら、もっと餓死者たちは大勢出ていたかもしれない。軍糧を食べて、日本軍と共に戦うことを選んだ中国人たちには、彼らなりの物語があったのだと思う。善い悪いとか、そうじゃないんだ。
戦争は悪い、これはそうだよ。酷いことだ。けど、餓死を選ぶよりは、生きて戦いを選ぶ、という中国人たちは大勢いたのだ。そういう時代だった。