いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

マツダのハイデッキデザイン

2008年02月07日 22時00分34秒 | いいことないかな
うーん、新型はそうなの、と思ったが…

【マツダ アテンザ 新型発表】5ドアHB発のハイデッキデザイン | Response


これが主ではなくて、昔の話。
超マイナーだと思うけど、HB・ハイデッキ風デザインで大敗北を喫した歴史があったような、と。


マツダ・エチュード。
知る人ぞ知る、短命に終わった車だ。

こんな感じ。CMが見られたよ。
マツダ 無料動画共有サービス RAGUUN   ラグーン


どういうわけか、マツダはハイデッキが好きらしい(笑)。
当時のエチュードはそこそこ好きだった。1.6ℓDOHCで動力性能も特に問題なく、価格面でもお得であった。
が、ホンダプレリュードの爆発的人気の前に、敗れ去っていった。
プレリュードの妙に軽いハンドルと切れ込むような回頭性が思い出されるが(持ってたわけではありません、人さまのをちょっと運転したことがあるだけ)、それに比べるとエチュードは地味であった。堅実ではあったと思うけど。


さて、昨今の売行きは知らないが、マツダはアテンザとかアクセラとか、スポーティなタイプを出しているので、今度は勝ちにいけるのか。ハイデッキデザインの運命は…?(笑)




農業と建設土木へのお答え

2008年02月07日 20時36分21秒 | 経済関連
前の記事にコメントを頂戴したのですが、答えが長いので、記事でお答えしたいと思います。


>どこかの秘書の記載のようです。なにか、その分野で投稿されてある文章のようです。

いえ、私は秘書などではありません(笑)。私は議員秘書の言うことを参考になどしたことはありませんね。通常の政治家の多くは秘書ともども、あまり役立つアイデアなどを出したりはしないでありましょう。もしそんなに有能な人たちが揃っていたのなら、もっと違う社会になっていたのではないかと思います。

因みに、一般のgooブログはアクセス解析ができないので、どこの人が読んで下さっているとかは一切不明のままですが、中にはウチの記事に書いたようなことを真似てる人たちがいるのかもしれません。ひょっとすると、「朴李」さん(笑)は秘書レベルにいるのではないでしょうか。私自身は大抵は自分の考えが優先されているのでは、と思っておりますが、他の方のご提案でも同じようなものがあるのであれば、賛同者を増やせる可能性はあるのかな、とは思います。


何故農業と建設土木を取り上げるのかといえば、地方の問題が語られる時の大きなテーマであり、足枷になっているからです。地方の農家が苦しい、土建屋が苦しい、となれば、議員たちは票を得る為に地方に金を取っていかねばなりません。それは自民も民主も同じようなものであり、公明党も冬柴大臣を見ればお分かりのように本格派の道路族(笑)みたいです。選挙の為に、地方の構造転換は進まず、それに連なっている地方議員たちが大勢いることも災いして、余計に問題が大きくなっています。

はっきり言ってしまえば、農家と土建屋を生き長らえさせる為に、公共事業だの道路予算だの農業補助金だのという様々な予算を配分せねばならず、談合などもそれらの分配システムの一部であったろうと思うのです。これをいつまで続けるんですか、という話です。
かといって、現実に農家や建設業を営んでおられる方々に、あなた方がお荷物となっているのだから別な仕事に就いて下さい、とも言えるはずもありません。これまでやってきた仲間たちが、1人また1人と抜けたり廃業したりしていくのを座して待ちますか、ということなんですよ。

今は余る農家や土建屋は大勢いるかもしれません。その方々が引退するまでの間に、引き継げるものは引継ぎ、事業そのものの持続性を高めることは必要です。そう遠くない未来になれば、総人口そのものが減少しますので、必要な部門として存続可能であろう、ということです。農業従事者は一段と高齢化が進むでしょうから、一朝一夕には生産者を増やすことなどできないと考えています。この過渡期というような今において、地方票の動向に大きく影響するからといって、公共事業や道路などに無駄に注ぎ込むくらいなら「未来に投資すべし」ということを実行してもらう為に、地方の方向性とか産業構造を転換していきましょう、ということを提案しているのです。

このままでは土建屋さんたちだって倒産していく一方でしょう。「苦しいから何とかしてくれ」とお願いしているのは、今土建屋だから土木工事をくれ、ということですが、それを止めてもらうということです。何らの手当てもせずに放り出すことなどできませんので(地方では仕事が見つけられないでしょう)、明日から別な仕事を用意するので従事して下さい、給与は援助します、という方向に切り替える、ということなんです。この就業を断って別な給料の高い仕事に就ける人たちは、それで転業してもらって何ら問題ありません。でも、殆どの方々が土建屋を止められないというのは、そんな仕事に就けないからでしょう。だから倒産するまで耐えようとすると思うのですよ。

ですから、土建屋を止めてもいいよという方々には雇用をまず確保し、機械類の処分も手当てし、転業しやすいようにすることが道を開く第一歩になるのではないかな、ということです。業者数が減ると仕事がなくて待機していたり、失業手当で暮らしていた同業者たちには仕事の回る率が上がるでしょうから、同業者を救うことにもなるのです。強みのある企業には継続してもらい、もうダメかもしれない、このまま行けば潰れるかも、という将来に不安のある方々には別な道を用意してあげる、ということです。公共事業費とか道路財源を削る代わりに、そうした人々の支援にお金を使う方がはるかにマシです。

災害対策というのは、将来の人口構成を見据えてのことです。地方では人口減少が明確に出てくるでしょうから、計画性を持っていないと、いざ重機が必要となっても「誰も操作できません、機械もありません」では困るでしょう。その出動を確保する代わりに、機械維持に係る費用を一部負担してあげることも、地域によっては必要なのではないのかな、ということです。いくら「生産性の高い情報通信産業に従事せよ」みたいにいっても、現実に全員がその職業であると「誰も作業できない」みたいなことが起こりますから。引き受けたくない人は断ればいいだけで、ただし費用補助などの特典は得られないというだけです。


できれば、農業の方々とか建設土木業の方々とかに、「本当に、今のままでいいと思いますか」ということをお尋ねしたいです。将来の不安があるのではありませんか、ということをお尋ねしたいと思うのです。
後を継ぐものもいない、将来性も発展の見込みもない、生活が苦しい、このままでは潰れそうだ、そういったことがあるのなら、「今こそ変える時ではありませんか」と申し上げたいのです。

せんべいみたいな薄っぺらい板の上に、大勢の人たちが乗っかったままでいても、いずれ端っこの方から重みに耐え切れずに割れて落ちていくだけなんですよ。板の大きさは、小さくなることはあっても大きくなることはないでしょう。「降りる人たち」を増やすことができるなら、板は割れずに助かるんです。でも、みんなが乗っかったままで、「俺たちに板をよこせ」と言っても、それは無理なのです。みんなが乗っかっているばっかりに、余計に大きく割れて大勢が下に落ちていってしまうのです。だから、板が割れきっていない今のうちに、助けられる準備をしなくちゃいけない、と思うのですよ。


私のような、農家も土建屋さんも経験のない人間があれこれ言うのは、確かに問題はあろうかと思います。が、農家を農家のまま救おうとするとか、土建屋さんが潰れないように土建屋であり続けるのを維持する方が、多くのコストがかかってしまうのではないでしょうか、ということなのです。国の財政も厳しいらしい(笑)ですが、地方財政だって苦しいことに違いはありません。そうであるなら、時間や資金を無駄にする猶予などない、と思っています。




エコの観点から農業は…?

2008年02月07日 00時13分35秒 | 社会全般
うーん、確かに当たっている部分はあるが、誤解みたいな部分もあるかも。いや、私自身が農業のスペシャリストでも何でもないので、明確には言い切れないのですけれども。

はてなブックマーク - NHKクローズアップ現代:「国産農産物を食べる方がCO2削減につながる」……これはウソだ!

気になったのは、元記事のこの記述。
『国産農産物しか使わない北海道の外食チェーンの例を挙げて、外国の農産物を使うと輸送などに石油を使うので国産農産物を食べれば二酸化炭素の削減につながるとの報道。これはどう考えても間違っている。』

実際にどうなのか計算してもらわないと判りませんけれども、トラック輸送の距離の問題とかあるのではないかと思ったりしますが、どうなんでしょうか。「地産地消でCO2排出量が増加する」というのは必ずしも当てはまらないわけで。別に、北海道の農業が悪いわけでもありますまい。

あと、fromdusktildawnさんのコメントで
『石油漬けの農業が、地産地消とか、食糧自給率とか言っても説得力ないよね。石油の輸入ができなくなったら食料生産が止まるような農業の自給率をいくら高めても、たいして国家の安全対策にはならないんじゃ?』
これもちょっとアレだな、と思ったので、書いておきたい。


まず散人氏の方は勘違いなのか、農業についてなどよく知らないのに知ったかぶりなのか不明ではあるが、農業が割りと多い北海道に対する偏見か何かではないのかな。ま、麻薬を警察で売れ(警察が麻薬の売人になるって?)、とか仰る方ですので、ナンですが。

野菜などのハウス栽培だが、北海道はめちゃ寒いので、冬期間には殆ど栽培されないでしょう。真冬にハウスで栽培して採算が取れるわけがない(笑)。主に出回るのは内地のものだけであろうと思われます。ハウス栽培が行われるのは雪解け期くらいで、春先~5月頃くらいでしょうね。大抵は、高知、宮崎、千葉や茨城産などが主流ではないかと思われます(調べたわけではないので不正確かも)。
脳内想像ではかまくらみたいに雪の中にハウスが建っているようなイメージを抱いているかもしれませんが、そんなことはできっこないでしょう。潰れますよ。重みで(笑)。なので、冬期間にハウス栽培をやれる地域というのは、日本でもかなり限定的な地域(気温が高いとか大消費地が近いとか)ではないかと思いますが。北海道は地面ごと凍結するのが普通でしょうし(笑)。

一つ言っておきますが、ケーキにイチゴとか食べるのを止めて頂ければ。クリスマスケーキ不買運動でもやって下さい。
あと、国産のトラック輸送の野菜を食うのを止める宣言をすれば、農家はハウスにエネルギーを使うな、という主張も説得力が大変増すでしょう。路地物が出回る期間以外では、キュウリやトマトやピーマンとか食べるのを止めて下さい。漬物専門でお願い致します。外食産業のお世話になるのも止めて下さいね。輸入物が多く使われていますので。
「石油漬け農業」を批判するには、それ相応の自覚でお願いしたいな、とは思います。fromdusktildawn氏もその覚悟はおありでしょう。


因みに、輸入物を使うのは大手外食産業が多いのではないかと思いますが、輸入野菜というのは多くは「船便」なんかではやってきませんので、ヨロシクです。航空便なんですよ。イマドキ、野菜が船で来ませんわな。船で運んだら、殆どがダメになってしまいます(笑)。大手企業であれば、海外からの大量買付けみたいなことが可能なので、国産で調達するよりもコストが抑えられる、という理由で、空輸等輸送コストを払っても安定的に安く買えるということでしょう。

あと、仮に船便で来るとして、港に到着後、そこに消費地があるんでしょうか、って話だわな。これは空輸でも同じですけど。トラックの輸送コストやCO2排出はゼロにできるんですかね?まあ、「日本全国どこにでも船着場があるはずだ、船便で横付けできる」みたいな幻想でもあるのかもしれませんが。それから、トラック輸送云々を言うのであれば、ネットで買うとか宅急便を使うとか、そういうのも一切止めてくれれば削減効果はかなりあるでしょう。野菜の輸送よりも、はるかに小口の輸送が圧倒的に多いでしょうからね(笑)。昔みたいに、チッキで届いた荷物を駅に取りに行く制度に戻すべきでしょうね。自分の足で歩くとか、自転車で駅まで取りに行ってもらえると大きく削減できるでしょう。


農業を企業化すると、ハウスの性能をアップできる可能性はあるので、電力化に移行するなど熱効率を改善できる余地は大きいということになります。また、メロン1個に灯油缶一缶必要だとして、その消費量は微々たるものでしょうね。夕張メロンでどれくらい石油を消費しているのか知りませんが、全体に占める割合は微々たるものだろうと思います。通常は夏場の収穫ですので。ただ初セリにかかるようなメロンなんかだと栽培開始が早い為に、ハウス栽培で石油を使うと思いますけどね。それでも生産個数は少ないので、使用量はたかが知れているでしょう。大半は大都会なんかに住んでいて、年がら年中野菜を食べているような人々の為に、多くのエネルギーが消費されているでしょう。農業にエネルギーを使うのを止めろ、とか言う人たちが率先して外食産業の利用は一切止めて頂けることでしょうから、効果が期待できますね(笑)。
あと、牛肉ね。牛丼だの、ハンバーガーだの、焼肉だの、牛肉消費を止めてもらえれば、かなり効果があるでしょう。輸入牛は特にエネルギーが多く使われているので、食べないようにしてもらえれば有り難いです(参考:アメリカ凋落の日、この記事にはCO2が多いと書いてしまいましたが、ゲップはメタンが多いみたいです)。


石油の輸入が止まれば食糧が生産できなくなる、ということはないでしょうね。効率的ではなくなりますが、昔と同じような農業をやれば、食べていくことは可能でしょう。現在の食生活とか便利さとか、そういうのを捨てると食べることはできるでしょう。そもそも石油の輸入が止まれば、農業どころの問題ではなくて、電力供給そのものが原子力とか水力などになってしまい、消費量を賄えなくなります。一般の社会生活に甚大な影響が出るでありましょう。


環境問題を考える上で、農業だけに石油消費を止めろとか言われても、みなさんが納得するものなのでしょうか?
細かい話は別としても、国産の地物野菜を消費することは、トータルで見ればCO2削減効果はないわけではないと思いますが、いかがでしょうか。

「これはウソだ!どう考えても間違っている」とか、「説得力がない」とか言うのは自由ですので別にいいですし、農業批判をしたいとかも構いませんが、農業だけにその責任がある訳ではないこと、誤った認識に基づいた農業批判は説得力に欠けること、というのが率直な感想です。