生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

不可解な人の存在の意味:その3

2013年10月05日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
もし気になる人が自分の人生から消滅したら、多分、人は幸福にはなれません。当たり前の哲学ですが、この当たり前がなかなか心底納得出来ない領域のようです。私は中高生時代、好きな先生と嫌いな先生がいましたが、今の私の幸福は嫌いな先生のお陰です。英語先生が一番苦手でしたが、20代から60までは英語が生きていく上で一番大事な言葉でした。中高時代の英語教室での挫折と劣等感が私を奮起させたのです。嫌いな人の存在は(1)自分の健全な人間観を育てる、(2)極度に厭な感情を体験させ、感情の抑圧の不健康さを教え、14の防衛機制(つまり、フロイドの14の防衛機制のことですが、抑圧、感情の転移、合理化、昇華、逃避等の、切ない人生体験をさせてくれる)から生まれてくる大人の知恵を無言の内に、人間教育をさせてくれている、(3)厳しい現実社会を生き抜く「現実吟味力」を育ててくれる、この3つは、明るく元気に生きていく必要条件で、この知恵を嫌な人は、どんどん教えてくれ、その存在の意味は実に神秘的でもあります。嫌い、嫌いと、哲学しないで、感情だけで日々を送りますと、人は必ず、身体症状が出てきます。嫌な事、嫌な現象、嫌な人の「存在の意味」を哲学する事が幸福への道のようです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:59>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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