3時に起きるつもりだったが、浅い眠りと覚醒を繰り返し、結局2時半に起きた。シャワーを浴びて朝ごはんを食べ、支度をして3時半に出発。かなり寒い。8度とか。
駐車場開場の4時ちょうどくらいに着いて、自転車を組み立てたり準備をし、車で軽く仮眠を取った。
5時に並んで5時40分にスタート。すでに5時と5時20分の組は出発済み。空は曇り、かなり寒い。8度くらいとか。ジャージは夏用だが、脚全体を覆うレッグウォーマーと長袖のインナー、長袖のレインウエア、ネックウォーマーを付けてなんとかといったくらい。強度高めで走って身体が温まるのを待つ。
しばらくはゆるいアップダウンの道が続き、のんびり走っている先発組をパスしながら突っ走る。と言っても、あくまで公道走行なので、一時停止などの交通法規はきちんと守る必要がある。実際のところ、ルート上の一時停止が多く、ちょっとテンポ悪かった気もする。途中、5分くらいパラパラと雨が降り、ヤバイなと思ったがすぐに止んで助かった。
第1エイドは森林公園内。普段は自転車が入れないところらしいが、今日は大賑わい。補給食として、ジャム入りのコッペパンとまんじゅうをもらった。まだ腹は減ってなかったので、コッペパンだけ食べて、まんじゅうはポケットに入れ、後で走行中に食べた。身体と気温が温まってきたので、レインウエアを脱いだ。
しばらくゆるい坂道が続く。田園の中を走るのだが、明け始めた空と遠くの山、水の張った田んぼのコントラストが美しい。途中脚を止めて、何度か写真を撮る。
第2エイドまで来ると、辺りはちょっとした森の様子。第2エイドも、先ほどとは違った森林公園の中にあるのだが、公園内の曲がりくねった散策道をなく走り、舗装されているとはいえ、ちょっとしたシクロクロス気分。第2エイドでは、ネギ味噌を乗っけたおにぎりとクレイジーソルトをかけたレタスを食べる。レタスも良いが、おにぎりはかなり美味しかった。あと、地元の人が作ってくれた漬物もあったが、結構な強度で走ってきたのでポケットそこまで箸をつけられなかった。ネックウォーマーとレッグウォーマーを外し、本気モード。
第2エイドを出てからは、山の麓を横切るような道を走る。途中いくつかの湖畔岸の道を走ったりするが、人気がなく静かだ。今回のイベントのルートは、梓水苑からほぼまっすぐ北上し、白馬のあたりで引き返して戻ってくるというもの。約70kmを北上するが、行けども行けども盆地の中なので、長い時間乗ると流石にちょっと滅入って来るような雰囲気もなきにしもあらず。しかしながら、ルート北端に近づけば、雪を戴いた山頂が覗き、南アルプスの南端が視界に広がる。
第3エイドの補給食は冷麦。その他のことは、あんまり覚えていない……。
第3エイド以降も湖畔沿いの道がいくつかあるが、割と広い街道を通ることが多かった。線路を横切る機会があり、通過待ちで止められたがかなり稀なタイミングでは。2両編成だった。この辺りまで来ると、道の広さの割に車通りが少なく、気持ちよくスピードを上げられる。
第4エイドは折り返し地点、古代米(?)のおにぎりと豚汁。お腹が空いていたので、ぺろっと美味しく頂きました。
折り返して走り出すと、行きの道を外してひたすら南下。帰りの道の方が、平坦かつ直線的な道が多く、(行きもそうだったが)下ハンドルを持ってエアロポジションで突っ走る。もはや、追い抜きすぎてほとんど周りに参加者がいない。イベントの楽しみ方を間違っている気がする。
第5エイド直前は、道が荒れている上、ちょっとした登り坂で、それまでハイペースで走ってきたこともありかなりキツくなった。幸い、キツい区間は長くなかったが、長かったらかなりマズかったなと思った。
第5エイドの補給食は、そば粉のクレープ(?)と何故か冷奴。冷奴を配っているおじさんが2個3個と勧めていたが、さすがに1個で十分。
川沿いの道を走ることが多く、TT状態。割と路面が綺麗だったこともあろうが、下ハンドルを持ってエアロポジションで200Wそこそこで41km/h出ていたから、下り気味だったのかな。なかなか見ないくらい平坦、まっすぐ、信号なしの道だった。隣を流れる河(犀川だったか?)は川幅も立派だが、色も立派なチェレステカラーだった。
そう言えば、イベントに参加してるバイクは、スポンサードのせいもあるのか、スペシャライズドがやたら多かった。次点でピナレロ。アンカーなんかほとんどいない。明らかに、ライダーに対しオーバースペックなピナレロF10やF8をいくつも見た。たぶん僕だって乗りこなせないだろうな。
住宅街を抜けて最後の第6エイド。おはぎとりんごジュース。タイミング的になかなか良い補給食。
あとは田園の緩やかなアップダウンや、農道の直線(だが、区画ごとに一時停止)を抜けて12時ちょうどにゴール。160kmの部では、2番か3番目のゴールだったみたい。インタビューされてしまったが、時速何キロくらいで走りましたかという質問はちょっと困った。計算すれば平均時速は出るのだろうが、体感的な速度とは全く関係なく、だいたいエイド休憩とか信号待ちとかあるし。ただ、平地に限れば40km/hくらいで飛ばしていた印象があったので40キロと答えたら驚かれて、確かに盛り過ぎだなと反省した。
完走賞とおめでたい焼きをもらい記念撮影して撤収。浅間温泉の枇杷の湯でさっぱりして、渋滞の中をマニュアル車で5時間走り帰宅。
全体的な感想としては、雄大な絶景を見ながら地元の食材を食べながら走り、大変楽しかった。特に、南アルプスの山並みはここに来ないと見れないという特別感があった。また、初夏の田園風景も雰囲気が良かった。食べ物も地元らしさが出ており、地元の人の声援もあって来た甲斐があったなと思った。今回は、5月の緑のセンチュリーライドだったが、また4月の桜のセンチュリーライドに出ても良いかも。