群馬県(と栃木県、埼玉県、茨城県にまたがる)は渡良瀬遊水地で行われた「第26回遊水池ふれあいトライアスロン大会」に参加。半年かけて準備はしてきたものの、トライアスロンのレースは初めて。無事(?)完走。2時間34分(レース結果は未発表なので、暫定値)と、まずまずの結果。今回は、総論で次回以降パート別の各論を書き、反省の覚書とするとともに、次回以降の礎にする趣旨。
受付開始と同時の7時半に会場入りするが、すでに駐車場は満杯だという。20分くらい待って、遊水池内の芝生の中に車を止めることとなった。なお、トイレもほぼ簡易式トイレしかなくちょっと貧弱。とはいえ、会場の渡良瀬遊水池自体は、自転車で走りやすく景色も良くかなり良いところだった。また来年も出たいような大会だった。
さて、トライアスロンは初めてなので、何しろ勝手がわからない。トライアスロンの本を読んだり、何度かトライアスロンのレースをテレビで見たりしたくらいなので、手探りで会場での準備を進めていく。中でも特に引っかかったのが2つ。ゼッケンのことと、ウェットスーツのこと。ゼッケンは自転車レースやマラソンのようにウェアに安全ピンなどで止めると、それだとウェットスーツを着た時に外れそうだなあと思っていたが、ゼッケンを止める専用のベルトがあるので、それを使うのが普通。アップ中に気づいたので、会場内にあった売店で購入し、ことなきをえた。ウェットスーツについては、僕は袖ありのものと袖なしのものを持っており(袖なしは最近買い足した)、袖なしの方が泳ぎやすいだろうと持って着たのだが、みんな袖ありのウェットスーツを着ている。ひょっとして袖がないとダメなのかと思い、受付で聞いて見たが、そんなわけではないらしい。ではなんで、と考えたのだが、泳ぎ終えてわかった。集団のオープンウォータースイムは、みんなでぶつかりながら泳ぐこともあり溺れやすいので、より浮力の高い袖ありのウェットスーツを着ているのだと思う。あとは、袖ありの方が保温性が高く、カロリー消費が抑えられるなどの要素もあるのかもしれない。
なお、本レースはオリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km。
8時過ぎに受付を済ませたのだが、その際に両腕と左手の甲にナンバーを書いてもらった。いかにもトライアスロンという感じでご満悦。トランジットエリアの所定の場所(自分のナンバーの場所)にバイクとバイク用の装備、ランニングシューズ等を置いて、ついでにコース脇の木陰に同伴者用のスペースをグリーンシートと折りたたみ椅子で取り、アップオイルと日焼け止めを塗り、補給食を摂って、ウェットスーツを着てスイムエリアへ。足首にくくりつけるバンドをもらい、軽く100mくらい泳ぎ、準備体操をし、開会式に参加して、スタートラインへ。
フローティングスタートということで水の中からスタート。この時、前方に並んでしまったのだが、それが失敗。スタート直後にもみくちゃにされて、いわゆる水中バトルの洗礼を受ける。その結果、盛大に水を飲み込み、溺れかけた。まともに空気を吸い込むことができなくなったので、軽いパニックを起こし、死の恐怖を覚えた。とっさに、10mほど泳いでコースのガイドロープにしがみつき、ライフセーバーを呼ぶ。ライフセーバーから渡された浮き輪で一息ついたところで、ライフセーバーに棄権するか続けるか聞かれたので、なんとか続ける旨を告げ、泳ぎ直す。以後は、ガイドロープ沿いを泳いだが、それでも途中ぶつかられたり、足を掴まれそうになったり、ひどい状態でなんとか泳ぎ切った。
バイク。トランジットエリアで、ウェットスーツを脱ぎ、ジェルを飲み、バイク用の装備を身につけて発進。得意(なはずの)バイクパートである。バイクはノーマルのロードバイク。スイムで盛大に出遅れてしまったこともあり、ごぼう抜きしまくる、2人にだけ抜かれた。だいたい平均240wで36km/hくらい。下ハンドルを持って巡行するが、大臀筋が硬いため、エアロポジションを取るとお尻が痛い。TTバイクに乗った選手をノーマルバイクで抜いていくのは気持ちが良い。でも、僕もTTバイク欲しいな。バイクパート中、ジェルとパワーバーのチョコバーを摂取。
ラン。本日は暑い。館林は最高気温35度に達したそうだから、レース中も32度以上にはなったんじゃないだろうか。ということで、喫緊は熱中症の防止。4回ある給水所でアクエリアスを飲み、水をかぶる。バイク直後ということもあって、ランはスピード感皆無。のたのたとしか進めないのが一番辛い。多分平均時速13.5km(1kmあたり、4分半弱)くらい。しかしながら、バイクパート以上に好調で、自分もペースも上がらないながら、周りの選手はそれ以上にスピードが出ておらず、2回目のごぼう抜き、しかも1人にも抜かれず。
ということで、2時間34分(暫定値)。2時間半は切れなかったが、初心者としてはかなり良いタイムみたい。スイムの大失敗がなければ、2時間半を切りに行けそうかな。なお、トップの選手は2時間切りらしい。次回は、7月30日の榛名湖でのレース。スイムをどうにかして、2時間半切りを達成したい。
レース後はそそくさと片付けをし、車で30分走ったところにある百観音温泉(寝転び湯と炭酸泉があって良かった)で汗を流し、帰宅し、バイク洗車。