去年に引き続き、日産スタジアム×アンカー サイクルパークフェスティバルのキングの部(3+2時間チームエンデューロ)に参加。エントリーは前回と同じメンバーだが、都合がつかず、S氏とN氏からYR氏とO氏が代走、それとYM氏と僕の4人チームである。
前日から降り続いた雨は朝には小降りとなり、まあ走れるかなという感じに。velotozeのヘルメットカバー、シューズカバーとアスセイバーで雨対策とエアロ化。
1走は僕、2回目の参加ということでコースも知っているため。スタートからしばらくはパレードラン。道が広く、直線になったところで数人が飛び出して行くが、えーもう出るのと様子見。その代わりに、トレインを引いてくれるアンカーの面手選手について行く。面手選手もペースアップ、苦しいーと思いながら食いついて行く。ボロボロと剥がれて行くトレイン。最終的に僕と箱学ジャージを着たもう一人に。3周回で面手選手の牽引はなくなり、以降は独走したり、トレインが散発的にできたりという展開。自分一人で走るよりも速いトレインが見つからず、たまに自分の後ろにトレインが出来ても、またちぎって独走という効率の悪い展開。オチを言えば、最初に飛び出していった数人は優勝候補のチームで、ソロの上位陣と合流し、そのまま速いトレインを形成して順調に周回を稼いでいたらしい。周回遅れにはされなかったものの、作戦負けの感が強い。
1時間走って、Y氏と交代。交代時点で6位だったが、O氏の走りで4位に浮上。O氏も1時間ほど走り、Y氏に交代。Y氏が1時間、順位を守って走り午前の部終了。
午後の部は脚を残しているYR氏から。しかしながら、1週目の途中でチェーン落ち(?)したらしく、ちょっと出遅れ。以降は順調なペースで走り、1時間で僕と交代。
僕は出遅れを挽回すべく、脚が燃え尽きるリスクを取ってもタイムを稼ぐ作戦。1週目、付くべきトレインを探していると後ろから勢いのあるトレインが。後からわかったのだが、ソロの優勝狙いの選手たちが中心となったトレインで、かなり速い。後ろに着くが、本日2度目の苦しいー。しかしながら、最近集中的にやっていたタバタプロトコルのおかげか、きつい瞬間に耐えきりペースが緩めばすぐ回復することができるので、自分を励ましながら、カーブ後の加速に何度も食らいつく。
ところで、本コースのレイアウトだが、日産スタジアムのトラックを半周してスタジアムの外へ。細い90度ターン180度ターン×2のスロープを降り、サイクリングロード(?)へ。スロープを降り切ると最大加速で、なだらかに蛇行する広い道に入る。しばらくスピードの出る道を走ると高速90度ターン3回(ここは、去年とコース変更が行われたところ)。少し荒れたタイルの路面を走り、90度ターン2回でスタジアムに入る短いがキツ目の勾配のスロープを登り180度ターン、90度ターンしてスタジアムに入り、これで5kmちょっとというコースである。落車が多いのは、ターン混じりの降りスロープ、きついのはその後の加速。登りは最後の一箇所だけだが、勢いを付けて入れるし、僕としては得意な部類の坂である。集団の前方に上がる時は、だいたいこの坂を使っていた。
さて、しばらくトレインに食らいついていると機関車役を務めていた数人の脚が切れたらしく、露骨にスピードが落ち楽になる。先頭交代にも加わりながら様子を見ていたが、ペースが上がらないので2、3人で抜け出した。しばらく良いペースで走っていたのだが、それでも抜け出した集団が再活性し追いつかれ、また抜け出し、追いつかれるという展開が2、3度続く。
そうこうしているうちに、ついに最終周回。高速ゾーンの途中でソロの優勝候補2人と抜け出した。ただ、その2人が相当速く、無理について行って落車したら困るなと思い、ちょっと遅れてゴール。速いなと思ったランプレメリダみたいなカラーのジャージを着た人は、やはりソロの部で優勝していた。有名人らしい。
我々の順位はと言えば午後の部3位、総合4位。入賞したものの表彰台は逃してしまった。今回のメンバーもみんな速く勝つだけの脚はあったと思うのだが、スタート時に抜け出したトレインに付けなかったのが最大の失敗。最初と最後に走った僕の責任は重い。それでも去年は逃した入賞だし、何より楽しかったので参加した甲斐はあったというもの。
エンデューロレースは、ほとんど走ったことがなかったのだが、ある程度脚が出来てくるとトレインの中でやれること(身をひそめる、先頭を引く、抜け出す)が増え、ゲーム性が出てきて面白い。これは、マラソンやトライアスロンのような比較的体力勝負の競技とは異なる点である。ちょっと自信が出たので、来年はエンデューロやサーキットレースをいくつか走っても良いかなと思った次第。一緒に走ったチームメイトに感謝を。