廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

新世紀とSF

2008-04-27 23:23:23 | Weblog
 4月はテレビ番組の改変期で、アニメ番組も終わったり始まったり続いたりしている。 引き続き見ているのは野球アニメ『メジャー』(NHK教育)です。 そしてこの春はロボットアニメが2つも始まっています。 『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』と『マクロスF』(いずれもTBS系)です。 他には『ゴルゴ13』もテレビ東京系ながらBSジャパンでもやっているので見る事にしました。 相変わらず続編物が多いなと思いながらも最近は面白そうな作品が増えたので一時見なくなっていたアニメもこの春は久しぶりによく見ています。 それにしても『コードギアス~』の日本が外国に征服されて植民地になっていると言う設定はある意味リアル過ぎて笑えないですね。

             

 週末、レンタル屋で借りた映画『仮面ライダー THE FIRST』を見ました。 映画の内容としては微妙なところでした。 映像的には格好良く出来ていましたし、昔のオリジナル版と違って線の細い二枚目揃いになった仮面ライダーも特に違和感はありませんでしたし。 むしろ優男だった主人公が改造される事で信じられない力を持つ方がある意味リアルですし。 ただ問題は脚本がちょっと荒っぽいところで、例えば主人公がショッカーに改造されたものの人間の心を取り戻して仮面ライダーとして生まれ変わった直後、仮面ライダーシリーズでお馴染みの立花藤兵衛が突然初登場し、理由も説明せずいきなりライダーマシンをタダでプレゼントしてくれると言うメチャクチャな話の進行に絶句...

 映画版のオリジナルストーリーである本郷猛一文字隼人の二人の仮面ライダーが新ヒロインの女性を巡って恋の鞘当てをする展開は悪くないです。 そもそも仮面ライダーが二人になったのは本郷猛を演じていた藤岡弘さんが撮影中に怪我をして緊急降板し、代役を立てずに”2号ライダー”を登場させて乗り切り、最後は二人のライダーが共に戦う物語に成り行きでなったのですから今の映画版新作までそれと同じにする意味はありませんから。 でもこれも脚本が悪くて今一つでしたし、病院で知り合った余命幾許も無い者同士のカップルが少しでも長生きする為にショッカーの改造人間になったものの、その為にライダーと戦う羽目になって結局二人とも倒されてしまうサブストーリーがありましたけど、これも本当だったら仮面ライダーとこのカップルの間に何らかの接点がある様に筋立てするべきだったのでは...

 ところで、この物語に登場するショッカーの設定が”世界を裏から支配しようとする組織”となっていたのには時代の変化を感じました。 今の時代の感覚では”世界制服を狙う悪の組織”なんて言ってもギャグとしか映らないですし。 レンタル屋にはV3も登場する新作の『仮面ライダー THE NEXT』も入っていましたが、これも旧作になったら借りるべきか、今回見た作品の出来からちょっと迷ってしまいますけどね。 本当、映像的には格好良く出来ているのだし、しっかりした脚本で創れば大人の鑑賞にも堪え得る新時代の仮面ライダーシリーズになると思いますけど。 でもシリーズが続いたら”X”や”アマゾン”や”ストロンガー”も登場するのだろうか...

             

 3月で一旦終わったアニメ『ガンダムOO』も、物語の舞台が今までの”宇宙世紀”から22世紀に変わっていました。 22世紀と言えばドラえもんの時代ですけど、ドラえもんに描かれる未来世界とは全然違って今とあまり変わらない世界であり、宇宙世紀シリーズの世界観ではお馴染みの地球連邦が存在せず、代わりに今のEUみたいな地域国家連合みたいなのが3つ世界に存在していると言う新しい世界観になっていました。 初代ガンダムが創られた30年前には21世紀には世界が一つになっていると言う期待をもっていたのかも知れませんね。 でも現状ではまだまだ夢の話...しかし20世紀末のあの激動を考えるとまだまだ世の中はどう変わって行くか想像出来ません。 ”超太陽エネルギー”みたいな技術が開発されて化石燃料依存から脱却出来るとか、そんな楽観的な期待をしてこれからの時代を見つめて行きたいと思っています...

             

上原まだ勝てず…2軍落ちの可能性も(スポーツニッポン) - goo ニュース

 ”男の中の男”上原投手の不調は深刻ですね。 予想はしていましたがやはり二軍で再調整になったみたいで。 新聞とかには古傷の再発を恐れているとか色々と書かれていますけど。 FA権は既に所得済みなので仮に残りシーズン全て休んでもオフに自由の身になる事には変わりがありませんが、やはり早く復調して日本での最後のシーズンになるかも知れない日々を応援してくれたファンの為にも素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しいです。 もちろんカープ戦以外でですが。

                   

聖火護送リレー 「平和の祭典」からはほど遠い(読売新聞) - goo ニュース

 私もワイドショーで見ていましたが異様な光景でしたね。 ”参加”させてもらえなかった地元・長野の人達も、聖火ランナーとして走った人達も複雑な気分だったと思います。 確かに問題は多かったですけど結果的に中国の現状を世界に見せる事になりましたし、中国がオリンピックを機会に本当に国際社会の中の基準を意識してやって行く国に変わって行けば結果的には世界の為にも良かったと思っています。

             

 今日もカープは横浜でのアウェー戦だった。 試合はカープが栗原選手のタイムリーヒットで幸先良く先制したものの後が続かず、中盤にそれまで好投していた青木(高)投手が横浜の村田選手に逆転ホームランを打たれて負けてしまいました。 今回は負け越しましたが、次はゴールデンウィークにホームで横浜を迎え撃ちます。 『広島フラワーフェスティバル』と重なるこの三連戦は広島では数少ない(...)大入り満員が予想される試合です。 横浜から見れば周囲360度全て赤く染まったスタジアムで戦う”超アウェー”環境での試合となりますね。 横浜は野村(謙二郎)選手引退試合、佐々岡投手引退試合、そして今回のフラワーフェスティバル三連戦...とどうも広島での超アウェー試合と何故か縁があるみたいで。 次に会った時はホームの雰囲気を味方に付けて三連勝と行きたいものです。

 カープ同様に苦しいチーム状態の横浜ですが、気になるのは先発出場の野手が全て日本人選手だと言う事です。 今年入った外国人選手もレギュラーになれなかったみたいですし... 色々と意見はあると思いますが、私は”国際文化港湾都市”である横浜の球団には世界中から選手が集まっている姿こそ似合っていると思います。 かつてローズ選手ら優秀な外国人選手を呼んで来た在米スカウト網の再建も必要ですが、それと同時に中国や台湾、韓国からもいい選手を呼んで来たり、可能性のある若手を呼んで来て湘南(二軍)で主力選手に育ててはどうかと思います。 横浜球団は既に中国の球団とも提携していますし。 横浜には中華街と在日中国人コミュニティーがありますし、WBC等で”中国代表”になるくらいの選手を育てて主力選手として使えば人気が出るのではと思います。

 ジャイアンツが強くないとプロ野球が盛り上がらないとか、”どこかの球団”が強くないとプロ野球が面白く無いとかマスコミはよく言っていますが、それなら私にとってはライバル・横浜が強くないとプロ野球が面白くなくなります。 カープも低迷しているので人の事は言えないですけど、横浜には早く立ち直ってリーグでの存在感を取り戻して欲しいですし、若手選手には使ってもらえる今のチャンスを必ず掴んで主力選手になってやると言う気概を持って欲しいものです。


 ...以上です。