廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

テレビ論

2008-12-30 22:22:22 | Weblog
 夕べ、深夜放送でやっていた『中居正広のプロ野球革命2008 タブーに挑戦! 朝まで徹底討論会』を見た。 最初は”松坂世代”とも呼ばれている昭和55年生まれの選手達による豪華座談会で始まり、その後で司会者はそのままだがゲストが入れ替わって今度は来年の3月にいよいよ迫って来たWBCを展望する討論会になっていた。 こちらもゲストは今度のWBCでコーチを務められる高代さん(元ドラゴンズコーチ)を始めとして比較的若いプロ野球OBから現役のベテラン選手、果てはファン代表として芸能人の方も含まれる豪華な顔ぶれだった。 個人的にはWBCの取材をしているマスコミ関係者も一人入れて欲しかったですけど...

 出演者達も色々と激論を交わしていましたが、私も日本代表チームが連覇する可能性は五分五分だと思っています。 手探りの運営だった前回と違って今回は他国も本気で優勝を目指して来るでしょうし、前回優勝した日本が他国にマークされる難しさはありますけどアメリカはここに来て有力選手、特にエース級に辞退者が続出しており、失点の多さで最後に泣いた前回と同じ弱点を抱えていますし、ドミニカも(稼ぎやすい)野手に人材が集中する傾向にあって代表チームを支えられる様な有力な投手は少ないのでは? 私の予想では前回大会同様、日本にとって最大のライバルになるのはキューバと韓国だと見ています。

 それと番組中で議論になっていましたが、私もイチロー選手(シアトル)は三番打者で起用した方が得点するのに有利だと思っています。 とにかくイチロー選手の前に走者を溜める様な攻撃で通すべきでは。 そのイチロー選手の後を打つ四番打者も各論ありましたけど私は中島選手(ライオンズ)を推します。 北京オリンピックで見ていて彼だけはキューバなど他国に負けていない力強い打撃をしていました。 ホームランは求めず、あくまでイチロー選手ら走者をホームベースに還す役目に徹してくれれば十分に四番が勤まると思います。

                         

「地上波民放」をトヨタが恫喝(ファクタ) - goo ニュース

 スポンサーである大手企業が広告費引き揚げを盾にテレビ局を”恫喝”するのはどうかと思いますけど。 テレビ局も報道機関には違いないのですからそれに圧力を掛けるのは”報道の自由”や”表現の自由”に反する事だと思いますし。 ただ、視聴率にこだわり過ぎた為の余りに馬鹿馬鹿しい番組、ユーモアも知性も感じられない様な次元の低い番組とか、既にネット上などで批判の対象になっている出演者がスタジオの中で勝手に盛り上がっている様にしか見えない番組はよろしくないと批判するのは良いと思いますし、報道番組でも政権批判や官僚批判はいいとしても、特定の政党に肩入れする様な放送内容は問題があると思っていますし、あくまで有権者の判断材料の一つにしなならない程度に止めておくべきだと思っていますから、そう言う批判をスポンサーがするのは問題無いと思います。

 いずれにしても総選挙はしないといけないですね。 今の世界の経済状況が好転するまで待っていたら衆議院の任期切れになるでしょうし、おそらくはその時点でもまだ景気は回復していないだろうと思います。 こんな経済状況で総選挙を先延ばししていてもかえって状況が悪くなるばかりですから、政権維持の為の選挙先延ばしは止めて早く国民の支持する政治体制に代えるべきだとテレビが国民に訴えるのはいいのではないでしょうか。 だからと言って暗に特定の政党に支持を呼び掛ける様な事だけはしてはいけないと思っていますけど...

            

2010年のデジタル大激変でテレビ局の利権構造は崩壊する(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 確かに放送番組を作るには多額の費用が掛かるのでしょうけど、一方で広告の代金も余りにも高いですからね。 私の昔の職場が(広島ローカルで)テレビのスポット広告を打った事がありましたが、聞いた話では15秒のCM一本で100万円以上掛かったらしいですからね。 高いとは思いつつも映像と音声を交えた効果的な広告の力は他のメディアには無かっただけに仕方無く払っていたのでしょう。 もっとも、その費用は製造や流通と並ぶ”コスト”として商品の値段にしっかり加えられていたのでしょうし、19時以降のゴールデンタイムにバンバンCMを流せば何億円もの金が掛かっているはずで、その”コスト”を削って少しでも値下げしようと言う企業はこの不況の中で決して少なくは無いと...

 私の愛読書『逆説の日本史』(井沢元彦さん・小学館)によると、いわゆる”民放テレビ”の仕組みを考えたのはアメリカ人だったとか。 もっとも、名前が残っていないので一人で考えたのか、それとも複数の人が考えたのか、それとも企業単位で考えたのか、もしくは先に実現していたラジオ放送で無料放送の仕組みが出来ていたのかは分からないそうですが。 音声を電波に乗せて不特定多数に流すラジオの技術に加えて今度は動画を電波に乗せる技術が出来て受信機も作られ、それによって映画やスポーツ、ニュースなどの”番組”が作れる様になり、それを放送するに際して先にスポンサーから広告費をもらう事によって人手を使って集金する必要が無くなった上に無料だからテレビの機械を買うだけで済んで普及にも大きく寄与した事になりますね。 その仕組みが今、ネットの登場で岐路に立たされていると言う事ですね...

 これも井沢さんの受け売りなのですが、映画(演劇なども)とテレビの決定的な違いは劇場まで行かなくても見られると言う便利さで、一方で映画やテレビに対してネットのビデオ・オン・デマンド放送との決定的な違いは(放送が解禁されてさえいれば)ネットからダウンロードしてもいいし、ハードディスクなどに入れておいたりした番組を自分の好きな時間に見る事が出来るのが大きいのだそうです。 例えば野球ファンの私はカープの試合が21時35分に終わったとして、21時から放送解禁されたドラマを試合終了後に最初から見る事も出来ますし、よく問題になる野球中継が延長して好きな番組の放送時間が変わってしまう問題も無くなります。 テレビ局から見れば既存のビジネスモデルが壊れるかも知れないと警戒していますが、視聴者としてはネットとの融合は是非実現させてもらいたいのですが...

                        


【明解要解】「NHKオンデマンド」スタート 豊富なコンテンツで黒字化目指す(産経新聞) - goo ニュース

 先程書きました通り、オンデマンド放送は便利なのですがあまり料金が高いと普及しないのではと思います。 ドラマ一本で300円とかでは高いのでは? テレビ局はレンタル屋の新作料金辺りを参考にしているのかも知れませんが、実際のレンタル屋では100円の日や半額の日などに利用が集中しているのが現状ですし1クール全12話のドラマだったら12話パックで500円とか、少なくともレンタル屋より安くしないと普及しないのでは。 もっとも、あまり安いと今度はビデオレンタル業界が潰れてしまいますが... それとニュースを含む一ヶ月見放題パックが1470円なのは一見安いですが、お年寄りの家庭ならともかくNHKしか見ないと言う事はあまり無いでしょうから、仮にテレビ東京含む5局と契約したら月に7000円近く...だとすると今月は(過去番組のアーカイブ含む)テレビ朝日、来月はフジテレビ...みたいなテレビの見方になってしまうかも。

 ただ、この方式はあくまで中央キー局クラスでないと資金力の面だけでも出来ないでしょうし、じゃあ今まで地方で地域密着の番組を作って支持されて来たローカル局はどうするのか...と言う事も気になりますね。 系列地方局の製作した独自番組をキー局が買い取り、それを自社のアーカイブに入れておいてオンデマンド放送の中に加えるのか、そもそも地上デジタル化で高い投資をさせておいて今度はオンデマンド放送にするのか...と言う事もこれからどうなるのか気になるところです。 地方の人間として地方での地域密着の番組制作の仕組みはしっかりと維持してもらいたいのですけどね...

                         

 野球ファンとして言えばネットとテレビが融合してテレビ放送の仕組みが変わる事は望んでいた未来でもあります。 テレビの地上波放送からプロ野球中継が消えたとか減ったとか色々騒がれていますが、地方に住んでいる一人のカープファン、サンフレッチェサポーターから見ればジャイアンツの試合しか放送出来ない地上波中継の仕組みなど壊れてもらっても一向に構わないと思っています。 野球でもサッカーでも他のスポーツでも、自分の見たい番組が見られる事こそが”未来のテレビ”であり、絵がキレイで毛穴まで見えるだとか、音声が何とかサラウンドだとか、そう言う事は本質的にテレビの革新とは関係無いと思っています。 権利関係など色々と難しい問題はありますが、本当に視聴者が望んでいる未来をいつか必ず実現させないとテレビの未来は無いと思っています...

クチコミblogランキング TREview

 ...以上です。
コメント
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