待ち合わせは最寄り駅にするか、現地集合にするか
8時にはお店に行けると伝えると、「また駅からタクシーで行くでしょ? あたしは一度うちに帰ってから行くけど」「別の駅からバスで行こうかと思うんだけど。いずれにしても連絡します」
金銭感覚 一緒に暮らせる人か お金の感覚でお互いストレスを感じないか
----------------------
この一ヶ月いろいろ。名古屋の彼女とキスしたのは一ヶ月たっていないか、やっと一ヶ月です。そしてこの日のデートを前に定期的にランチしている女性に二人の女性のことが気になっていることを話もしていました。別のある女性には、結婚しないの?と尋ねられ、でっちゃんは結局、選べなくて結婚しなさそうと言われました。
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8時半から8時に早め、心を躍らせてオフィスを早く出ました。彼女にはメールをしました 電話はしたけどつながりませんでした しばらくして返信に「えっ ごめんなさい 直接うかがいます 8時半くらいに」
せっかく楽しみにしていたので、時間変更のことを忘れていて、元の時間にくるというのです まあいいか、と一人で少し飲んで待つ事に。そして彼女は来ましたが、家で寝てしまっていて気がついてびっくりしたとのこと。ごめんさい。
お食事をすすめました。11時20分ころ、時計はさしていました。もう一軒行こうと誘うと「私はいいけど。明日休みとってるから。でっちゃんが大丈夫なら」「大丈夫大丈夫 もうちょっと話そうよ」
こんな積極的な自分はみたことがありません。ということで彼女の自宅方向に歩いて向かい途中のバーにでも入る事に。
食事の途中は、名古屋の彼女のことを考えながらも、この彼女と自分はうまく行くのかな?と思案し、また自宅で着替えてきた彼女の服装をみてそれはそれで女性を感じて過ごしていました。うすでのニットのロングのワンピースでゆったりとしていますが体のラインもわかります。週末は法事で親と親の里に行くと言っていましたが、それで金曜日は休みをとっていたとのこと。水曜ではなく、金曜ではなく、木曜日を選んだのは他の日に予定が入っていたからではなく、そういうことだったのです。翌日は休みを取っているから私は何時まででも大丈夫という彼女の言葉に僕は火がついてしまったんだと思います。もう一軒誘ってみてよかったです。
カジュアルなバーは広いですが、平日ということで奥のカウンターにオーナーと常連友達だけがいるだけ。このバーのテーブル付きのソファに向き合って座って2時間くらい過ごしたのでしょうか? 何を話していたのかよく覚えていません。話の流れの中で、カジュアルに僕は彼女のことが好きだと、告げていました。また金銭感覚のことをさりげなく、クリーニング代はどのくらいかかるか、繰り返し聞きました。きれいな洋服を着ているけど毎回クリーニングに出すとすごくお金がかかるのではないか、タバコを吸う彼女にタバコ代がどのくらいかかるかも繰り返し尋ねました。お互い笑いながら、うんちくを語りました。
金銭感覚について僕は他の質問をしました。まだ付き合っていない女性にいくらまでの金額ならプレゼントしても相手の女性は気持ちを引かないか? 同僚のケチな友人の話をしました。彼と僕はお金の使い方が渋いというかケチというか倹約家だと一部の人に思われいます。そんな彼がいくらくらいなら払えるか?といった金額にすり替えて質問を始めたのです。彼女は最初、意外や意外、5000円。家庭もあり子供も3人いる立場ではなく独身で、付き合っていないけど本命の女性へのプレゼント、誕生日とかの、ということで彼女に尋ねると、金額じゃないと言ったり、その人たちの状況によるとか、学生でも頑張って3万円くらいかけるとか、いろいろ出てきました。僕の場合は10万円というところにまであがって来てしまいました。70万円の宝石を、入社した宝石会社で思い切って買った話を教えてもらったことを持ち出し、僕の方から「あなたの場合は70万円?くらいまでなら気持ちはひかない?」などと尋ねたからかもしれません。
不義理を感じながら自分の欲望というか気持ちというか目の前の女性を欲する気持ちに正直に、頭の片隅には常に名古屋の彼女のことがあり冷静に、時間を楽しみました。
場所変えてもう一軒行こうと提案すると彼女はオッケーです。明日が休みなので。このまま歩くと彼女の自宅にさらに近づきます。僕の頭のなかには彼女の家に入ることもあるかも。もしかするとまさかと思っていたけど、彼女と今日セックスするかも、と淡い期待もよぎりながらもう一軒を提案しました。
彼女の年齢はわかりました。41歳に今年でなっています。どうりで大人なスタイルなわけです。生活は彼女はしっかりスタイルがあります。それにフィットするか、彼女は男性を自分の感覚にフィットするかどうかをこだわってチェックするタイプです。名古屋の彼女はまったく違います。彼女は厳しいこだわりはなく、娘さんが優先、男性に対しては大切にしてくれる人かどうか、普通の感覚で話があうかとかこだわりのない人だと思います。そんな彼女がいとおしいのです。
もう一軒は意外となかなか見つかりません。2時をまわり住宅街や地元の幹線通り沿いにもお店は限られています。驚くのはこんな時間でもタクシーや車はたくさん通っています。さすが東京です。
まだカジュアルな感覚で歩き、次のお店を楽しく探しているところです。突然キスしたり抱きしめたりするような空気ではまだありません。一年半近く前、初めて彼女を見かけたときは30歳前後か、20代後半だと思っていました。食事を繰り返し、まあ30歳代後半かなと思い出していましたが、前回に同世代だとの発言で思っていたよりも年齢は上だとわかっていました。41歳という年齢から僕が感じた事は、セックスはいい(good)、発言やこだわりがあるのは年齢から理解できる、子供ってどう考えてるんだろう? 彼女って「美熟女」だったのです。
住宅街の小さなバーしか空いておらず、あまりムードはないお店ですが、二人だけではなせる小さなテーブルに座りました。ここでも隣り合わせではなく正面に向き合う形。「いまお付き合いしてる人いるの?お付き合いしてくれる?」 どうなんだろう、何も言わずに自然な流れでキスしたり、セックスに行くんでしょうか? 好きっていうだけでこの流れでいくのか? 次の段階に行くために「付き合って」と言ってしまいました。言わないと次に進めないような気がして。女性ってガードが固いと思うので。「付き合って」という言葉は必要ないのでしょうか?できればこの言葉なしにキスとセックスにたどりたい、不義理を感じた「お付き合いしてくれる?」って言葉でした。
女性って嬉しいみたいです。「好き」とか「付き合って」って言葉。勢いで今言わないと何も進まない、というのは彼女に対してもそうだし、名古屋の彼女とどうするかということも、僕も年齢的に時間はありません。迷っていては仕方ありません。ここまで来ているのだから、据え膳食わぬは武士の高楊枝でもあります。 Go and Get It とりあえず先に向かって行動したい。目の前の女性を欲している自分の気持ちをさらけだしたい。射精に近い。さらけだす、好きという、付き合って、という、すると翌日は少し覚めた気持ちになります。射精のあとと同じ、似たような。
嬉しそうに、でも慎重な彼女。酔ってはいますが彼女は冷静で慎重です。僕もやはりそうです。30代後半、40代、付き合う、男女の関係に踏み込む、というのは普段の生活も変わるもの、エネルギーがいります。「でっちゃんは不器用そうだから。まじめすぎる。もっと適当でいいのよ」と今日は彼女に言われました。名古屋の彼女にも「不器用」と言われた事が一年以上前にありました。この不器用という言葉は、「付き合って」とわざわざ言うことをさすのでしょうか?それともわざわざ「付き合って」と言ってしまう僕の感性が不器用なのでしょうか?
すんなり「いいですよ」「こんなあたしでほんとにいいの」といって受け入れてくれました。時間は7月26日金曜日朝2時から3時の間。「じゃスタートだね」
いったんは受け入れた彼女、慎重に、いろいろなことを話しだしました。「ほんとにいいのかな? 苦労すると思うよ。うちのお父さんとお母さん見てると。あたしわがままだよ。ほんとにいいの?」と繰り返し始めました。そこまで言われるとこちらも不安になります。でもひるんだ姿を見せると目の前の獲物が逃げてしまう、そう思い、嘘でいいのだからいいよと伝えないと男がハンドルをきらないと女性は身を委ねてくれないものと自分に言い聞かせました。「大丈夫」彼女の手を握り、そっと伝えました。
慎重な彼女はニコニコ嬉しそうにしながら「これって告られてるの?」ニコニコ「今日、唐突だったから、やっぱり少し考える」「友達でもいいじゃん」ニコニコ。こちらが躊躇して誘っていなかったからお互いの空気・距離感は前よりも広がった状態での本日のデートだったから。
「ええ 友達は嫌だよ」手を握りしめる
変な儀式でお互いの気持ちを確認することになりました。彼女のフロアーにはコーヒーがありません。僕の方には無料の美味しいドリップコーヒーがあります。そこで
「じゃあ コーヒーを社内郵便で明日送って」ということになりました。「もし忘れたらどうしよう」「えっ だめよ ちゃんと送ってよ」
正直、酔ってニコニコしながら高飛車な発言の彼女に、彼女らしくて可愛らしいとは思いつつも、僕が期待しているこんな返事をして欲しいなという姿は、「こんなあたしでよければ よろしくお願いします」という謙虚な姿です。いろいろな経験もある女性が、そっと謙虚にありがとうという気持ちを見せて、それは演技ででもいいのです。男もそうなのですから。お互いを受け入れるために、嘘でもいいから、謙虚にお互いをリスペクトする態度を見せ合うそれが理想でした。
3時をまわりお店を出ました。彼女は明日が休みなので僕のことを心配しながらも朝まで大丈夫といい、僕にはいっそ寝ないで起きてればいいとも言いました。僕は切り上げようと言いました。歩きながら彼女の手を握り手をつなぎました。キスとかはまだだなという空気。でも彼女に家に寄れるかも、このあとセックスできるかもという期待は持ちながら幹線道路まで歩きました。そして帰りたくなさそうにしている僕に対して、今日はこれでおしまい、ということでタクシーを彼女がとめました。
タクシーがとまってからも僕は彼女の腰に手を回し抱き寄せるようにして、やむなくタクシーに乗りました。そして彼女に彼女をマンションの前まで送ってから帰ると提案し、彼女をタクシーにのせました。2分もかかりません。彼女のマンションにつき彼女をおろしました。手を握ったままタクシーに乗っていました。最後の最後まで、ここでおりて彼女の部屋に入れてもらおうか、入れてもらえるだろうかと考えていました。ですが彼女をおろしてそのまま帰路を進んだのでした。
8時にはお店に行けると伝えると、「また駅からタクシーで行くでしょ? あたしは一度うちに帰ってから行くけど」「別の駅からバスで行こうかと思うんだけど。いずれにしても連絡します」
金銭感覚 一緒に暮らせる人か お金の感覚でお互いストレスを感じないか
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この一ヶ月いろいろ。名古屋の彼女とキスしたのは一ヶ月たっていないか、やっと一ヶ月です。そしてこの日のデートを前に定期的にランチしている女性に二人の女性のことが気になっていることを話もしていました。別のある女性には、結婚しないの?と尋ねられ、でっちゃんは結局、選べなくて結婚しなさそうと言われました。
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8時半から8時に早め、心を躍らせてオフィスを早く出ました。彼女にはメールをしました 電話はしたけどつながりませんでした しばらくして返信に「えっ ごめんなさい 直接うかがいます 8時半くらいに」
せっかく楽しみにしていたので、時間変更のことを忘れていて、元の時間にくるというのです まあいいか、と一人で少し飲んで待つ事に。そして彼女は来ましたが、家で寝てしまっていて気がついてびっくりしたとのこと。ごめんさい。
お食事をすすめました。11時20分ころ、時計はさしていました。もう一軒行こうと誘うと「私はいいけど。明日休みとってるから。でっちゃんが大丈夫なら」「大丈夫大丈夫 もうちょっと話そうよ」
こんな積極的な自分はみたことがありません。ということで彼女の自宅方向に歩いて向かい途中のバーにでも入る事に。
食事の途中は、名古屋の彼女のことを考えながらも、この彼女と自分はうまく行くのかな?と思案し、また自宅で着替えてきた彼女の服装をみてそれはそれで女性を感じて過ごしていました。うすでのニットのロングのワンピースでゆったりとしていますが体のラインもわかります。週末は法事で親と親の里に行くと言っていましたが、それで金曜日は休みをとっていたとのこと。水曜ではなく、金曜ではなく、木曜日を選んだのは他の日に予定が入っていたからではなく、そういうことだったのです。翌日は休みを取っているから私は何時まででも大丈夫という彼女の言葉に僕は火がついてしまったんだと思います。もう一軒誘ってみてよかったです。
カジュアルなバーは広いですが、平日ということで奥のカウンターにオーナーと常連友達だけがいるだけ。このバーのテーブル付きのソファに向き合って座って2時間くらい過ごしたのでしょうか? 何を話していたのかよく覚えていません。話の流れの中で、カジュアルに僕は彼女のことが好きだと、告げていました。また金銭感覚のことをさりげなく、クリーニング代はどのくらいかかるか、繰り返し聞きました。きれいな洋服を着ているけど毎回クリーニングに出すとすごくお金がかかるのではないか、タバコを吸う彼女にタバコ代がどのくらいかかるかも繰り返し尋ねました。お互い笑いながら、うんちくを語りました。
金銭感覚について僕は他の質問をしました。まだ付き合っていない女性にいくらまでの金額ならプレゼントしても相手の女性は気持ちを引かないか? 同僚のケチな友人の話をしました。彼と僕はお金の使い方が渋いというかケチというか倹約家だと一部の人に思われいます。そんな彼がいくらくらいなら払えるか?といった金額にすり替えて質問を始めたのです。彼女は最初、意外や意外、5000円。家庭もあり子供も3人いる立場ではなく独身で、付き合っていないけど本命の女性へのプレゼント、誕生日とかの、ということで彼女に尋ねると、金額じゃないと言ったり、その人たちの状況によるとか、学生でも頑張って3万円くらいかけるとか、いろいろ出てきました。僕の場合は10万円というところにまであがって来てしまいました。70万円の宝石を、入社した宝石会社で思い切って買った話を教えてもらったことを持ち出し、僕の方から「あなたの場合は70万円?くらいまでなら気持ちはひかない?」などと尋ねたからかもしれません。
不義理を感じながら自分の欲望というか気持ちというか目の前の女性を欲する気持ちに正直に、頭の片隅には常に名古屋の彼女のことがあり冷静に、時間を楽しみました。
場所変えてもう一軒行こうと提案すると彼女はオッケーです。明日が休みなので。このまま歩くと彼女の自宅にさらに近づきます。僕の頭のなかには彼女の家に入ることもあるかも。もしかするとまさかと思っていたけど、彼女と今日セックスするかも、と淡い期待もよぎりながらもう一軒を提案しました。
彼女の年齢はわかりました。41歳に今年でなっています。どうりで大人なスタイルなわけです。生活は彼女はしっかりスタイルがあります。それにフィットするか、彼女は男性を自分の感覚にフィットするかどうかをこだわってチェックするタイプです。名古屋の彼女はまったく違います。彼女は厳しいこだわりはなく、娘さんが優先、男性に対しては大切にしてくれる人かどうか、普通の感覚で話があうかとかこだわりのない人だと思います。そんな彼女がいとおしいのです。
もう一軒は意外となかなか見つかりません。2時をまわり住宅街や地元の幹線通り沿いにもお店は限られています。驚くのはこんな時間でもタクシーや車はたくさん通っています。さすが東京です。
まだカジュアルな感覚で歩き、次のお店を楽しく探しているところです。突然キスしたり抱きしめたりするような空気ではまだありません。一年半近く前、初めて彼女を見かけたときは30歳前後か、20代後半だと思っていました。食事を繰り返し、まあ30歳代後半かなと思い出していましたが、前回に同世代だとの発言で思っていたよりも年齢は上だとわかっていました。41歳という年齢から僕が感じた事は、セックスはいい(good)、発言やこだわりがあるのは年齢から理解できる、子供ってどう考えてるんだろう? 彼女って「美熟女」だったのです。
住宅街の小さなバーしか空いておらず、あまりムードはないお店ですが、二人だけではなせる小さなテーブルに座りました。ここでも隣り合わせではなく正面に向き合う形。「いまお付き合いしてる人いるの?お付き合いしてくれる?」 どうなんだろう、何も言わずに自然な流れでキスしたり、セックスに行くんでしょうか? 好きっていうだけでこの流れでいくのか? 次の段階に行くために「付き合って」と言ってしまいました。言わないと次に進めないような気がして。女性ってガードが固いと思うので。「付き合って」という言葉は必要ないのでしょうか?できればこの言葉なしにキスとセックスにたどりたい、不義理を感じた「お付き合いしてくれる?」って言葉でした。
女性って嬉しいみたいです。「好き」とか「付き合って」って言葉。勢いで今言わないと何も進まない、というのは彼女に対してもそうだし、名古屋の彼女とどうするかということも、僕も年齢的に時間はありません。迷っていては仕方ありません。ここまで来ているのだから、据え膳食わぬは武士の高楊枝でもあります。 Go and Get It とりあえず先に向かって行動したい。目の前の女性を欲している自分の気持ちをさらけだしたい。射精に近い。さらけだす、好きという、付き合って、という、すると翌日は少し覚めた気持ちになります。射精のあとと同じ、似たような。
嬉しそうに、でも慎重な彼女。酔ってはいますが彼女は冷静で慎重です。僕もやはりそうです。30代後半、40代、付き合う、男女の関係に踏み込む、というのは普段の生活も変わるもの、エネルギーがいります。「でっちゃんは不器用そうだから。まじめすぎる。もっと適当でいいのよ」と今日は彼女に言われました。名古屋の彼女にも「不器用」と言われた事が一年以上前にありました。この不器用という言葉は、「付き合って」とわざわざ言うことをさすのでしょうか?それともわざわざ「付き合って」と言ってしまう僕の感性が不器用なのでしょうか?
すんなり「いいですよ」「こんなあたしでほんとにいいの」といって受け入れてくれました。時間は7月26日金曜日朝2時から3時の間。「じゃスタートだね」
いったんは受け入れた彼女、慎重に、いろいろなことを話しだしました。「ほんとにいいのかな? 苦労すると思うよ。うちのお父さんとお母さん見てると。あたしわがままだよ。ほんとにいいの?」と繰り返し始めました。そこまで言われるとこちらも不安になります。でもひるんだ姿を見せると目の前の獲物が逃げてしまう、そう思い、嘘でいいのだからいいよと伝えないと男がハンドルをきらないと女性は身を委ねてくれないものと自分に言い聞かせました。「大丈夫」彼女の手を握り、そっと伝えました。
慎重な彼女はニコニコ嬉しそうにしながら「これって告られてるの?」ニコニコ「今日、唐突だったから、やっぱり少し考える」「友達でもいいじゃん」ニコニコ。こちらが躊躇して誘っていなかったからお互いの空気・距離感は前よりも広がった状態での本日のデートだったから。
「ええ 友達は嫌だよ」手を握りしめる
変な儀式でお互いの気持ちを確認することになりました。彼女のフロアーにはコーヒーがありません。僕の方には無料の美味しいドリップコーヒーがあります。そこで
「じゃあ コーヒーを社内郵便で明日送って」ということになりました。「もし忘れたらどうしよう」「えっ だめよ ちゃんと送ってよ」
正直、酔ってニコニコしながら高飛車な発言の彼女に、彼女らしくて可愛らしいとは思いつつも、僕が期待しているこんな返事をして欲しいなという姿は、「こんなあたしでよければ よろしくお願いします」という謙虚な姿です。いろいろな経験もある女性が、そっと謙虚にありがとうという気持ちを見せて、それは演技ででもいいのです。男もそうなのですから。お互いを受け入れるために、嘘でもいいから、謙虚にお互いをリスペクトする態度を見せ合うそれが理想でした。
3時をまわりお店を出ました。彼女は明日が休みなので僕のことを心配しながらも朝まで大丈夫といい、僕にはいっそ寝ないで起きてればいいとも言いました。僕は切り上げようと言いました。歩きながら彼女の手を握り手をつなぎました。キスとかはまだだなという空気。でも彼女に家に寄れるかも、このあとセックスできるかもという期待は持ちながら幹線道路まで歩きました。そして帰りたくなさそうにしている僕に対して、今日はこれでおしまい、ということでタクシーを彼女がとめました。
タクシーがとまってからも僕は彼女の腰に手を回し抱き寄せるようにして、やむなくタクシーに乗りました。そして彼女に彼女をマンションの前まで送ってから帰ると提案し、彼女をタクシーにのせました。2分もかかりません。彼女のマンションにつき彼女をおろしました。手を握ったままタクシーに乗っていました。最後の最後まで、ここでおりて彼女の部屋に入れてもらおうか、入れてもらえるだろうかと考えていました。ですが彼女をおろしてそのまま帰路を進んだのでした。