今から174年前の7月20日、宮城県沖でM7の地震が発生し、仙台城で石垣が崩れ城外では家、蔵が崩れた。これが現在切迫性が高まっている当時の宮城県沖地震だ。宮城県沖地震は約37.1年に一回の周期で発生する地震とされ、今後30年発生確率では99%と非常に高い確率となっている。
宮城県が平成16年に公表した宮城県地震被害想定調査結果では、宮城県沖地震単独型で建物全壊5.4千棟、半壊・中破38.7千棟、焼失2.4千棟の被害を予想している。仙台市の被害想定では、市内で建物全壊3.7千棟、半壊・中破10.6千棟、焼失4.6千棟の被害が生じるとしている。
政府の中央防災会議が想定した経済被害額は1兆3,000億円。首都直下地震の約100分の1規模だ。
<仙台管区気象台 宮城県に影響を及ぼした地震・津波の被害>
http://www.sendai-jma.go.jp/jishin-kazan/higai.htm
<仙台市 宮城県沖地震の発生確率>
http://www.city.sendai.jp/syoubou/bousai/kakuritu/index.html
<宮城県 第三次地震被害想定調査概要>
http://www.pref.miyagi.jp/kikitaisaku/jishin_chishiki/3higaishin/index.htm
<内閣府 防災のページ資料>
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_kaikou/pdf/higaisoutei/gaiyou.pdf