アンパンマン レトルトカレー 特売８９円。

　　１８００会社を出る。バスに乗り帰宅。家の近くのバス停でおり、近くのドラッグストアへ。最近の都会のドラッグストアはただの薬局ではない。化粧品、文具、下着、お菓子、ビールなどなど売っている。非常に便利。

　　朝は朝シャワーできない我が共同住宅。ちょうど朝６時から風呂の清掃・・・。しかたなく毎日洗面台で頭をあらい。部屋に戻りぬらしたタオルで素っ裸を拭く。きもちいい。

　　しかし、ここ数日猛暑。日中会社の冷房室内でもじっとり汗。体が昼過ぎから夕方にかけて汗くさくなる。それを防止すべく制汗スプレー。ドラッグストアでnet１５０ｇ３９９円の制汗スプレーシャボンの香りを買う。明日からきもちいい。

　　ドラッグストアのレトルト食品売り場。網膜色素変性症な私デスペア。視野が極端に狭い私。特に足下が見えない。よって店内では小さい子どもに細心の注意。レトルト売り場。足下をみながらゆっくりレトルト売り場へ歩く私デスペア。１０５円の鮭フレークを買うため。

　　私の視界。黄色いTシャツを着た３歳ぐらいの男の子。頭の位置の棚からレトルトカレーを一箱とる。アンパンマンのレトルトカレー特売８９円。それを両手で頭の上で掲げる子供。そしてちょっと遠くの母親に

　　子供＜「あった！！」

　　うれしそうな子供。カレーを掲げた幼子のよろこびに対して、普通のテンションで「あったねぇ」と答える母親。なんかほほえましい。子供のテンションと母親のテンションのギャップはおもしろい。自慢げに見つけたことを高らかに宣言する子供とその母親。なんかうらやましい。

　　私はこういう経験はない。より一層うれしくなる。私が幼い頃の思い出。スーパーでウルトラマンのソーセージ（たしかおまけ付き）を母親にねだったことたった一度の思い出。もちろん買ってもらわなかったけど・・・・。

　　黄色のＴシャツの幼子は今頃どんな顔で、あのカレーを食べているのだろうか。子供とくゆうのあのスプーンを上からがっちり握り方で、口の周りはカレーだらけ。「あらあら」と口元のカレーをいいながら普通のテンションでぬぐい取る母親。なんだろうこの家族像。家族っていいね！！

　　少年よ！！どんどんカレーを食べなさい。いくらでもこぼしなさい。だって君のお気に入りのＴシャツは黄色いＴシャツだもん！！

　　少年時代の私の分まで・・・。