獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

会社帰りの道すがら

2007-01-10 20:09:27 | 雑感
  今日は水曜日。水曜日といえばCDやDVDの発売日。

  ここ最近はハロプロ系のリリースなし。会社帰りのCDショップに寄ることもない。

  まっすぐ帰宅する私デスペア。バス停まで歩いていると、後ろから声をかけられる。私の名前を呼ぶ女性の声。あたりは薄暗い程度だろうけど、私にはもう真夜中の真っ暗。

  網膜色素変性症の私デスペア。暗闇ではモノが見えない、かつ視野が極点に狭い。後ろを振りかえって声の主を捜す。

  一瞬目をうごかしてキョロキョロして声の主を発見。同期の女性社員。33才の私デスペアの同期といってもハタチそこらの同期。

  ちょっとだけ無駄話をして別れる二人。別れ間際に同期が私に「がんばってくださいね!!」と一言。

  ふっと心が軽くなった、やってやるぞと気持ちが沸く。高校時代を思い出した。中高校時代は勉強もスポーツも片思いの好きなマドンナに振り向いてもらうためがんばった私。

  好きなあの子に「がんばって!!」とか「○○くんすごいね」といわれるその数文字の言葉だけで、あるいは想像するだけでがんばれたあのころ。若かりし日々。

  今日声をかけてきた同期女子に対して好きとかいう感情はないが、女子にはげまされるとちょっとがんばろうかと思う。上司や男子の同僚に言われてもこの感情はわかない。なぜだろうか。

  男にうまれてよかった。こんなちょっとしたことで気持ちが浮かれるんだから(笑い)
  

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする