推しメンならぬ推し落語家
1年前の今日は森ノ宮ピロティホールで鴻上尚史の舞台「朝日のような夕日をつれて」という舞台を見に行った私。今日は桂ざこばの落語会に行った。ハローのコンサートやイベント以外にもたくさんの舞台を見に行こうとおもっている私デスペア。網膜色素変性症な私。目でみるんんじゃなくて耳だけでたのしめる落語はいいね。
たしか4年前にも桂ざこばと桂南光の二人会を聞きに行った私。そのとき、南光のしゃがれたダミ声にびくりsて、ざこばのちいっちゃなおじいちゃんの風貌にびっくりした思いで。
今日は、桂ざこばがメインの落語会で、豊中市アクア文化ホールであった。出演者はざこばのほかにざこばの弟子のせんば、わかば、あとは米朝の弟子の桂千朝かつらせんちょう。
せんばがお招待された家をほめるはなしの「普請ほめ」、つづいて、わかばが「父親がしんだときにどうやって葬式をあげるかを息子たちがかたる片棒」、そして桂ざこばの「しじみ売り」という人情話。
たしか前回の二人会でも聞いたしじみ売り。涙がでたね。しじみをうって、下駄どろうぼうとまちがえられるところからなけてきた。
しじみ売りはおもしろいのだが、その前の枕もおもしろかった。桂米朝の筆頭弟子であるざこばが、今年3月に亡くなった米朝の臨終秘話をおもしろおかしくはなしてきかせる。師弟愛もかんじさせつつ、わらえたな。人の死をあれほどまでにおもしろおかしく語るのはやっぱりざこばも落語家だね。
ざこばのしじみ売りでいったん10分間の休憩に入る。
そして出てきたのが、桂千朝という落語家。いままでのざこばのしゃべるスピードがBPMで120だとすると、いきなり登場してまくらをはなしはじめたせんちょうの話すスピードはBPM60ぐらいととってもゆっくり。客をこばかにしているかのようなゆったりとしたしゃべりかた。やけに間をとってしゃべるせんちょう。ちょっといけすかない落語家かなとおもったが、どうしてどうして、その語り口がすばらしい。
なんていうか、きれいな日本語というのか、きれいな振り大阪弁を、流暢にしゃべる。声もとってもよくとおる声でざこばのしゃがれた声と比較にならないほどのきれいな声。
演目は、鹿政談というこれもいつかどこかで聞いたことのある奈良の鹿をころしてしまった男んおはなし。
この話にはきらずという食べ物がでてくる。これはおからのことなんだけど、本編にはいる前に、しっかりキラズの説明と由来を枕ではなしてくれて、本編の落語もとってもわかりやすかった。しゃべりもざこばのはなしがつっかえ叫ぶ落語なのに対して、リズミカルにきれいにしゃべる千朝。これがざこばの弟子か?あまりにもゲイ風がちがいすぎる。言葉のはなしかたというか言葉のおきかたがざこばとぜんぜん違う。
家にかえって調べたら、千朝はざこばの弟子ではなく、場べ米朝の弟子とのこと。それならうなづける。どこかおしゃれで理知的な語り口。
視覚障害者になると、その人の声と話し方がすべてなので、今日の4人の中では千朝がいちばん視覚障害者むけの落語家の声としゃべり方をしていた。
桂千朝 おすすめです。推し落語家です。
ざこばの落語はどろにまみれた野良猫のようだが、千朝の落語は品があり高貴な宮本佳林が飼っているジャスミンのようだった。
ps
最後のざこばの演目は「かさご」
という囲碁好きな二人の仲の良いおっさんの話。おもしろいけど、登場人物を、宮本佳林と田辺奈菜美におきかえてやってもおもしろそうだな。
1年前の今日は森ノ宮ピロティホールで鴻上尚史の舞台「朝日のような夕日をつれて」という舞台を見に行った私。今日は桂ざこばの落語会に行った。ハローのコンサートやイベント以外にもたくさんの舞台を見に行こうとおもっている私デスペア。網膜色素変性症な私。目でみるんんじゃなくて耳だけでたのしめる落語はいいね。
たしか4年前にも桂ざこばと桂南光の二人会を聞きに行った私。そのとき、南光のしゃがれたダミ声にびくりsて、ざこばのちいっちゃなおじいちゃんの風貌にびっくりした思いで。
今日は、桂ざこばがメインの落語会で、豊中市アクア文化ホールであった。出演者はざこばのほかにざこばの弟子のせんば、わかば、あとは米朝の弟子の桂千朝かつらせんちょう。
せんばがお招待された家をほめるはなしの「普請ほめ」、つづいて、わかばが「父親がしんだときにどうやって葬式をあげるかを息子たちがかたる片棒」、そして桂ざこばの「しじみ売り」という人情話。
たしか前回の二人会でも聞いたしじみ売り。涙がでたね。しじみをうって、下駄どろうぼうとまちがえられるところからなけてきた。
しじみ売りはおもしろいのだが、その前の枕もおもしろかった。桂米朝の筆頭弟子であるざこばが、今年3月に亡くなった米朝の臨終秘話をおもしろおかしくはなしてきかせる。師弟愛もかんじさせつつ、わらえたな。人の死をあれほどまでにおもしろおかしく語るのはやっぱりざこばも落語家だね。
ざこばのしじみ売りでいったん10分間の休憩に入る。
そして出てきたのが、桂千朝という落語家。いままでのざこばのしゃべるスピードがBPMで120だとすると、いきなり登場してまくらをはなしはじめたせんちょうの話すスピードはBPM60ぐらいととってもゆっくり。客をこばかにしているかのようなゆったりとしたしゃべりかた。やけに間をとってしゃべるせんちょう。ちょっといけすかない落語家かなとおもったが、どうしてどうして、その語り口がすばらしい。
なんていうか、きれいな日本語というのか、きれいな振り大阪弁を、流暢にしゃべる。声もとってもよくとおる声でざこばのしゃがれた声と比較にならないほどのきれいな声。
演目は、鹿政談というこれもいつかどこかで聞いたことのある奈良の鹿をころしてしまった男んおはなし。
この話にはきらずという食べ物がでてくる。これはおからのことなんだけど、本編にはいる前に、しっかりキラズの説明と由来を枕ではなしてくれて、本編の落語もとってもわかりやすかった。しゃべりもざこばのはなしがつっかえ叫ぶ落語なのに対して、リズミカルにきれいにしゃべる千朝。これがざこばの弟子か?あまりにもゲイ風がちがいすぎる。言葉のはなしかたというか言葉のおきかたがざこばとぜんぜん違う。
家にかえって調べたら、千朝はざこばの弟子ではなく、場べ米朝の弟子とのこと。それならうなづける。どこかおしゃれで理知的な語り口。
視覚障害者になると、その人の声と話し方がすべてなので、今日の4人の中では千朝がいちばん視覚障害者むけの落語家の声としゃべり方をしていた。
桂千朝 おすすめです。推し落語家です。
ざこばの落語はどろにまみれた野良猫のようだが、千朝の落語は品があり高貴な宮本佳林が飼っているジャスミンのようだった。
ps
最後のざこばの演目は「かさご」
という囲碁好きな二人の仲の良いおっさんの話。おもしろいけど、登場人物を、宮本佳林と田辺奈菜美におきかえてやってもおもしろそうだな。