警報音が鳴っても40秒は電車はこない。
今日は土曜日、福岡博多のキャナルシティーではみやもとかりんがそろになってはじめてのリリースイベントがおこなわれたよう。6月22日発売のセカンドシングルなんてったってアイラブユーの予約イベント。めずらしいことに、もしかしてハロプロ初めてで、オチャノーマのデビューシングル7月13にち発売のシングルcdと同じ会場で同じ今日時間をずらして交互にリリースイベント。これはめずらしいね。
ハロプロで1番新しいグループ、オチャノーマと、ハロプロを卒業してソロ歌手になった宮本佳林が同じ場所同じ時間帯で交互にイベント。これはお得なイベントだね。行けばよかった。
そんな今日、おおさかのわたしは、ガイドヘルパーさんと一緒に奈良県へ。先月、近鉄郡山駅付近の踏切であった死亡事故の調査。51歳の視覚障害者女性が電車にはねられてなくなった事件の調査。目の見えないわたし。網膜色素変性症な私デスペア。日本全国一人旅ハロプロ遠征をしている私。ひとごとではない。横断歩道はよく利用するけども、踏切はほとんど利用しない私。思い返してみても過去10年間で、ひとりで踏切をわたったのは、2会ほど。大阪のjr福島駅の踏切と、神奈川座間市の総武大駅ちかくの踏切ぐらい。どちらも人通りが多い踏切だったので、人の足音についていけばなんとかわたれた。でも田舎の人があまり通らない踏切だと方向を間違えずに踏切を渡り切るのは訓練が必要だね。
朝9時に、阪急梅田駅でガイドヘルパーさんと待ち合わせ、まずは、阪急服部天神駅に行く。この駅の踏切は、めずらしいことに、踏切の中にもエスコートゾーン、簡易型の点字ブロックが敷設されてある。もちろん、その踏切までと踏切をわたった先にも、点字ブロックがしっかり敷設されてある。いいね。
そのあと、また大阪梅田にもどって、jr大阪駅から、ヤマトジ快速、環状線内回りのホームから出ている電車にのってjr郡山駅へ。45分、730円。ガイドヘルパーさんと一緒なので、ふたりで障害者輪wりびきと解除者割引で合計720円。jr郡山駅というのは、奈良県と福島県にあって、おなじ駅めい。わたしが今日いったのは奈良県の郡山駅。奈良県の大和郡山市の駅。
駅に到着して、改札をでると、金魚のオブジェ。大和郡山は金魚の洋食が盛んで、金魚の町らしい。たしか、全国金魚すくい選手権もおこなわれているね。
jrの郡山駅から、近鉄郡山駅のほうに向かってあるく。田舎町で、大きなビルなどはなく、駅からはなれると住宅街一戸建ての受託がおおいね。途中、スーパーとつぶれたパチンコ屋、コンビニ、吉野家があるぐらいで、あとはなぜか和菓子のお店が3軒ぐらいあった、。
田舎の町をあるいておもうのが、点字ブロックがないということ。駅のまわりにはすこし点字ブロックはあるけども、そこから少しでもはなれたらもう点字ブロックはない。視覚障害者が田舎で暮らすっていうのはほんと難しいね。ニュースによると、亡くなった視覚障害者女性も、1週間前に引っ越してきてばかりで、踏切事故にあったよう。不慣れな場所での新生活。おそらく、歩行訓練をうけて街歩きもしていないだろうし、同行援護サービスをうけてガイドヘルパーと一緒に街歩き歩行訓練もしていなかったんだろうな。引越ししたての視覚障害者ひとり暮らしの視覚障害者には、優先的に同行援護や歩行訓練を受けられるようにすべきだね。同行援護の支給量がどうだとか、申請手続きをしてもらわないといけないとか、そういった役所的手続きはやめてほしいね。
踏切に到着しておもったのは、道路幅が非常に狭い、ということは踏切の幅もせまい。車1台とひと1人でやっとのせまさ。都会だと、車2台と歩行者自転車がとおれるぐらいのはば11メートルぐらいあるけども、この踏切は幅が3メートル程度しかなかった。
そしてはじめて知ったのだけども、踏切には、点字ブロック警告ブロックが、横断歩道のように、わたりぐちにずらーっと警告ブロックが横にしきつめられていないのね。横断歩道だと、その幅いっぱいに警告ブロックがしきつめられていて、しかも、横断歩道の渡る方向をおしえてくれる線状点字ブロックも2枚ぐらいはってあるけども、踏切にはそういった踏切を渡る方向を指し示す線状の点字ブロックもないのね。はじめて知った。
デスペア的全盲視覚障害者の踏切の渡り方のポイント
1、警報音に驚くな
今回2つの踏切を調査してわかったのは、踏切の警報音のおとは、とても大きく、いきなりなるので、視覚障害者はびっくりして、そして怖くなるということ。あのカンカンカンカンというけたたましい警報音は、電車がすぐにでも通過して、そして、すぐにでもはねられてしまうと思い込ませてしまう。とても恐怖な警報音。
でも、調査してわかったのは、その警報音がなっても、すぐには電車はこないということ。
警報音がなって、約15秒たつと、遮断機の棒がおりきる。なので、あわてることはない。踏切の距離は10メートルぐらいなので、落ち着いてわたれば、全盲視覚障害者でも十分渡り切れる時間の余裕はる。
そして、遮断機がおりきってから、約30秒たって、ようやく電車が通過する。つまり、警報音がなりはじめて、約40秒たたないと電車はこない。このことを私はしらなかった。警報音がなりひびいたらすぐにでも、電車が通過するものと思い込んでいた。そう思わせるほどの、あの警報音のけたたましさ。
なので、もし踏切ないで、警報音がなったとしても、決してあわてることはない。逆に、あわててはだめだと、強く思った。
できることなら、警報音がなる前に、音声アナウンスで、電車が近づいています、電車が近づいていますと、やさしい声でアナウンスしてほしいね。あるいは、軽やかなメロディーをながしてほしいね。これがあると、視覚障害者は警報音に驚いてパニックにおちいることはないと思う。
2、遮断機のバーをつかめ
私のイメージでは、踏切の遮断機の棒、バーは、竹竿かとおもっていたけど、今は、プラスチックなのね。太さは、服部天神駅の遮断機バーは、ちょうどペットボトル500ミリの太さぐらいあった。近鉄郡山駅の踏切の遮断機バーは、それよりすこし細かった。大人男性がつかむと、親指と中指がつくぐらいの直系だった。あと、遮断機のバーの下には、ビラビラとすだれいみたいなものがたれさがっているのね。
もし、踏切内でパニックにおちいって、自分が踏切の中にいるのか、外にすでに出ているんかわからなくなった場合。もし、遮断機バーを見つけたら、それに、つかまっておけばよいことがわかった。遮断機バーをつかんでいると、たとえそれが踏切の中であっても、電車にはねられることはない。
ガイドヘルパーさんに計測してもらったら、服部天神でも近鉄郡山でも、踏切の遮断機の棒から、線路までは1メートル50センチほどあり、遮断機の棒から電車の側面までの距離は1メートルほどある。てっきり、遮断機の棒のすれすれを電車は通貨しているかとおもっていたけどそうじゃないのね。
1メートルの距離があれば、大人ひとり、がリュックをしょっていたとしても大丈夫な距離。大人がリュックをしょっていると、その幅は60センチぐらい。十分電車との距離はあるね。
電車の運転手は、きっと警告音クラクションをならしつづけるけど、大丈夫。遮断機の棒につかまっていればよい。なんなら、遮断機の真下に腰をかがめて入り込むのもよいね。
一番ダメなのが、踏切の外にいるのか中にいるのかわからないのに、そのs遮断機からはなれること。これは一番危険だね。まさにいちかばちかになってしまう。絶対だめだね。
視覚障害者は音がたよりなのだけども、踏切の警告音と、電車のクラクション警告音がなりひびいていると、方向がまったくわからなくなるし、まわりで、通行人がこっちだこっちだと叫んでも聞こえないだろうね。そうなると、通行人が手引きしてくれるのをまつか、あるいは、遮断機の棒につかまっておくべきだね。
3、踏切のへり、段差にそって歩け
踏切の中をわたって、向こう側にわたるには、方向がわからないといけない。
その前に、視覚障害者は、だれだって、まっすぐは歩けない。絶対、右か左にずれる。このことは間違いない。視覚障害者はまっすぐ歩いているとおもっていても、必ずどちらかにそれている。このことをまず知らないといけない。
なので、必ず、何かにそって、何かを白杖で確認しながら、踏切をわたらないといけない。
服部天神駅だとエスコートゾーンがあるけども。ほとんどの踏切ではそんなものはない。
ではどうするかというと、踏切のはしっこ、へりにそってあるく。踏切の地面は線路の地面よりも、かならず数十センチ高くなっている。そりゃそうだね、もしその高さがないと、車も人も、線路のでっぱりにつまづくよね。つまづかないように、線路の高さ分だけ、床上げがされている。
ということは、その踏切の床上げされた、はしは、段差になっていて、そこをおりると、線路のじゃり地面。その段差に白杖をそわせてあるく必要がある。特に、通行人がいないような、田舎の踏切では、そうするしか方向をまちがわない手段はない。
この踏切のへり、段差にそっていけば、かならず、踏切の向こう側にいける。なので、それにそってあるけばよい。
近鉄郡山の踏切は、その段差が、一本道ではなく、すこし、外に湾曲していたものの、でも、そのヘリ段差にそっていけば、ちゃんと向こう側にたどりつけた。。
警告音がなっても、このへり、段差に白杖をそわせてあるくべきだね。
4、改善提案
今回調査して、私が思った改善点は以下のとおり。
まず、踏切をわたる方向をどどうやって、視覚障害者に知らせるか。踏切の中にはいれば、踏切のヘリ、段差にそってあるけばいいけども。その踏切の前だと方向がわからない。
近鉄郡山の踏切では、たった4枚、の警告ブロックがしいてあるだけ。60センチ四方の正方形の警告ブロック。
これは非常にみつけにくい、しかも、近鉄郡山駅の警告ブロックは、何枚かはがれていたり、やぶれていたりした。
この4枚の警告ブロックは当然として、その警告ブロックにつながる、線状点字ブロックをつなげるべきだね。横断歩道のように。
あるいは、車道の両端にある、白線、区画線を、でこぼこにすべきだね。そのような、でこぼこ白線は、リブ式区画線といって、すでに敷設されている場所もある。私の近所の図書館への道路にもこの白線がしいてある。点字ブロックは幅30センチのスペースがいるけども、リブ式区画線、でこぼこ白線だと、白線の幅、15センチぐらいがあればいい。
近鉄郡山の踏切前の車道にも、せまい車道だけども、ちゃんと両端に白線はあった、その白線の先に4枚の警告ブロックが敷設してあった。この白線をでこぼこ白線にすれば、線状ブロックのかわりになる。
そして、もう一つの改善提案は、警告音の前に、やさしい声での、アナウンス。これは大事だと思う。
話はちょっとそれるが、全盲視覚障害者が、音響式の信号機をわたるときは、かならず、カッコーカッコなどの音響がなりだしてから、横断歩道をわたる。なっている途中では決してわたらない。私が青信号なのに、たたずんでいると、まわりの人が、青ですよとおしえてくれる。
でも、私は、自分が、赤から青にかわったときからわたりはじめることにしているので、次の青でわたります、ありがとうございますととその親切な人に言っている。
これは、カッコーカッコーの音響がなっている、途中で横断歩道にはいると、途中で、そのカッコーがなりやみ、方向がわからなくなる。そして赤になる。なので、私は必ず、音響がなってから渡るようにしている。
それほどまでに、全盲視覚障害者は用心して横断歩道をわたる。
踏切も同じような用心をしてわたりたいけども、踏切の警告音はいつ、なりだすかわからない。まったく予測がつかない。普通の横断歩道だと、一定のリズムというか、時間の感覚d、赤が青になり、青が赤になる。この店舗を、踏切では把握できない。だから、警告音がいきなりなると、全盲視覚障害者はパニックになる。そして、その警告音は、方向をおしえてくえる音響ではなく、逆に、方向感覚をうしなわせるけたたましい音。
このパニックををおさえるには、警告音の前に、やさしい声での、もうすぐ電車がやってきますよ、のアナウンス。これが必要。
今日、実際に、何度も何度も踏切をいったりきたりして、それを強く思った。
ニュースでは、この女性は、自分が踏切にはいったことに気づかず、踏切をわたりかけていたのに、あともどりして、電車にはねられたと報道している。
ただ、この踏切は、盛り土のようなところにあって、東西にのびる車道よりもすこし高くなっている。なので、すこしのぼって、そして踏切、ふみきりをわたると、下り坂になっている。なので、踏切にはいったことは女性はわかっていたと思う。
と書いてみたものの、私も、何度も今日踏切をわたってわかったのは。踏切を渡る緊張感で、そののぼり坂にきづかない。踏切をわたりおえると、ちょっと急な短いくだり坂みたいになっているけども、それをくだってもまだふみきりの中。あぶない。やっぱり、踏切の外に、線状点字ブロックを5メートルほど敷設するか、白線をでこぼこ白線にすべきだね。警告ブロック4枚だけだと、それに気づかない。あるいは私のように、踏切の中のの舗装がちゃんとしていない部分を警告部六と勘違いしてしまうおそれもある。やっぱり、もっとしっかり点字ブロックを長く敷設するのが必要だね。
4、その他
近鉄郡山の踏切を何度もいったりきたりするとわかったのは。踏切の警告音がなる前に、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さなブザー音がなっている。この音は踏切の中にいたら聞こえる。このブザー音はなんなのだろうか?あのブザー音をもう少し大きくしてもいいかも。
近鉄郡山の踏切の近くの酒屋で、トマトジュース120円を買って、そこで売っていた花を160円dで購入。酒屋の人に、事故のことをきいてみたけど、直接知っている店のご主人は、その3日後にたおれてしまって今は病院とのこと。聞いたところによると、はねられた女性は、ひかれたわけではなく、接触して、はねとばされて、どこかをぶつけて、亡くなったよう。血がでてはいなかった。たおれた女性に人口組成を、救急車がくるまえに通行人の人がやっていた。そんな情報をおしえてもらった。
その酒屋の反対側、踏切の向こうに、小さなマンションがあり、その1階に簿防犯カメラがあり、その防犯カメラに、女性が踏切であたふたしている姿が録画されていたようだった。その映像は、関西テレビのニュースでつかわれているよう。
その映像を見ると、右手に白杖を持ち、白杖をつかって、踏切にはいったものの、なぜか、白杖を、左手にもちかえて、その白杖を、うしろにひきずりながらあるいているように見えるらしい。
だとするのなら、女性は、弱視だったのかもしれない。踏切の床面は、黒色で、黄色いラインが踏切の中にひいてあって、その黄色いラインにそってあるけば、踏切の外の方向にでられる。その黄色いラインを目でみながら、踏切をわたっていたのかもね。そして、なぜ白杖を右手から左手にもちかえたかというと、可能性としては、その女性の右側をすれすれで通っていく車を気にして、もし車がきたら、白杖がじゃまになるから、左手にもちかえたのかな?ここは謎。
ぜひ、みなさんも、以下の動画を見て、原因を考えてください。
最後に、あらためて、亡くなられた女性のご冥福をお祈りいたします。
視覚障害者が列車と接触し死亡した事故 踏切手前の点字ブロックはがれる 踏切内に入ったこと気付かずか
検証動画 全盲視覚障害者が視覚障害者踏切死亡事故 @奈良 近鉄郡山駅の踏切を調べてみた
今日は土曜日、福岡博多のキャナルシティーではみやもとかりんがそろになってはじめてのリリースイベントがおこなわれたよう。6月22日発売のセカンドシングルなんてったってアイラブユーの予約イベント。めずらしいことに、もしかしてハロプロ初めてで、オチャノーマのデビューシングル7月13にち発売のシングルcdと同じ会場で同じ今日時間をずらして交互にリリースイベント。これはめずらしいね。
ハロプロで1番新しいグループ、オチャノーマと、ハロプロを卒業してソロ歌手になった宮本佳林が同じ場所同じ時間帯で交互にイベント。これはお得なイベントだね。行けばよかった。
そんな今日、おおさかのわたしは、ガイドヘルパーさんと一緒に奈良県へ。先月、近鉄郡山駅付近の踏切であった死亡事故の調査。51歳の視覚障害者女性が電車にはねられてなくなった事件の調査。目の見えないわたし。網膜色素変性症な私デスペア。日本全国一人旅ハロプロ遠征をしている私。ひとごとではない。横断歩道はよく利用するけども、踏切はほとんど利用しない私。思い返してみても過去10年間で、ひとりで踏切をわたったのは、2会ほど。大阪のjr福島駅の踏切と、神奈川座間市の総武大駅ちかくの踏切ぐらい。どちらも人通りが多い踏切だったので、人の足音についていけばなんとかわたれた。でも田舎の人があまり通らない踏切だと方向を間違えずに踏切を渡り切るのは訓練が必要だね。
朝9時に、阪急梅田駅でガイドヘルパーさんと待ち合わせ、まずは、阪急服部天神駅に行く。この駅の踏切は、めずらしいことに、踏切の中にもエスコートゾーン、簡易型の点字ブロックが敷設されてある。もちろん、その踏切までと踏切をわたった先にも、点字ブロックがしっかり敷設されてある。いいね。
そのあと、また大阪梅田にもどって、jr大阪駅から、ヤマトジ快速、環状線内回りのホームから出ている電車にのってjr郡山駅へ。45分、730円。ガイドヘルパーさんと一緒なので、ふたりで障害者輪wりびきと解除者割引で合計720円。jr郡山駅というのは、奈良県と福島県にあって、おなじ駅めい。わたしが今日いったのは奈良県の郡山駅。奈良県の大和郡山市の駅。
駅に到着して、改札をでると、金魚のオブジェ。大和郡山は金魚の洋食が盛んで、金魚の町らしい。たしか、全国金魚すくい選手権もおこなわれているね。
jrの郡山駅から、近鉄郡山駅のほうに向かってあるく。田舎町で、大きなビルなどはなく、駅からはなれると住宅街一戸建ての受託がおおいね。途中、スーパーとつぶれたパチンコ屋、コンビニ、吉野家があるぐらいで、あとはなぜか和菓子のお店が3軒ぐらいあった、。
田舎の町をあるいておもうのが、点字ブロックがないということ。駅のまわりにはすこし点字ブロックはあるけども、そこから少しでもはなれたらもう点字ブロックはない。視覚障害者が田舎で暮らすっていうのはほんと難しいね。ニュースによると、亡くなった視覚障害者女性も、1週間前に引っ越してきてばかりで、踏切事故にあったよう。不慣れな場所での新生活。おそらく、歩行訓練をうけて街歩きもしていないだろうし、同行援護サービスをうけてガイドヘルパーと一緒に街歩き歩行訓練もしていなかったんだろうな。引越ししたての視覚障害者ひとり暮らしの視覚障害者には、優先的に同行援護や歩行訓練を受けられるようにすべきだね。同行援護の支給量がどうだとか、申請手続きをしてもらわないといけないとか、そういった役所的手続きはやめてほしいね。
踏切に到着しておもったのは、道路幅が非常に狭い、ということは踏切の幅もせまい。車1台とひと1人でやっとのせまさ。都会だと、車2台と歩行者自転車がとおれるぐらいのはば11メートルぐらいあるけども、この踏切は幅が3メートル程度しかなかった。
そしてはじめて知ったのだけども、踏切には、点字ブロック警告ブロックが、横断歩道のように、わたりぐちにずらーっと警告ブロックが横にしきつめられていないのね。横断歩道だと、その幅いっぱいに警告ブロックがしきつめられていて、しかも、横断歩道の渡る方向をおしえてくれる線状点字ブロックも2枚ぐらいはってあるけども、踏切にはそういった踏切を渡る方向を指し示す線状の点字ブロックもないのね。はじめて知った。
デスペア的全盲視覚障害者の踏切の渡り方のポイント
1、警報音に驚くな
今回2つの踏切を調査してわかったのは、踏切の警報音のおとは、とても大きく、いきなりなるので、視覚障害者はびっくりして、そして怖くなるということ。あのカンカンカンカンというけたたましい警報音は、電車がすぐにでも通過して、そして、すぐにでもはねられてしまうと思い込ませてしまう。とても恐怖な警報音。
でも、調査してわかったのは、その警報音がなっても、すぐには電車はこないということ。
警報音がなって、約15秒たつと、遮断機の棒がおりきる。なので、あわてることはない。踏切の距離は10メートルぐらいなので、落ち着いてわたれば、全盲視覚障害者でも十分渡り切れる時間の余裕はる。
そして、遮断機がおりきってから、約30秒たって、ようやく電車が通過する。つまり、警報音がなりはじめて、約40秒たたないと電車はこない。このことを私はしらなかった。警報音がなりひびいたらすぐにでも、電車が通過するものと思い込んでいた。そう思わせるほどの、あの警報音のけたたましさ。
なので、もし踏切ないで、警報音がなったとしても、決してあわてることはない。逆に、あわててはだめだと、強く思った。
できることなら、警報音がなる前に、音声アナウンスで、電車が近づいています、電車が近づいていますと、やさしい声でアナウンスしてほしいね。あるいは、軽やかなメロディーをながしてほしいね。これがあると、視覚障害者は警報音に驚いてパニックにおちいることはないと思う。
2、遮断機のバーをつかめ
私のイメージでは、踏切の遮断機の棒、バーは、竹竿かとおもっていたけど、今は、プラスチックなのね。太さは、服部天神駅の遮断機バーは、ちょうどペットボトル500ミリの太さぐらいあった。近鉄郡山駅の踏切の遮断機バーは、それよりすこし細かった。大人男性がつかむと、親指と中指がつくぐらいの直系だった。あと、遮断機のバーの下には、ビラビラとすだれいみたいなものがたれさがっているのね。
もし、踏切内でパニックにおちいって、自分が踏切の中にいるのか、外にすでに出ているんかわからなくなった場合。もし、遮断機バーを見つけたら、それに、つかまっておけばよいことがわかった。遮断機バーをつかんでいると、たとえそれが踏切の中であっても、電車にはねられることはない。
ガイドヘルパーさんに計測してもらったら、服部天神でも近鉄郡山でも、踏切の遮断機の棒から、線路までは1メートル50センチほどあり、遮断機の棒から電車の側面までの距離は1メートルほどある。てっきり、遮断機の棒のすれすれを電車は通貨しているかとおもっていたけどそうじゃないのね。
1メートルの距離があれば、大人ひとり、がリュックをしょっていたとしても大丈夫な距離。大人がリュックをしょっていると、その幅は60センチぐらい。十分電車との距離はあるね。
電車の運転手は、きっと警告音クラクションをならしつづけるけど、大丈夫。遮断機の棒につかまっていればよい。なんなら、遮断機の真下に腰をかがめて入り込むのもよいね。
一番ダメなのが、踏切の外にいるのか中にいるのかわからないのに、そのs遮断機からはなれること。これは一番危険だね。まさにいちかばちかになってしまう。絶対だめだね。
視覚障害者は音がたよりなのだけども、踏切の警告音と、電車のクラクション警告音がなりひびいていると、方向がまったくわからなくなるし、まわりで、通行人がこっちだこっちだと叫んでも聞こえないだろうね。そうなると、通行人が手引きしてくれるのをまつか、あるいは、遮断機の棒につかまっておくべきだね。
3、踏切のへり、段差にそって歩け
踏切の中をわたって、向こう側にわたるには、方向がわからないといけない。
その前に、視覚障害者は、だれだって、まっすぐは歩けない。絶対、右か左にずれる。このことは間違いない。視覚障害者はまっすぐ歩いているとおもっていても、必ずどちらかにそれている。このことをまず知らないといけない。
なので、必ず、何かにそって、何かを白杖で確認しながら、踏切をわたらないといけない。
服部天神駅だとエスコートゾーンがあるけども。ほとんどの踏切ではそんなものはない。
ではどうするかというと、踏切のはしっこ、へりにそってあるく。踏切の地面は線路の地面よりも、かならず数十センチ高くなっている。そりゃそうだね、もしその高さがないと、車も人も、線路のでっぱりにつまづくよね。つまづかないように、線路の高さ分だけ、床上げがされている。
ということは、その踏切の床上げされた、はしは、段差になっていて、そこをおりると、線路のじゃり地面。その段差に白杖をそわせてあるく必要がある。特に、通行人がいないような、田舎の踏切では、そうするしか方向をまちがわない手段はない。
この踏切のへり、段差にそっていけば、かならず、踏切の向こう側にいける。なので、それにそってあるけばよい。
近鉄郡山の踏切は、その段差が、一本道ではなく、すこし、外に湾曲していたものの、でも、そのヘリ段差にそっていけば、ちゃんと向こう側にたどりつけた。。
警告音がなっても、このへり、段差に白杖をそわせてあるくべきだね。
4、改善提案
今回調査して、私が思った改善点は以下のとおり。
まず、踏切をわたる方向をどどうやって、視覚障害者に知らせるか。踏切の中にはいれば、踏切のヘリ、段差にそってあるけばいいけども。その踏切の前だと方向がわからない。
近鉄郡山の踏切では、たった4枚、の警告ブロックがしいてあるだけ。60センチ四方の正方形の警告ブロック。
これは非常にみつけにくい、しかも、近鉄郡山駅の警告ブロックは、何枚かはがれていたり、やぶれていたりした。
この4枚の警告ブロックは当然として、その警告ブロックにつながる、線状点字ブロックをつなげるべきだね。横断歩道のように。
あるいは、車道の両端にある、白線、区画線を、でこぼこにすべきだね。そのような、でこぼこ白線は、リブ式区画線といって、すでに敷設されている場所もある。私の近所の図書館への道路にもこの白線がしいてある。点字ブロックは幅30センチのスペースがいるけども、リブ式区画線、でこぼこ白線だと、白線の幅、15センチぐらいがあればいい。
近鉄郡山の踏切前の車道にも、せまい車道だけども、ちゃんと両端に白線はあった、その白線の先に4枚の警告ブロックが敷設してあった。この白線をでこぼこ白線にすれば、線状ブロックのかわりになる。
そして、もう一つの改善提案は、警告音の前に、やさしい声での、アナウンス。これは大事だと思う。
話はちょっとそれるが、全盲視覚障害者が、音響式の信号機をわたるときは、かならず、カッコーカッコなどの音響がなりだしてから、横断歩道をわたる。なっている途中では決してわたらない。私が青信号なのに、たたずんでいると、まわりの人が、青ですよとおしえてくれる。
でも、私は、自分が、赤から青にかわったときからわたりはじめることにしているので、次の青でわたります、ありがとうございますととその親切な人に言っている。
これは、カッコーカッコーの音響がなっている、途中で横断歩道にはいると、途中で、そのカッコーがなりやみ、方向がわからなくなる。そして赤になる。なので、私は必ず、音響がなってから渡るようにしている。
それほどまでに、全盲視覚障害者は用心して横断歩道をわたる。
踏切も同じような用心をしてわたりたいけども、踏切の警告音はいつ、なりだすかわからない。まったく予測がつかない。普通の横断歩道だと、一定のリズムというか、時間の感覚d、赤が青になり、青が赤になる。この店舗を、踏切では把握できない。だから、警告音がいきなりなると、全盲視覚障害者はパニックになる。そして、その警告音は、方向をおしえてくえる音響ではなく、逆に、方向感覚をうしなわせるけたたましい音。
このパニックををおさえるには、警告音の前に、やさしい声での、もうすぐ電車がやってきますよ、のアナウンス。これが必要。
今日、実際に、何度も何度も踏切をいったりきたりして、それを強く思った。
ニュースでは、この女性は、自分が踏切にはいったことに気づかず、踏切をわたりかけていたのに、あともどりして、電車にはねられたと報道している。
ただ、この踏切は、盛り土のようなところにあって、東西にのびる車道よりもすこし高くなっている。なので、すこしのぼって、そして踏切、ふみきりをわたると、下り坂になっている。なので、踏切にはいったことは女性はわかっていたと思う。
と書いてみたものの、私も、何度も今日踏切をわたってわかったのは。踏切を渡る緊張感で、そののぼり坂にきづかない。踏切をわたりおえると、ちょっと急な短いくだり坂みたいになっているけども、それをくだってもまだふみきりの中。あぶない。やっぱり、踏切の外に、線状点字ブロックを5メートルほど敷設するか、白線をでこぼこ白線にすべきだね。警告ブロック4枚だけだと、それに気づかない。あるいは私のように、踏切の中のの舗装がちゃんとしていない部分を警告部六と勘違いしてしまうおそれもある。やっぱり、もっとしっかり点字ブロックを長く敷設するのが必要だね。
4、その他
近鉄郡山の踏切を何度もいったりきたりするとわかったのは。踏切の警告音がなる前に、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さなブザー音がなっている。この音は踏切の中にいたら聞こえる。このブザー音はなんなのだろうか?あのブザー音をもう少し大きくしてもいいかも。
近鉄郡山の踏切の近くの酒屋で、トマトジュース120円を買って、そこで売っていた花を160円dで購入。酒屋の人に、事故のことをきいてみたけど、直接知っている店のご主人は、その3日後にたおれてしまって今は病院とのこと。聞いたところによると、はねられた女性は、ひかれたわけではなく、接触して、はねとばされて、どこかをぶつけて、亡くなったよう。血がでてはいなかった。たおれた女性に人口組成を、救急車がくるまえに通行人の人がやっていた。そんな情報をおしえてもらった。
その酒屋の反対側、踏切の向こうに、小さなマンションがあり、その1階に簿防犯カメラがあり、その防犯カメラに、女性が踏切であたふたしている姿が録画されていたようだった。その映像は、関西テレビのニュースでつかわれているよう。
その映像を見ると、右手に白杖を持ち、白杖をつかって、踏切にはいったものの、なぜか、白杖を、左手にもちかえて、その白杖を、うしろにひきずりながらあるいているように見えるらしい。
だとするのなら、女性は、弱視だったのかもしれない。踏切の床面は、黒色で、黄色いラインが踏切の中にひいてあって、その黄色いラインにそってあるけば、踏切の外の方向にでられる。その黄色いラインを目でみながら、踏切をわたっていたのかもね。そして、なぜ白杖を右手から左手にもちかえたかというと、可能性としては、その女性の右側をすれすれで通っていく車を気にして、もし車がきたら、白杖がじゃまになるから、左手にもちかえたのかな?ここは謎。
ぜひ、みなさんも、以下の動画を見て、原因を考えてください。
最後に、あらためて、亡くなられた女性のご冥福をお祈りいたします。
視覚障害者が列車と接触し死亡した事故 踏切手前の点字ブロックはがれる 踏切内に入ったこと気付かずか
検証動画 全盲視覚障害者が視覚障害者踏切死亡事故 @奈良 近鉄郡山駅の踏切を調べてみた