(実はわたし、近藤誠先生のこのご本、まだ読んでませんww抗がん剤のことについて書くとしたら、先に読んどかなくちゃと思ったんですけど……まあ、そんな程度の人が書いてるっていうことでよろしくですm(_ _)m)
実はわたし、「抗がん剤」というものに昔からめっちゃ不信感を抱いてまして、というのも、がんの最後の戦いにおいて、さらに苦しみが増しただけで亡くなった……でも本人は自分の命が惜しいというより、自分がいなくなったら家族が困る、子供の成長をもっと見ていたい、だからワラにも縋る思いで「それしかない」と医師から言われる治療法を次々試してみたものの、最後は闘病虚しくお亡くなりに……みたいなケース、よく聞きますね(^^;)
ですので、「抗がん剤の有効性」ということには、非常に疑問があって、自分ががんになったり、あるいは家族や身近な人ががんになった場合に備え、そのあたりのことを今から知っておきたい、みたいに思ってました。
それで、立花隆先生著の「がん 生と死の謎に挑む」は、2010年10月出版で、今から約七年ほど前に出版された本なわけですが、医学の世界は日進月歩、その後、わたしも「手術した退院後は、日帰りで抗がん剤治療を受け、副作用も少ない」みたいな話をちらほら聞いたりもして……なので、抗がん剤治療が「今」どうかというより、抗がん剤治療について前もって知っておいたほうがいいような基礎知識について、再び「がん 生と死の謎に挑む」より引用させていただきたいと思いますm(_ _)m
>>がんの治療でやっかいなのは、がんは100パーセントの敵ではなく、自分自身でもあるということです。がんに対する攻撃は自分自身に対する攻撃でもあります。がんの手術は多かれ少かれ、自分自身の健康な肉体を傷つけ、その一部を切除してしまうことでもあるから、肉体的に相当の負担になります。
僕がかかった膀胱がんの場合も、ちょっと重くなると、膀胱全摘出などといった大変な事態になります。胃がんなら胃を全部取った、半分取ったなどというケースがよくあるし、大腸、結腸なら、相当部分を摘出して、人工肛門を付けざるをえなかったなどというケースもよくあります。
がんの患部だけをピンポイントで切り出すということはほぼできなくて、予後の安全(周辺組織への浸潤を防ぐ)のためにも健康な部分もいっしょに大きくえぐり取らなければなりません。放射線療法の場合も、ピンポイントで患部だけに放射線をかけることはできなくて、健康な部分を含めて放射線をかけることになりますから、どうしたって副作用から逃れきれません。
副作用が特に深刻なのは、化学療法といわれる抗がん剤の副作用です。抗がん剤は、がん細胞の増殖を止めようとします。しかし抗がん剤は、がん細胞だけにピンポイントで作用するということができません。抗がん剤を服用するとそれは血流にのって、全身のすみずみまで運ばれていきます。手術や放射線は、ピンポイントではないにしろ、患部だけに働きかける局所療法ですが、抗がん剤は、全身療法にならざるをえないのです。その副作用は全身に及びます。
がん細胞の際だった特徴は、その急速な増殖にあります。がんとは、ある部分の細胞がとめどなく増殖するようになる細胞の病気です。抗がん剤はその増殖をおさえようとする薬です。しかし、がん細胞の増殖だけをおさえることができないので、あらゆる細胞の増殖をおさえようとします。だから、抗がん剤の副作用は大きいのです。
人間の体は、すべて新陳代謝していきます。六十兆の細胞がみな新しい細胞に置き換わることを日々つづけていく(すべての人において毎日平均数千億の細胞が新しい細胞に置き換っている)から、人間は生きているのです。細胞はみな細胞分裂によって新しい細胞になっていきます。それをおさえようとするのが抗がん剤ですから、抗がん剤は、人体のすべての細胞のナチュラルな働きを止めようとする薬だともいえるわけです。いってみれば、抗がん剤は生命の自然な働きに反する薬なのです。だからつらい副作用がいろいろ出てしまうのです。
人体の細胞の中にも、新陳代謝のスピードの速い遅いがあります。新陳代謝のスピードが速いところは、細胞分裂がそれだけ活発なところです。抗がん剤は細胞分裂が活発ながん細胞に働きかけてその細胞分裂を止めようとします。すると、がん細胞以外のもともと細胞分裂が活発なところにもその働きかけが及んで、そこの細胞分裂を止めようとします。抗がん剤の副作用の第一が頭がハゲることになるのは、そのためです。毛根は体の中で細胞分裂が激しいところだからです。副作用の第二は気持が悪くなり、吐き気がしたり、食欲がなくなったりすることです。これは胃腸など消化器の粘膜部分が体の中で最も新陳代謝の激しいところだからです。胃腸の粘膜は、数日の間に全部入れかわるほど、新陳代謝が激しい(細胞分裂がさかんな)ところなのです。
実はそのように細胞分裂がさかんに行われている場所は同時にがんができやすい場所でもあります。がんとは細胞分裂システムが狂うことですから、そのように、細胞分裂が常日頃から激しく行われている場所こそ狂いが生じやすいのです。
(『がん 生と死の謎に挑む』立花隆、NHKスペシャル取材班/文藝春秋社刊より)
わたし、ここ読んでて、「なるほど~」とすごく思ったんですよね
よく抗がん剤治療を受けると副作用として「髪が抜ける」、「吐き気に襲われる」っていうのは聞いてたんですけど、それが頭髪の部分や胃の粘膜では特に「新陳代謝が活発だから」なんて、全然知りませんでした。
いえ、もしお医者さんがそう説明してくださったとしたら、自分の中でもちょっと「ストン」と落ちるところがあると思うんですけど、お医者さんから「副作用として髪が抜けたり、吐き気やだるさがあります」みたいに説明されただけだと……「聞いてはいたけどこんなにつらかっただなんて」ってなる気がするんですよね(^^;)
もちろん、理由を知っても治療のつらさは変わらないにしても、「そっか。特に新陳代謝が活発だからなんだ」っていう意味がわかってると、わたしみたいに理屈っぽい人はちょっと治療のつらさに納得できるところがあります(あくまでも「ちょっと」とは思うんですけど)。
それで、まあわたしも医療のトーシロ(笑)なので、実際ほんとはどうなのかってお医者さんに聞かないとわかんないんですけど、「新陳代謝が活発なところほどガンになりやすい(細胞のコピーミスが生じやすい)」のであれば、済陽高穂先生の「ガンの栄養・代謝療法」って、そうしたところに特に効きそうなイメージが、わたし的にあったりします(あくまでトーシロのイメージとして・笑)。
そうした細胞のひとつひとつに超健康な食事法によって栄養を送りこむことで、正常細胞のひとつひとつが「ぼくたち、がんになんか負けないもん!」といった力強い精鋭細胞となり、百キロのおすもうさんが、がん細胞の上に突っ伏してその動きをついには封じてしまう……みたいなイメージがわたしの中にはあったり(あくまでもイメージ論ですよ?^^;)
では、今回は最後にまた済陽高穂先生の「今あるガンが消えていく食事」より文章を抜粋されていただいて、終わりにしたいと思いますm(_ _)m
>>抗ガン剤によって疲れ果てる骨髄
手術・抗ガン剤・放射線療法という三大治療は、いずれもガンを治療する一方で、患者さんの回復を妨げかねない「諸刃の剣」の要素を有しています。たとえば、手術で大きく患部を切除し、周辺のリンパ節までごっそり取ると、ガン細胞の切除や周辺リンパ節への転移防止という観点からはよくても、患者さんの体力や免疫力の低下を招くおそれがあります。
同じく抗ガン剤や放射線療法も、やり方によっては強い副作用が現れ、かえって患者さんの体を痛めつけることになりかねません。
慎重なさじ加減で行えば、できるだけ効果を高め、副作用を抑えることは可能ですが、それでも体に負担をかけることはさけられません。そこで、しばらく治療を休み、体の回復を待ってから治療を再開する、というようにインターバル(休薬期間)を置きながらくり返す方法がよくとられます。
いってみれば、患者さんの体力とガン細胞とのせめぎ合いです。この方法は、患者さんにある程度体力があるうちはよいのですが、体力が衰えてくると、けっきょくはジリジリと不利な状況に追い込まれることになります。
現在、抗ガン剤を使うときには、ある決められたガイドラインがあって、そのレベルで使わないと効果がないとされています。しかし、多くの場合は、そのガイドラインどおりに抗ガン剤を使うと、血液細胞や免疫細胞をつくり出す骨髄がヘトヘトに疲れ果ててしまいます。すると、貧血の症状が出るとともに、免疫力が落ち、回復力が弱まります。
当初は抗ガン剤と放射線療法が併用できるので、まだよいのですが、放射線療法は体への負担を考慮して二ヵ月以上はつづけられないことになっています。以後は、中断している放射線治療の分も抗ガン剤でカバーしようとして、たいてい抗ガン剤の投与量が多くなります。そうすると、最終的に一割前後の患者さんは、肺炎などの副作用で亡くなってしまいます。
これが、今のガン治療の現実です。
「ガン細胞を制圧できなければ、けっきょく、体もダメになるのだからやるしかない」
「ほかに効果的な治療法はないのだからしようがない」
多くの医師は、そう思っているでしょう。その気持ちは、もちろん私にもわかります。
しかし、だからといって、患者さんの体を犠牲にするような治療は、病を見て人間を見ない本末転倒なやり方でしょう。
第1章でふれたとおり、医師が手術や抗ガン剤でガン細胞を退治するのではありません。ガン細胞を退治するのは患者さんの免疫力で、手術や抗ガン剤はそれを助けているだけです。
「だったら、もっともっと、それをサポートできる方法はないか」――それを探し、研究して実践するのが医師の務めです。私は、その目的にかなう強力なサポート法を見出しました。それが「ガンの食事療法(栄養・代謝療法)」なのです。
(『今あるガンが消えていく食事~進行ガンでも有効率66.3%の奇跡~』済陽高穂先生著/マキノ出版より)
済陽高穂先生のこの御本については、最後のほうでまた触れたいと思うのですが、次回はとりあえず再び、この抗がん剤のことについて、立花隆先生著の「がん 生と死の謎に挑む」より、文章を引用させていただくところからはじめたいと思っています
それではまた~!!
実はわたし、「抗がん剤」というものに昔からめっちゃ不信感を抱いてまして、というのも、がんの最後の戦いにおいて、さらに苦しみが増しただけで亡くなった……でも本人は自分の命が惜しいというより、自分がいなくなったら家族が困る、子供の成長をもっと見ていたい、だからワラにも縋る思いで「それしかない」と医師から言われる治療法を次々試してみたものの、最後は闘病虚しくお亡くなりに……みたいなケース、よく聞きますね(^^;)
ですので、「抗がん剤の有効性」ということには、非常に疑問があって、自分ががんになったり、あるいは家族や身近な人ががんになった場合に備え、そのあたりのことを今から知っておきたい、みたいに思ってました。
それで、立花隆先生著の「がん 生と死の謎に挑む」は、2010年10月出版で、今から約七年ほど前に出版された本なわけですが、医学の世界は日進月歩、その後、わたしも「手術した退院後は、日帰りで抗がん剤治療を受け、副作用も少ない」みたいな話をちらほら聞いたりもして……なので、抗がん剤治療が「今」どうかというより、抗がん剤治療について前もって知っておいたほうがいいような基礎知識について、再び「がん 生と死の謎に挑む」より引用させていただきたいと思いますm(_ _)m
>>がんの治療でやっかいなのは、がんは100パーセントの敵ではなく、自分自身でもあるということです。がんに対する攻撃は自分自身に対する攻撃でもあります。がんの手術は多かれ少かれ、自分自身の健康な肉体を傷つけ、その一部を切除してしまうことでもあるから、肉体的に相当の負担になります。
僕がかかった膀胱がんの場合も、ちょっと重くなると、膀胱全摘出などといった大変な事態になります。胃がんなら胃を全部取った、半分取ったなどというケースがよくあるし、大腸、結腸なら、相当部分を摘出して、人工肛門を付けざるをえなかったなどというケースもよくあります。
がんの患部だけをピンポイントで切り出すということはほぼできなくて、予後の安全(周辺組織への浸潤を防ぐ)のためにも健康な部分もいっしょに大きくえぐり取らなければなりません。放射線療法の場合も、ピンポイントで患部だけに放射線をかけることはできなくて、健康な部分を含めて放射線をかけることになりますから、どうしたって副作用から逃れきれません。
副作用が特に深刻なのは、化学療法といわれる抗がん剤の副作用です。抗がん剤は、がん細胞の増殖を止めようとします。しかし抗がん剤は、がん細胞だけにピンポイントで作用するということができません。抗がん剤を服用するとそれは血流にのって、全身のすみずみまで運ばれていきます。手術や放射線は、ピンポイントではないにしろ、患部だけに働きかける局所療法ですが、抗がん剤は、全身療法にならざるをえないのです。その副作用は全身に及びます。
がん細胞の際だった特徴は、その急速な増殖にあります。がんとは、ある部分の細胞がとめどなく増殖するようになる細胞の病気です。抗がん剤はその増殖をおさえようとする薬です。しかし、がん細胞の増殖だけをおさえることができないので、あらゆる細胞の増殖をおさえようとします。だから、抗がん剤の副作用は大きいのです。
人間の体は、すべて新陳代謝していきます。六十兆の細胞がみな新しい細胞に置き換わることを日々つづけていく(すべての人において毎日平均数千億の細胞が新しい細胞に置き換っている)から、人間は生きているのです。細胞はみな細胞分裂によって新しい細胞になっていきます。それをおさえようとするのが抗がん剤ですから、抗がん剤は、人体のすべての細胞のナチュラルな働きを止めようとする薬だともいえるわけです。いってみれば、抗がん剤は生命の自然な働きに反する薬なのです。だからつらい副作用がいろいろ出てしまうのです。
人体の細胞の中にも、新陳代謝のスピードの速い遅いがあります。新陳代謝のスピードが速いところは、細胞分裂がそれだけ活発なところです。抗がん剤は細胞分裂が活発ながん細胞に働きかけてその細胞分裂を止めようとします。すると、がん細胞以外のもともと細胞分裂が活発なところにもその働きかけが及んで、そこの細胞分裂を止めようとします。抗がん剤の副作用の第一が頭がハゲることになるのは、そのためです。毛根は体の中で細胞分裂が激しいところだからです。副作用の第二は気持が悪くなり、吐き気がしたり、食欲がなくなったりすることです。これは胃腸など消化器の粘膜部分が体の中で最も新陳代謝の激しいところだからです。胃腸の粘膜は、数日の間に全部入れかわるほど、新陳代謝が激しい(細胞分裂がさかんな)ところなのです。
実はそのように細胞分裂がさかんに行われている場所は同時にがんができやすい場所でもあります。がんとは細胞分裂システムが狂うことですから、そのように、細胞分裂が常日頃から激しく行われている場所こそ狂いが生じやすいのです。
(『がん 生と死の謎に挑む』立花隆、NHKスペシャル取材班/文藝春秋社刊より)
わたし、ここ読んでて、「なるほど~」とすごく思ったんですよね
よく抗がん剤治療を受けると副作用として「髪が抜ける」、「吐き気に襲われる」っていうのは聞いてたんですけど、それが頭髪の部分や胃の粘膜では特に「新陳代謝が活発だから」なんて、全然知りませんでした。
いえ、もしお医者さんがそう説明してくださったとしたら、自分の中でもちょっと「ストン」と落ちるところがあると思うんですけど、お医者さんから「副作用として髪が抜けたり、吐き気やだるさがあります」みたいに説明されただけだと……「聞いてはいたけどこんなにつらかっただなんて」ってなる気がするんですよね(^^;)
もちろん、理由を知っても治療のつらさは変わらないにしても、「そっか。特に新陳代謝が活発だからなんだ」っていう意味がわかってると、わたしみたいに理屈っぽい人はちょっと治療のつらさに納得できるところがあります(あくまでも「ちょっと」とは思うんですけど)。
それで、まあわたしも医療のトーシロ(笑)なので、実際ほんとはどうなのかってお医者さんに聞かないとわかんないんですけど、「新陳代謝が活発なところほどガンになりやすい(細胞のコピーミスが生じやすい)」のであれば、済陽高穂先生の「ガンの栄養・代謝療法」って、そうしたところに特に効きそうなイメージが、わたし的にあったりします(あくまでトーシロのイメージとして・笑)。
そうした細胞のひとつひとつに超健康な食事法によって栄養を送りこむことで、正常細胞のひとつひとつが「ぼくたち、がんになんか負けないもん!」といった力強い精鋭細胞となり、百キロのおすもうさんが、がん細胞の上に突っ伏してその動きをついには封じてしまう……みたいなイメージがわたしの中にはあったり(あくまでもイメージ論ですよ?^^;)
では、今回は最後にまた済陽高穂先生の「今あるガンが消えていく食事」より文章を抜粋されていただいて、終わりにしたいと思いますm(_ _)m
>>抗ガン剤によって疲れ果てる骨髄
手術・抗ガン剤・放射線療法という三大治療は、いずれもガンを治療する一方で、患者さんの回復を妨げかねない「諸刃の剣」の要素を有しています。たとえば、手術で大きく患部を切除し、周辺のリンパ節までごっそり取ると、ガン細胞の切除や周辺リンパ節への転移防止という観点からはよくても、患者さんの体力や免疫力の低下を招くおそれがあります。
同じく抗ガン剤や放射線療法も、やり方によっては強い副作用が現れ、かえって患者さんの体を痛めつけることになりかねません。
慎重なさじ加減で行えば、できるだけ効果を高め、副作用を抑えることは可能ですが、それでも体に負担をかけることはさけられません。そこで、しばらく治療を休み、体の回復を待ってから治療を再開する、というようにインターバル(休薬期間)を置きながらくり返す方法がよくとられます。
いってみれば、患者さんの体力とガン細胞とのせめぎ合いです。この方法は、患者さんにある程度体力があるうちはよいのですが、体力が衰えてくると、けっきょくはジリジリと不利な状況に追い込まれることになります。
現在、抗ガン剤を使うときには、ある決められたガイドラインがあって、そのレベルで使わないと効果がないとされています。しかし、多くの場合は、そのガイドラインどおりに抗ガン剤を使うと、血液細胞や免疫細胞をつくり出す骨髄がヘトヘトに疲れ果ててしまいます。すると、貧血の症状が出るとともに、免疫力が落ち、回復力が弱まります。
当初は抗ガン剤と放射線療法が併用できるので、まだよいのですが、放射線療法は体への負担を考慮して二ヵ月以上はつづけられないことになっています。以後は、中断している放射線治療の分も抗ガン剤でカバーしようとして、たいてい抗ガン剤の投与量が多くなります。そうすると、最終的に一割前後の患者さんは、肺炎などの副作用で亡くなってしまいます。
これが、今のガン治療の現実です。
「ガン細胞を制圧できなければ、けっきょく、体もダメになるのだからやるしかない」
「ほかに効果的な治療法はないのだからしようがない」
多くの医師は、そう思っているでしょう。その気持ちは、もちろん私にもわかります。
しかし、だからといって、患者さんの体を犠牲にするような治療は、病を見て人間を見ない本末転倒なやり方でしょう。
第1章でふれたとおり、医師が手術や抗ガン剤でガン細胞を退治するのではありません。ガン細胞を退治するのは患者さんの免疫力で、手術や抗ガン剤はそれを助けているだけです。
「だったら、もっともっと、それをサポートできる方法はないか」――それを探し、研究して実践するのが医師の務めです。私は、その目的にかなう強力なサポート法を見出しました。それが「ガンの食事療法(栄養・代謝療法)」なのです。
(『今あるガンが消えていく食事~進行ガンでも有効率66.3%の奇跡~』済陽高穂先生著/マキノ出版より)
済陽高穂先生のこの御本については、最後のほうでまた触れたいと思うのですが、次回はとりあえず再び、この抗がん剤のことについて、立花隆先生著の「がん 生と死の謎に挑む」より、文章を引用させていただくところからはじめたいと思っています
それではまた~!!
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