カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

さくら便り、淀。

2011-04-04 23:55:50 | 花だより
昨日は桜を訪ねて淀城址へ行ってみました。
薄曇りで気温も低く、出かける気分でもなかったのですが
淀の競馬場の並木が咲いていたみたいと聞いたもので
まずはそちら方面に。

淀城跡公園は京阪電鉄「淀駅」のすぐ前にあります。
この淀駅、今は2つあって、ここは上り京都方面行きの小さくて古い地上駅の方です。もう1つの下り大阪方面行きの駅は競馬場寄りで大きくて新しい高架上にあります。







淀城も歴史的には2つあった。今ここに残っているのは徳川が造った城。それ以前の豊臣が造った城は残っていません。
その最初に築かれた淀城は、秀吉が側室茶々の産所として造り与えたもので、茶々が淀の方と呼ばれ、後に淀君、淀殿と呼ばれるゆえんとなったものです。
現在、石垣と濠の一部が残っているこの城は二代将軍徳川秀忠の命で松平定綱が城主となり築城したものです。かなり大規模な近世城郭だと言われていますが、天守は二条城のものを移築。二条城には伏見城の戦い(関ヶ原の戦いの前哨戦)で落城した伏見城の天守が移築された。何だかややこしい。(^_^ゞ
もっとややこしいのは、淀殿こと茶々の人生。今、大河ドラマ「江」で登場する浅井の三姉妹の長女(宮沢りえが扮している)。ややこしいのを簡単に言うと、母親は織田信長の妹で浅井長政の正室「市」。長政は信長の家臣秀吉によって滅亡させられる。その直前、市と三姉妹は信長に引き取られるが信長の死後、市が柴田勝家に嫁ぎその娘となる。勝家もまた秀吉によって滅ぼされ、市は自害。三姉妹は秀吉が奪うことに。実と義理、二人の父親を秀吉によって失うが、あろうことか長女であった「茶々」は秀吉の側室になり、秀頼(豊臣の後継者)を産み豊臣家系の実権を握る。妹である次女「初」は京極高次に嫁ぎ正室となる(この京極家の話を辿ればこれまたむちゃくちゃ混乱する)。三女「江」は二度結婚した後(離縁、死別)三度目に徳川秀忠の正室となり多くの子を授かる(二男五女?それ以前に豊臣秀勝との間にも三女?を産んだとか)中でも千姫(秀頼の妻となる)、家光(徳川三代将軍)、和子(天皇家に嫁ぎ明正天皇の母となる)が良く知られている。要するに江は豊臣家において姉茶々とその子秀頼の義母、それでいて豊臣を滅ぼした家康は義父であり、二代将軍秀忠の妻で三代将軍家光の母。そのうえ天皇の祖母でもあったわけで・・・(^_^ゞ

もうやめとこ、この淀城址に関してはいずれじっくりと探索したいと思ってます。




こんなところに満開の桜の樹が・・・これって淀城の濠の址、かなり荒れてます。






淀周辺には近年、この河津桜(かわづざくら)を植樹する運動があり、淀水路などは名所になってます。染井吉野桜より早咲きで長く咲いているので満開のピークを少し過ぎたくらいかな。





染井吉野の並木がある競馬場へと行ってみると・・・



まだ咲き始めってとこかな、樹によっては満開もありましたが











2011.4/3、淀競馬場にて。