カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

第三番札所 粉河寺(つづき)

2011-09-27 22:04:08 | 西国三十三所巡礼
西国第三番札所 『風猛山 粉河寺』の続きです。

本堂の奥、東側にはこんなところも・・・

左へ行けば「粉河いなり」、右は「十禅律院」です。

ここはもうスルーして、本堂の西側奥にある「粉河産土(うぶすな)神社」に行ってみます。



ここでもまた石段登らないといけないハメに・・・


石段の途中、何だか怪しげ?



それなりにちゃんとした神社でした。
お寺の中に神社?ちと奇妙な気もしますが、歴史は粉河寺に負けず劣らず古くて、粉河寺の鎮守としてまた旧粉河村の総鎮守として創建されたようです。


何故か孔雀が・・・??

そして、あ~ぁ! 人形やぬいぐるみが・・・




ま、ジョーダンはさて置き、カッパちゃんは置き去りにせず戻ります。


粉河寺には一風変わったと言うか、相当変わった庭園があります。




国指定名勝になってます。石材店ではありません!
桃山時代の枯山水の庭園で本堂前の左右崖地に築庭され、日本の庭園の中でも他例のない様式である。
巨石を十分にかつ自由に使いこなし、豪快な造形を呈しており、用いた紀州石は雑賀崎の青石(緑泥片岩)、琴浦の紫石(紅簾片岩)、竜門山の竜門石(蛇紋岩)の名石だそうです。

さて、中門(重文)です。帰り道なので、本堂側から・・・


三間二戸の桜門で、軒まわりまで良質の欅材で繊細な建物に仕上げている。
門には前後左右に四天王が配置されています。背面左には増長天、右に持国天。



こちらが正面。左には多聞天、右は広目天が置かれてます。
なかなか立派な山門ですね。「風猛山」の扁額は、紀州徳川十代藩主、治宝候の直筆だそうです。

中門正面に向って右側(南側)には川が流れており何もありませんが、
北側にはいろいろと・・・


手水舎と身代わり地蔵尊。


これまた手水舎も立派ですな、水盤は蓮の形の鋳物製。粉河鋳物だそうで、市指定の文化財に指定されてました。



太子堂。



念仏堂。その向こうに見えるのは露座佛。





出現池。何か出てきそうな・・・
童男大士がこの池より出現したとか・・・正面にはその石像が。
普段は開いてるのかな?時間が遅くて入れませんでした。



仏足石です。そこそこ古そうな・・・



子育て地蔵。鋳造でできたお地藏さんでしょうか?粉河鋳物のようです。
野荒しの虎、本堂内陣にあったようですね。見逃しました。
日光東照宮「眠り猫」で有名な彫刻師 左甚五郎の作だとか。



童男堂(県指定文化財)。千手千眼観世音が姿を変えたといわれる童男大士が本尊として祀られている。
この童男大士が主役?の紙本著色絵巻「粉河寺縁起」は国宝に指定されているが、原本は京都国立博物館に寄託されおり、本堂には複製品が展示されているとのこと。
ちなみに童男堂、どうなんどうって読むようです。



第三番札所『風猛山 粉河寺』(2011.6/26)

○宗派:粉河観音宗(総本山) ○開基:大伴孔子古
○御本尊:千手千眼観世音菩薩 ○創建:宝亀元(770)年

御詠歌「父母の 恵みも深き 粉河寺 ほとけの誓ひ たのもしの身や」