カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

KABUKI

2011-10-19 10:02:05 | 今日のボソッ
またまた行ってきました、京都四条 南座。
例によって例の如く、Hondaの営業さんが「今日の夜の部やけど・・・」って
日曜日だったので「行きます、行きます」って二つ返事、二度返事(笑)

ってことで、今回は『十月大歌舞伎』。しかも初日。
ベタベタの歌舞伎公演です。連獅子なんかもあり、生で観るのは初めてなのでちょっと楽しみだったりして。

三部構成になっていて、一部が「歌舞伎十八番の内 矢の根」、二部は「墨染念仏聖」法然上人譚。三部に連獅子、五代目中村翫雀(かんじゃく)と中村壱太郎(いちたろう)による親子獅子です。

二部の法然上人を演じるのは、四代目坂田藤十郎(前名:中村扇雀)80歳。中村玉緒の実兄ですな、奥さんは扇千景。その子が中村翫雀(52歳)、で、その子が壱太郎(21歳・平成2年生れ)ってことで親子三代揃い踏み。
「矢の根」の主役、曽我五郎時致を演じたのは三代目中村橋之助。
先日10日に、父である人間国宝 七代目中村芝翫(しかん)さんが亡くなられ、京都での大歌舞伎出演のため死に目に遇えなかったとニュースになってました。
夫人(三田寛子)はじめ、兄、中村福助さんなど家族に看取られたそうですが。



初めて観に行った歌舞伎(今年の三月)が、沢瀉屋のスーパー歌舞伎?
宙乗りや早替わり満載。これはこれでとても面白かった。
今回は歌舞伎十八番ってことで、衣裳や化粧もThe KABUKIって感じ。浮世絵の役者絵さながらでした。
・・・ちょっと、いやかなり何ゆーてるのか台詞が分からんかったけど。(^_^ゞ

そう言えば沢瀉屋、市川猿之助の実子である俳優香川照之が歌舞伎の世界に入るようですね。九代目市川中車(ちゅうしゃ)を名乗るようです。
東大卒の歌舞伎役者誕生(今まで居たのかな?)。で、四代目市川猿之助を襲名するのは、10歳年下の従兄弟、市川亀二郎に決定したようだ。これで目出度し目出度し?

しっかし、梨園は襲名ばかりでわけ解りませんな・・・ややこしッ!

舞台は撮れないので、南座内部の写真でも・・・









こんなんが気になったり・・・

この『十月大歌舞伎』千穐楽は26日。
橋之助さん、講演中の訃報は辛かったでしょうね。僕らの仕事も「親の死に目には遇えん」と言われてたけど・・・きっちりそうなった。


訃報といえば先日、10月10日に柳ジョージさんが63歳で亡くなりました。
とても好きなシンガーで、今までで一番よく聴いたのが柳ジョージの曲かも知れません。ベストアルバムを1枚持ってるだけですが・・・
加藤和彦さんの自殺も、忌野清志郎さんが亡くなったのもショックでしたが、それ以上に衝撃を受けたかも。一度はライブで聴きたかったな、あのしゃがれ声。もう実現できないのが悲しいです。



訃報を聞いたその日は、一日中YouTubeで彼の歌声を聴き続けていました。



酒、横浜・・・そんなイメージのヴォーカリスト。
関西弁ばりばり、下戸の私が好んだのは・・・何でやろ?(^_^ゞ
しょーもない話やけど、所ジョージって芸名は「所沢の柳ジョージ」って宇崎竜童に言われて付けたそうだ。

そう言えば、柳ジョージの曲に「遺言」というのがある。

 俺がいつか死んだなら 亡骸を小さな舟に乗せて
 生まれたこの街の港から沖に流してくれ
 ・・・
 裏道歩いた俺の たったひとつの夢さ
 暗い土の中に埋めないでくれ
 ・・・ 
 俺の為に歌ってくれ Vagabond Lullaby

いかにも彼が吐きそうな言葉・・・ 

実は作詞はフェンスの向こうのアメリカやプリズナーを書いたトシ・スミカワ。
彼の詞はあのしゃがれ声に合いますね。



心から哀悼の意を表します。