カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

醍醐寺 お休み処

2012-04-04 15:09:49 | ランチ/カフェ
うろうろ歩き回れば喉も渇き、小腹も空きます。(^_^ゞ
そんな時、大きなお寺では大概「お休み処」がありますね♪
ちょいと一服も寺巡りの醍醐味?




醍醐寺には、駐車場からすぐの境内に「雨月茶屋」があります。
ここはローカルTV局でよくCMが流れているところ、名前は知っています。
喫茶や麺類もあるようですが、本来は醐山料理と称する精進料理が味わえるお舖。
京都御所から移築された恩賜館の座敷でいただくことができます(要予約?)



さくらアイス、ちょっと気になりましたが、この日は肌寒くパス。
結局ここには入りませんでした。


で、下醍醐境内のずーと奥のどんつきまで行くと・・・



弁天堂の池のほとりに、お休み処「阿闍梨寮 寿庵(じゅあん)」があります。



外観は寺院の伽藍のよう、なかなか感じは良さそうです。
ただ、ラストオーダーが15時、閉店が15:30・・・もう15:20でした。
一応お伺いをたてると、食事以外ならOKとのこと♪




店内もなかなか気持ちの良い空間です。






畳敷きなのでもちろん靴は脱ぎます。
低~いテーブルと脚の短い椅子が並んでいます。ちょうど普通のテーブル席と
座敷の中間くらいの感覚で心地よい。畳と相まって非常に落ち着きます。
私の場合、座敷はちと辛い。足の都合で正座はムリだし胡座もしんどいんです。

席によっては弁天堂の池、庭園無量寿苑を眺めながら食事・・・もできるかな。






湯葉を使ったものがメインのようです。
湯葉うどんに湯葉丼、湯葉あんかけうどん、湯葉ぞうすい・・・
にしんそばもラインナップ、京都らしい味なのかな。

お正月限定で「京風雑煮」を出されているみたいです。

話しはそれますが、京都検定風トリビア?京都のお雑煮について。
 興味の無い方はスルーしてね。(^_^ゞ
まずは大晦日の深夜から八坂神社に詣で、新年早々いただいてきた
「をけら火」で、おくどさんの火をおこし、お雑煮を炊きます。
八坂さんのおけらまいり、吉兆縄に火をつけて、消えてしまわないように
縄をくるくる回しながら家に持ち帰ります。昔は電車でも持ち帰りましたが
今は「をけら火」を持ち込むのは禁止になっているようです。
ま、おくどさん(かまど)も無いしね・・・
京都のお雑煮の出汁は昆布のみ。鰹節や煮干しは生臭なので一切使いません。
そして白味噌仕立てにします。あ、食べる時は鰹の削節をかけていただくんですがね。
白味噌は保存食材として発達した長期熟成の味噌とは全く別モノ。
米麹を多く使い、熟成期間は1週間から10日と短く、とても繊細なものです。
良いものは何ともはんなりした甘味と風味を持ち、コクがあります。
お餅は「円満」を願い、望月や鏡への信仰により、手間ですが丸餅です。
具材は、頭芋(里芋)。出世を願ってのものでしょう、昔は一家の主人と
長男だけが食べる風習がありました。
大根や金時人参は、一年が丸く収まるよう輪切りにして入れます。
豆腐は白壁の蔵が建つようにとの願いが込められます。
そうそう、鏡開きの時は「おすまし」になります。武家の風習か?壬生菜を入れ
お箸で持ち上げ「菜(名)を上げる」、食べてしまってはいけません、必ず
食べ残して「菜(名)を残す」・・・(^_^ゞ

このお店の雑煮はどんなものかは知りませんが、湯葉も作られていて
お寺ってこともありますから、期待はできそうです。

季節外れなケンミンショウになりました。閑話休題でございます・・・


「抹茶と和菓子」






「くず湯と和菓子」
葛湯はいくつか種類がありましたが、生姜入りのオーソドックスなものを。


季節、営業時間の関係もあったのでしょうが、お客も少なく
まったりとした時間を過ごせました。星ッ2つ半ですぅ♪
営業時間が過ぎても追い返されそうなそぶりも無かったしね・・・(^_^ゞ

入ったところにお土産コーナーもあり、湯葉を中心に品揃えされてました。
観光に来られたら立ち寄られてもイイかも。ちょっとお高い気もしますが・・・
ちなみに領収書をもらったら「総本山 醍醐寺」の領収書でしたヮ。




ここにもご当地ゆるキャラが・・・「もちもちぃん」だそうです。
雪だるまじゃ無いですよ。五大力さんで持ち上げるお餅の化身!?
桜の髪飾りも可愛いです。着ぐるみゆるキャラも居るようです。




2012.3/11、醍醐寺 寿庵にて。