カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

まだまだ、京の遅咲き桜「京都御苑」

2013-04-19 17:35:35 | 花だより
京都御苑にも「御衣黄(ぎょいこう)」が咲いていると聞いていたので、
堀川通からてくてく歩いて行きました。



下立売御門から入れば直ぐに見られるとのことですが・・・見逃した。(^_^ゞ



「京都御苑 サクラの見どころMAP」〈HPより引用〉
苑内には約1100本の桜があり、3月下旬から4月上旬にかけてシダレザクラ・ヤマザクラ、4月中旬にはサトザクラ・ヤエベニシダレ、4月下旬にはカスミザクラが見頃をむかえます。
≪中立売御門近く≫
[車還桜]後水尾天皇がその美しさに御車を引き返させたといわれるサトザクラの一品種“御所御車返し”があります。
≪学習院跡≫
[桜松]松の幹からヤマザクラがはえている、通称「桜松」。黒松の空洞にヤマザクラの種が落ち地中まで根をはり、地上十数㍍の松の梢で毎年花を咲かせていました。平成8(1996)年に松が倒れましたが、横たわった松から桜はそのまま咲き続けています。
≪近衞邸跡≫
シダレザクラやヤマザクラ、ヤエベニシダレが120本咲き、見頃には多くの人々で賑わいます。
≪出水の小川≫
3月下旬には御苑南部で唯一あるシダレザクラ、4月中旬には御衣黄(ぎょいこう)、閑山(かんざん)、市原虎の尾など数種のサトザクラが見頃を迎え、長期に亘り桜を見られる場所です。
≪母と子の森西側≫
他の桜より遅く、カスミザクラが見ごろを迎えます。


4/13日、出水の小川広場は、こんな状態。まさにお花見日和でした♪









京都御苑公園内は飲食OK♪(但しマナーは守ってね)
老若男女、市民も観光客も外人さんも・・・みんなの憩いの場です。

地面にまで着いているサトザクラは、まるで桜のテントかタープ。
さぞかしお弁当も美味しいことでしょうね。



子供たちはといえば、出水の小川で水遊び・・・



ここに来ると ほんま、ほっこりしますよってに。




けど、ここも戦場になったこともおすのえ。平和ってよろしおすなぁ~。



大河ドラマでもちょくちょく出てくる「蛤御門の変」、今やっている
「八重の桜」でも出てきましたね。長州 vs 会津藩の激戦場。



まだその時の弾痕を見ることができます。長州勢が撃ち込んだ弾の痕かな?
この後、敗走する長州兵の放った火が京の町、3万戸を焼き尽くす大火となります。
いわゆる京の三大大火のひとつ「どんどん焼け」ってやつですな。
蛤御門が残っているってことは、焼きハマグリにはならなかったってことで。(^_^ゞ
ちなみにこの蛤御門、正式名は新在家御門って呼ばれていたのですが、
京都最大の大火「天明大火(団栗焼け)」で御所が炎上した折に、
滅多に開かなかったこの門が、この時だけは開いたので「固く閉じていたのが
火にあぶられて開いた」=ハマグリのような門、転じて蛤御門という俗称が付いた。
今では正式名扱いのようですが・・・













先週の土曜日の時点で、ご覧のようにツボミも多く見られましたから
まだ今週末も充分楽しめそうですね。


こんな花も見かけました。皇室警察京都護衛署の向かいくらいだったかな




ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)


出水の小川広場の芝生には、たんぽぽが群れ咲いています。



「たんぽぽ」って可愛い響きの名前ですよね。そこでトレビア(豆知識)を・・・

語源は諸説ありますが、鼓の音からとか刀剣の手入れに使うタンポとか。
漢字表記の「蒲公英」は、漢方の「ホコウエイ」の原料となっているからそのまま
この字を宛てているようです。じゃあ、中国ではどう呼ぶかと言うと
「婆婆丁(ポポチン)」、古くは「丁婆婆(チンポポ)」とも呼んだそうで(^_^ゞ
それが訛ってタンポポに?とは考え難いようですが・・・

英語名は「ダンデライオン」(dandelion)、フランス語でも
「ダン・ド・リオン」(dent-de-lion)、ライオンの歯って意味ですね。
これはタンポポの葉っぱのギザギザがそう見えたからでしょう。
デンターライオンは、タンポポとは関係なさそうですが。(^_^ゞ

さて、タンポポといえば黄色い花のイメージですが白花もたまに見かけます。
シロバナタンポポって種類です。他にモモイロタンポポというのもあり、これは
ちょっと草丈が高いのかな、ヨーロッパ原産らしい。珍しいのはイタリアの
ダン・ド・リオン、実際に見たことは無いのですが薄青紫の花で、ちょっと
タンポポとは名ばかりの姿のような・・・

そんなタンポポ、ヨーロッパでは広く食用や薬用に利用されているようです。
フランスでの正式名は「ピッサリン」(pissenlit)。これってオネショの意味で
葉をゆでた湯が利尿剤になるからだそうです。
花や葉は野菜として、根は乾燥させてタンポポコーヒーなんて飲用にも。
面白い利用方法が、タンポポの茎を切ると白い汁がでますよね、あれ何かに似ている。
・・・ここで中国名を連想しないように!(18禁)
ゴムの木の樹液に似ています。実際、ゴム質の成分が含まれているのでロシアの
一部の地域ではタンポポを利用してゴムの生産をしているとか。

こんなところで、タンポポのトレビアは終了。中国名だけが印象に残らないようにネ。




2013.4/13、京都御苑にて。