カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

昭和の缶詰め。

2014-11-25 00:59:45 | 旅アルバム
ブログでお付合い願ってるのは、ほとんど昭和生れでしょうね。
ただ昭和といってもこれが長い!64年。元年と64年は元号使用期間が共に
7日間であるため実質、62年と14日となります。
歴代元号の中でも最長ですが、世界の元号を含めても最も長いです。

私は36年間、昭和の時代を生きたことになりますが、その間の機械化など
生活ぶりは劇的に変化したのじゃないでしょうか・・・

この異彩を放つ博物館では、そんな昭和の暮らしが垣間見れました。


洗濯板にブリキの行李(こうり)、おくどさん(=へっついさん・かまど)も
懐かしい。40代だともう知らないでしょうか・・・


洗濯機にはハンドルを回す絞り器が付いていました。
タライで洗濯板の生活から電気が家事をやってくれる暮らしに。冷蔵庫も
氷を入れるものから電化されて・・・
トイレは汲み取り、どういう訳か金隠しの前に小窓がついていたような。(^_^ゞ
風呂は五右衛門風呂、お手伝いで風呂焚きは私の仕事でした。


こんな洒落た便器じゃなかったな。
トイレットペーパーは落とし紙って言ってた、しわの入った灰色の紙でした。


これまた懐かしい、手洗いの吊り手水。色んなカタチがありましたが
方式は同じ。知らないと使い方は分らんでしょうな。

昭和の暮らし形見、どれをとっても見覚えがあり懐かしい。


卓袱台(ちゃぶだい)に、食器棚じゃなく茶箪笥(ちゃだんす)。
踏み台もありました。

クルマが展示されている後ろの壁にも昭和の形見が、いっぱい。





何気にこんなものまで展示されています。
昭和13(1938)年「臨時通貨法」により、金・銀・銅以外の新しい素材の
金属によって補助貨幣が発行できるようになりましたが、その頃のものかな。
ちなみにこの展示とは関係ないですが、昭和20(1945)年には陶器の貨幣の
発行が計画され、見本銭が作成されたとか。10銭-京都(清水焼)、
5銭-瀬戸、1銭-有田の3種。使われることは無かったようですが。


テレビやオーディオ、この頃はまだ贅沢品だったと・・・

クルマの展示もまだ続きます。


スーパーカーのハシリ?70年代のマセラティ・カムシン。
その奥に馬車・・・もう何でも有りのカオス状態。(^_^ゞ


インデアンやんか~♪これだけでも何十枚も写真撮りたい気分ですが
1台、1台そんなことしてたら、1日がかりでも・・・ムリ!


ま、適当に楽しみましょか・・・

〈メルセデスベンツ170S-D・1945年〉

〈ジープスター・1949年〉ウイリス社製のものですが、リア2輪駆動。
幌も着けられ全天候型のお洒落な民間用乗用車になっています。



〈ダットサン ダブルピックアップ 6000-U・1954年〉
ボディカラーがお洒落やないの、860ccの小型ピックアップトラックです。
ちなみに私、もう生まれてます・・・

こんな昭和な空間に、ヤングなきゃぴきゃぴグループが
「きゃぁ~かわゆい♪」「これほしぃ~♪きゃっきゃ」・・・www


こちらも負けずに・・・♪♪♪

〈日野自動車 ルノー4CV・1961年〉
当時販売価格62万5千円、大卒初任給が1万5、6千円の時代です。


〈ダイハツ オート三輪 トラックSSR型・1954年〉
働くかぁちゃん、こっちの方が似合ってるような・・・





〈シルバーピジョンC-35・1953年/C-57・1954年〉
スクーターには、ハトとウサギがありました。ラビットは富士重工製、
このシルバーピジョンは新三菱重工製。云わずと知れた戦時中は零戦などを
造った会社。平和になって鳩(ピジョン)と命名したのかな?
ただ、今はまた戦闘機やイージス艦、戦車などを造ってるけど、
平和を願ってのことなら良いのですが・・・

ともあれ、僕らの時代のヒーロー、月光仮面・まぼろし探偵・少年ジェット
み~んな二輪車に乗って現れた♪ 白いマフラーも共通かな・・・
男の子が憧れないわけが無いですね。仮面ライダーは平成まで生き延びてるし。

さすがに私もコレは・・・



手前〈ダイハツ号HS6型・1935年〉、奥〈マツダ 三輪トラックGA型・1938年〉

これまたレアな!三輪消防車。これも初見です。

〈日本消防機製造・1937年〉フォードV8エンジン搭載!

古い自転車が置かれているなと、スルーッと見落とすところでした・・・

これぞ、原動機付き自転車。「元祖」でございます。
左から〈BSモーター・1954年〉中島飛行機荻窪工業(のちのプリンス自動車)
が製造し、ブリヂストンが販売したもの。
真ん中は〈ホンダカブF型・1952年〉50cc、1馬力。
右は〈アイサンモーター スピット号・1953年〉トヨタ系列になるのかな。


さて、ここのコレクションは留まるところを知らない?
展示が雑なので、「我楽多」のようにも見えますが・・・(^_^ゞ











・・・昭和の形見に溢れています。




2014.9/7、福山自動車時計博物館にて。