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『青葉山 松尾寺(まつのおでら)』は、京都府舞鶴市と福井県大飯郡との境にある
若狭富士と呼ばれる標高699mの青葉山の中腹にあり、かつては七堂伽藍も整い
末寺は65、寺領は四千石にのぼっていたとか。今は小さな山寺ですが・・・
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「仁王門」
かなり傷みが激しいです。金剛力士像もお留守のようで、写真だけ。
実は修復が終わり門を入って右手の宝物殿に安置されていたようです。
いずれは戻されるのかな?
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ここも千社札だらけ、どうやって天井にまで貼るのでしょうか?
脚立か梯子を持参で?貼っている現場を目撃したことは無いのですが・・・
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「?」
これは何だったのだろ?扉には菊の御紋がありました。
このお寺、入山料も拝観料も不要ですがその分、確かパンフも無かったような。
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本堂につづく石段。
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登りつめたところに・・・
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確かに枝が落ちてきたら大事になりそう。上を見ながら・・・だと
石段踏み外しそうだし、どうすりゃ良いものやら。(/・。\)

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「一切経堂」
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「本堂」
屋根がかなり特徴的で、方形の宝形造り(ほうぎょうづくり)というものですが
二重になっており、唐破風(からはふ)が前面に出ている。
滑らかな曲線を描き、青銅色といい美しい屋根だと思います。
手前の、何て言うんだろ香炉舎とでも言うのかな?線香を立てる炉を被う屋根も
宝形造りでバランスがとれて、そのまた手前の青銅の六角燈篭も合っています。
それぞれの屋根の頂点は擬宝珠(ぎぼし)になっており、雅な感じもしますね。
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唐破風にはここも凝った木彫が施されていました。資料が欲しいなぁ!
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破風のみならず、堂の周りにも木彫が数多く見られたのですが、保存状態は
良いとは言えず勿体ない気がします。
お寺の方でしょうか、私らより年配の男性が出て来られ
「どうぞ上ってお参りください」と招き入れ、説明まで始めてくれました。
本堂内の写真も構わないと言うことで、あまり無いことに喜んで撮ったのですが
ピンボケばかりでした・・・(+_+)
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この書は「今年の漢字」で有名な清水寺貫主 森清範が此処へ来られた時に
書いていかれたものだとか、写真に撮ると「そんなもんまで撮りますか…」とな。
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拝み方まで教えてもらいました。紐はご本尊と繋がっているのだとか。
ここのご本尊は西国三十三所の寺の中で唯一「馬頭観音」を本尊としています。
秘仏で、何と77年に一度しか開帳しないのだとか・・・
確か2009年に開帳しているので、次は73年後?無理です!紐で我慢します。(^_^ゞ
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「渡り廊下」本堂側から心霊閣を見る。
本堂と心霊閣を繋ぐ「渡り廊下」、特徴的で味わいもあるのですが
老朽化のためか通行できないようです。
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ご本尊 馬頭観音に因んでお馬さんの銅像がありますが、これも・・・(゜ε゜;)
※馬頭観音(ばとうかんのん/めづかんのん):観音菩薩の変化身のひとつ。
観音様といえば普通、優しいお顔をされているがこの観音は珍しく忿怒の姿です。
衆生の無智・煩悩を排除し諸悪を馬の如く喰らい尽くしてしまうのだそうです。
このお寺では「農耕の守り仏として、或いは牛馬畜産、車馬交通 、更には
競馬に因む信仰を広くあつめている」とあります。
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「地蔵堂」?
「鐘楼」
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「??」
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「心霊閣」
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「渡り廊下」心霊閣側から本堂を見る。
ここでちょっと気になる施設を。
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「烏瑟娑摩明王殿(うすしまみょうおうでん)」
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)とも表記される、この世の一切の汚れを
焼き尽くす炎の神様。
「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、功徳としては便所の清めって
ことで、要するにトイレの神様?
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「手水鉢」大きな自然石をくり貫いたものです。
知る人ぞ知る?隠された名水の湧き場所がありました。
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家内がペットボトルの水を入れ替えるのに、たまたま記帳所で水道の水が飲めるか
聞いたところ、此処を教えてもらったものです。
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「弘法大師像」
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「役行者像」なんだか酷い形相に・・・
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「鐘楼」と「鳥羽天皇お手植えの銀杏(イチョウ)」
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「竹生島道」と書かれた石標と地蔵像。次の札所が竹生島だからかな?
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「鳥羽天皇お手植えの銀杏」を裏から。
ここの高札には「銀杏はジュラ紀に栄えた植物であるが、ヨーロッパや
アメリカでは3世紀末に絶滅。日本と中国だけには残った」とありました。
日本では街路樹やお寺・城でよく見かける馴染み深い樹ですが、植物学的にも
特異で、生きた化石的扱い?日本へは仏教と共に中国から来たものと思われるが
現在のヨーロッパのイチョウは長崎からケンペルにより持ち込まれたもので、
欧州、北米の各地に広まったとされているから、日本の銀杏の子孫なんですね♪
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「鎮守社」?「青葉山権現社」とでも言うのかな?
境内の右隣に鳥居と社がありました。かなり傷んでますが両部鳥居の形態をした
鳥居です。神仏習合、密教などとの関わりが伺われます。
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このお寺、思っていた以上に興味深く楽しめるところでしたが、何しろ傷みが・・・
寺宝には国宝や重文もあるのだが、建物の保存状態はちと残念です。
私には珍しくお線香を立てたり、お賽銭もいつもの10倍(穴の開いた硬貨ですが)
納めたりして、協力しておきましたよ。(^_^ゞ
また巨樹も多く、自然もたっぷり。いいお寺なんですがね・・・
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ってことで、ペンションでいただいたお昼のお弁当、ここで食べました♪
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○宗派:真言宗醍醐派 ○開基:威光上人
○御本尊:馬頭観世音菩薩 ○創建:和銅元(708)年
御詠歌「そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば 千歳もここに まつのおでら」
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2013.5/26、松尾寺にて。
若狭富士と呼ばれる標高699mの青葉山の中腹にあり、かつては七堂伽藍も整い
末寺は65、寺領は四千石にのぼっていたとか。今は小さな山寺ですが・・・
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「仁王門」
かなり傷みが激しいです。金剛力士像もお留守のようで、写真だけ。
実は修復が終わり門を入って右手の宝物殿に安置されていたようです。
いずれは戻されるのかな?
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ここも千社札だらけ、どうやって天井にまで貼るのでしょうか?
脚立か梯子を持参で?貼っている現場を目撃したことは無いのですが・・・
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「?」
これは何だったのだろ?扉には菊の御紋がありました。
このお寺、入山料も拝観料も不要ですがその分、確かパンフも無かったような。
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本堂につづく石段。
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登りつめたところに・・・
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確かに枝が落ちてきたら大事になりそう。上を見ながら・・・だと
石段踏み外しそうだし、どうすりゃ良いものやら。(/・。\)
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「一切経堂」
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「本堂」
屋根がかなり特徴的で、方形の宝形造り(ほうぎょうづくり)というものですが
二重になっており、唐破風(からはふ)が前面に出ている。
滑らかな曲線を描き、青銅色といい美しい屋根だと思います。
手前の、何て言うんだろ香炉舎とでも言うのかな?線香を立てる炉を被う屋根も
宝形造りでバランスがとれて、そのまた手前の青銅の六角燈篭も合っています。
それぞれの屋根の頂点は擬宝珠(ぎぼし)になっており、雅な感じもしますね。
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唐破風にはここも凝った木彫が施されていました。資料が欲しいなぁ!
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破風のみならず、堂の周りにも木彫が数多く見られたのですが、保存状態は
良いとは言えず勿体ない気がします。
お寺の方でしょうか、私らより年配の男性が出て来られ
「どうぞ上ってお参りください」と招き入れ、説明まで始めてくれました。
本堂内の写真も構わないと言うことで、あまり無いことに喜んで撮ったのですが
ピンボケばかりでした・・・(+_+)
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この書は「今年の漢字」で有名な清水寺貫主 森清範が此処へ来られた時に
書いていかれたものだとか、写真に撮ると「そんなもんまで撮りますか…」とな。
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拝み方まで教えてもらいました。紐はご本尊と繋がっているのだとか。
ここのご本尊は西国三十三所の寺の中で唯一「馬頭観音」を本尊としています。
秘仏で、何と77年に一度しか開帳しないのだとか・・・
確か2009年に開帳しているので、次は73年後?無理です!紐で我慢します。(^_^ゞ
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「渡り廊下」本堂側から心霊閣を見る。
本堂と心霊閣を繋ぐ「渡り廊下」、特徴的で味わいもあるのですが
老朽化のためか通行できないようです。
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ご本尊 馬頭観音に因んでお馬さんの銅像がありますが、これも・・・(゜ε゜;)
※馬頭観音(ばとうかんのん/めづかんのん):観音菩薩の変化身のひとつ。
観音様といえば普通、優しいお顔をされているがこの観音は珍しく忿怒の姿です。
衆生の無智・煩悩を排除し諸悪を馬の如く喰らい尽くしてしまうのだそうです。
このお寺では「農耕の守り仏として、或いは牛馬畜産、車馬交通 、更には
競馬に因む信仰を広くあつめている」とあります。
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「地蔵堂」?
「鐘楼」
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「??」
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「心霊閣」
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「渡り廊下」心霊閣側から本堂を見る。
ここでちょっと気になる施設を。
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「烏瑟娑摩明王殿(うすしまみょうおうでん)」
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)とも表記される、この世の一切の汚れを
焼き尽くす炎の神様。
「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、功徳としては便所の清めって
ことで、要するにトイレの神様?
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「手水鉢」大きな自然石をくり貫いたものです。
知る人ぞ知る?隠された名水の湧き場所がありました。
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家内がペットボトルの水を入れ替えるのに、たまたま記帳所で水道の水が飲めるか
聞いたところ、此処を教えてもらったものです。
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「弘法大師像」
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「役行者像」なんだか酷い形相に・・・
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「鐘楼」と「鳥羽天皇お手植えの銀杏(イチョウ)」
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「竹生島道」と書かれた石標と地蔵像。次の札所が竹生島だからかな?
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「鳥羽天皇お手植えの銀杏」を裏から。
ここの高札には「銀杏はジュラ紀に栄えた植物であるが、ヨーロッパや
アメリカでは3世紀末に絶滅。日本と中国だけには残った」とありました。
日本では街路樹やお寺・城でよく見かける馴染み深い樹ですが、植物学的にも
特異で、生きた化石的扱い?日本へは仏教と共に中国から来たものと思われるが
現在のヨーロッパのイチョウは長崎からケンペルにより持ち込まれたもので、
欧州、北米の各地に広まったとされているから、日本の銀杏の子孫なんですね♪
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「鎮守社」?「青葉山権現社」とでも言うのかな?
境内の右隣に鳥居と社がありました。かなり傷んでますが両部鳥居の形態をした
鳥居です。神仏習合、密教などとの関わりが伺われます。
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このお寺、思っていた以上に興味深く楽しめるところでしたが、何しろ傷みが・・・
寺宝には国宝や重文もあるのだが、建物の保存状態はちと残念です。
私には珍しくお線香を立てたり、お賽銭もいつもの10倍(穴の開いた硬貨ですが)
納めたりして、協力しておきましたよ。(^_^ゞ
また巨樹も多く、自然もたっぷり。いいお寺なんですがね・・・
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ってことで、ペンションでいただいたお昼のお弁当、ここで食べました♪
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○宗派:真言宗醍醐派 ○開基:威光上人
○御本尊:馬頭観世音菩薩 ○創建:和銅元(708)年
御詠歌「そのかみは 幾世経ぬらん 便りをば 千歳もここに まつのおでら」
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2013.5/26、松尾寺にて。
たくさんの由緒があるのでしょうね。
森貫主の書があるのですか、ここの住職は書を書かないのかな・・・。
烏枢沙摩明王のお札手に入れてきたらよかったかも。トイレに貼ると御利益ありますよ。
今回の写真、いつもよりシャープに写ってますね。
福岡は。。。久留米で34℃いきましたよ。。。
今日実は、僕は昼ぐらいあまりに暑すぎて
扇風機にあたってました。。。
お暑うございましたよ。。。
そちらの暑さはいかがでしょうか?
森貫主の書、ちょっと自慢気でしたよ。
烏枢沙摩明王殿、三十三所巡りをしているとちょこちょこ見かけます。
ここはお札は無かったかな?
京都は福岡より熱帯だったりしますよ(汗
確か都市別クーラー使用時間が全国1位だったような・・・
京都の夏は過ごし難いですよ!
中国のは原産かな?
ヨーロッパから来たものだったら、世界を一周して故郷に帰ったんですね(^^)
あれだけ目立てば注意しますよね。 頭上ばっかり。
ちゃんと自己申告して駐車料金払いました?
中国、日本以外では絶滅したとは・・・
原産は中国とされていますが、一時は地球規模で繁殖したのでしょうから
帰ってきたウルトライチョウなんでしょうね!
確かにあの巨木から枝が落ちてきたら・・・
でもここの石段、ただでさえ荒れてるのに。
どっちに気をとられてもデンジャラス。
駐車料金?無料じゃなかったの。家内が払ったのかなぁ