それほど広い境内ではありませんが、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根が織りなす
整った伽藍配置が美しいお寺です。
そして派手な朱塗りではなく、弁柄かと思われる酸化鉄の錆赤色の塗りは
重厚さを醸しています。
弁柄(ベンガラ)塗と言えば、奈良や京都の町家。特に京都の花街のイメージ?
インドのベンガル地方のものを輸入していたので、この名がついたようです。
オランダ語でもBengalaと言うのは、日本語が伝わったのかな?
ちなみに、このお寺のある近江八幡の特産品に「赤コンニャク」がありますが
あの赤も酸化鉄の赤ですね。
「護摩堂」(重文)
「三重塔」(重文)
三重塔側から見た本堂です。
本堂の正面?入口側から見たところです。手前は三仏堂。
本堂と三仏堂を繋ぐ渡り廊。
ちょっとした風情を感じますね、このあたりの美意識も高いです。
「三仏堂」
三仏堂には薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来の三尊が安置されています。
「護法権現社拝殿」も三仏堂と渡り廊で繋がっています。
「護法権現社本殿」
拝殿の奥には本殿がありますが、意外と簡素なものでした。
長命寺の護法神として開山の祖「武内宿禰」が祀られています。
仏教寺的には「開山堂」ですね。
奥の扉?には、こんな木彫が・・・開山の物語を表したものでしょうかね?
「三仏堂」その奥に「護法権現社拝殿」
一段高くなった先に「鐘楼」と「如法行堂」
如法行堂には勝運将軍地蔵尊・福徳庚申尊・知恵文殊菩薩が祀られています。
真ん中の小さな窓から覗けば見られます。
「如法行堂」
「鐘楼」(重文)
鐘楼は中に入れます。「鐘を撞くな」とは書いてなかったので・・・ひと撞き♪
構造上、頭の真上で鳴り響きます・・・脳みそが揺れました。ノ(>。☆)ノ
くれぐれも思いっ切り撞くのは自重しましょうwww
「拕柷尼天尊(だきにてんそん)」(稲荷大明神)
何かメタリックな感じがしたので、石段を上って間近で見てみると・・・
檜皮葺きの屋根に夥しい1円玉が!
誰が始めたものか、こういう手のものをよく見ますねぃ。
手といえば・・・
よりによって本堂の白壁に、こちらも誰が始めたものか朱印の手形が無数に。
本堂は重要文化財ですから、立派な犯罪ですね。指紋まで残して・・・
↑こちらはちょっと許したくなる。
何かなと思ったら、石仏さんの頭にペコちゃんが乗ってました・・・(^_^ゞ
境内をうろうろ歩いていると、琵琶湖が見えるスポットが何ヶ所かあります。
美しい琵琶湖の夕日が見られることでも有名。
境内の西の端になるでしょうか、「太郎坊大権現拝殿」があり、
ちょうどよい展望所にもなっています。
このお寺の直ぐ近くには「シャーレ水ヶ浜」っておすすめカフェも。
「長命寺港」
レジャーボートが行き交ってます。
手持ち2400mmのSX50HSの出番です!原寸サイズだと乗っている人の表情まで。
これまた気持ち良さそう♪
ウルトラライトプレーンってやつですかね。そう言えばここの近くに
フライトスクールとかの拠点があると聞いていましたが・・・
ジブリ映画『風立ちぬ』を見てから飛ぶのもイイかもね♪
「太郎坊権現社」
ここにもこんな木彫がありました。太郎坊の修業の様子でしょうか?
太郎坊とは、長命寺の修行僧で空を飛んだり、風雨を呼ぶ霊力を身につけ、
後に京都の愛宕山に移り住んだと伝えられています。
愛宕山では、太郎坊を神として信仰し、大天狗と呼ばれるようになりました。
長命寺には巨石がいくつかあり、それぞれに逸話があるようです。
「飛来石」(太郎坊権現社の上)
修行を極めた太郎坊が長命寺を懐かしく思い、京都の愛宕山からここまで
飛ばしてきたものと伝えられています。
「六処権現影向石」(本堂のすぐ裏手)
武内宿禰がここに祈りを捧げて、三百歳の長寿を全うした言い伝えが
残されている、天地四方を照す岩だそうです。
今にも落ちそうなんですけど・・・
「修多羅岩」(鐘楼の裏手)
仏教用語で「天地開闢 天下大平 子孫繁栄」の意味だとか。
武内宿禰の御神体とされているそうです。
何かとても気になる飾り瓦。
三重塔へ上る石段の下の屋根にありました。
近江八幡と言えば、伝統工芸品として八幡瓦が有名。これがそうなのかは
分りませんが・・・
長命寺はまた、紫陽花の寺としても有名。5月半ばにはイベントもあったようです。
季節が合えば綺麗だったでしょうね。
何故か枯れ紫陽花、侘び紫陽花にも風情を感じてしまう私ですが・・・
2013.8/4、長命寺にて。
整った伽藍配置が美しいお寺です。
そして派手な朱塗りではなく、弁柄かと思われる酸化鉄の錆赤色の塗りは
重厚さを醸しています。
弁柄(ベンガラ)塗と言えば、奈良や京都の町家。特に京都の花街のイメージ?
インドのベンガル地方のものを輸入していたので、この名がついたようです。
オランダ語でもBengalaと言うのは、日本語が伝わったのかな?
ちなみに、このお寺のある近江八幡の特産品に「赤コンニャク」がありますが
あの赤も酸化鉄の赤ですね。
「護摩堂」(重文)
「三重塔」(重文)
三重塔側から見た本堂です。
本堂の正面?入口側から見たところです。手前は三仏堂。
本堂と三仏堂を繋ぐ渡り廊。
ちょっとした風情を感じますね、このあたりの美意識も高いです。
「三仏堂」
三仏堂には薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来の三尊が安置されています。
「護法権現社拝殿」も三仏堂と渡り廊で繋がっています。
「護法権現社本殿」
拝殿の奥には本殿がありますが、意外と簡素なものでした。
長命寺の護法神として開山の祖「武内宿禰」が祀られています。
仏教寺的には「開山堂」ですね。
奥の扉?には、こんな木彫が・・・開山の物語を表したものでしょうかね?
「三仏堂」その奥に「護法権現社拝殿」
一段高くなった先に「鐘楼」と「如法行堂」
如法行堂には勝運将軍地蔵尊・福徳庚申尊・知恵文殊菩薩が祀られています。
真ん中の小さな窓から覗けば見られます。
「如法行堂」
「鐘楼」(重文)
鐘楼は中に入れます。「鐘を撞くな」とは書いてなかったので・・・ひと撞き♪
構造上、頭の真上で鳴り響きます・・・脳みそが揺れました。ノ(>。☆)ノ
くれぐれも思いっ切り撞くのは自重しましょうwww
「拕柷尼天尊(だきにてんそん)」(稲荷大明神)
何かメタリックな感じがしたので、石段を上って間近で見てみると・・・
檜皮葺きの屋根に夥しい1円玉が!
誰が始めたものか、こういう手のものをよく見ますねぃ。
手といえば・・・
よりによって本堂の白壁に、こちらも誰が始めたものか朱印の手形が無数に。
本堂は重要文化財ですから、立派な犯罪ですね。指紋まで残して・・・
↑こちらはちょっと許したくなる。
何かなと思ったら、石仏さんの頭にペコちゃんが乗ってました・・・(^_^ゞ
境内をうろうろ歩いていると、琵琶湖が見えるスポットが何ヶ所かあります。
美しい琵琶湖の夕日が見られることでも有名。
境内の西の端になるでしょうか、「太郎坊大権現拝殿」があり、
ちょうどよい展望所にもなっています。
このお寺の直ぐ近くには「シャーレ水ヶ浜」っておすすめカフェも。
「長命寺港」
レジャーボートが行き交ってます。
手持ち2400mmのSX50HSの出番です!原寸サイズだと乗っている人の表情まで。
これまた気持ち良さそう♪
ウルトラライトプレーンってやつですかね。そう言えばここの近くに
フライトスクールとかの拠点があると聞いていましたが・・・
ジブリ映画『風立ちぬ』を見てから飛ぶのもイイかもね♪
「太郎坊権現社」
ここにもこんな木彫がありました。太郎坊の修業の様子でしょうか?
太郎坊とは、長命寺の修行僧で空を飛んだり、風雨を呼ぶ霊力を身につけ、
後に京都の愛宕山に移り住んだと伝えられています。
愛宕山では、太郎坊を神として信仰し、大天狗と呼ばれるようになりました。
長命寺には巨石がいくつかあり、それぞれに逸話があるようです。
「飛来石」(太郎坊権現社の上)
修行を極めた太郎坊が長命寺を懐かしく思い、京都の愛宕山からここまで
飛ばしてきたものと伝えられています。
「六処権現影向石」(本堂のすぐ裏手)
武内宿禰がここに祈りを捧げて、三百歳の長寿を全うした言い伝えが
残されている、天地四方を照す岩だそうです。
今にも落ちそうなんですけど・・・
「修多羅岩」(鐘楼の裏手)
仏教用語で「天地開闢 天下大平 子孫繁栄」の意味だとか。
武内宿禰の御神体とされているそうです。
何かとても気になる飾り瓦。
三重塔へ上る石段の下の屋根にありました。
近江八幡と言えば、伝統工芸品として八幡瓦が有名。これがそうなのかは
分りませんが・・・
長命寺はまた、紫陽花の寺としても有名。5月半ばにはイベントもあったようです。
季節が合えば綺麗だったでしょうね。
何故か枯れ紫陽花、侘び紫陽花にも風情を感じてしまう私ですが・・・
2013.8/4、長命寺にて。
回転速くなるやろか
「飛来石」・・・そんなもん飛ばすなんて絶対無理。
むちゃ言うよね
脳の回転速くなる前に鼓膜がもたんかも。
飛来石、だいたいやねぃ、懐かしさのあまり岩を投げつけるって!ちょっと変。
ウルトラライトプレーン、気持ち良さそうですね。
映画の堀越二郎に乗せてやりたい。
シャーレ水ヶ浜、懐かしいな。
久しぶりに行きたいです(^^)
1円玉、誰かが始めて、皆やるようになったのでしょうね。集団心理、ちょっとコワイ気がします。
シャーレに行こうかとも思っていたのですが、ちょっと別なところへ。
後になって残念なモノになるんですけど、
酸化鉄の錆色とは恐れ入りましたw。
これなら劣化しませんもんねー。
錆びること自体が自然現象だもん。
むしろ年月に併せて、自然と同化している事に感動。
イイモノ見れました(*´ω`)
京都の灯明油屋さんで弁柄の発色を良くするために、灯明の煤をいれると聞きました。
昔の人の知恵なんでしょうね。
叱枳尼天さんのところの一円玉はよくないですね。
怒っているかも。自分の欲望でこんなことをしてはいけません。逆効果。落書きは論外。
ベンガラ格子というと花街をイメージしてしまいますが、仏閣にも似合いますね。
カッパーレッドを前に置きたくなりましたよ
1円玉にしろ、手形も、勝手に作り出したご利益獲得法?
何だかなぁ・・・ですね!
今の住宅って、プラモデルみたいにぽんぽん建てていきますが、こういう歴史のある建物の補修する
職人さんって若い方がいるんでしょうか。。。
それどころかヒノキから樹皮を剥ぐ原皮師(もとかわし)が居なくなっているようです。
維持、復元するのも大変だというのに、1円玉を挟んだりする奴が居りますからね。