愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

ルイとは3回目の年越しキャンプへいってきた

2015-01-17 08:38:01 | ルイとの日々

■ キャスターなどの音に異常反応
 3歳も半ばとなったルイを連れて年末から年始にかけて、今回も伊豆の大仁近くにあるオートキャンプ場のモビリティーパークへ出かけた。前にも書いたが、ルイの場合はクレートの持参が欠かせない。人間にもよそのわんこにもきわめてフレンドリーなので、吠えついたり、喧嘩をふっかけたりというトラブルは心配ないものの、とにかく根が臆病わんこだからくだらないことで吠えて騒ぐ。

 キックボードやスケートボード、台車やキャリー類など、車輪やキャスターがついたものが怖い。変な音を立てるオートバイや大型のトラック、それと電車も同じである。
 それでも花火や雷にはいまのところ反応しないからホッとしている。シェラでさんざん苦労したから、このままむぎのように花火と雷に平気でいてほしい。シェラが花火や雷におびえるようになったのはちょうど3歳のころだったので油断はできない。

 特にキャンプへいくと、夏場は遠雷であれ雷の音を覚悟しなくてはならない。
 花火にしても、打ち上げ花火や音のでるものは禁止されているというのに幼稚な親たちがふえて、夜ともなるとおかまいなしにはじめる。あるいは、イベント用の本格的な花火が盛大に打ち上げられてしまうこともある。
 秋、農地の方角で鹿を追い払うための銃声を模した音がときおり鳴り響くのには往生したものだ。


■ クルマでの移動には欠かせないクレート
 スケートボードなどに吠えても、走り寄って攻撃をするわけではないが、とにかくそれらを止めようとするから危ないことおびただしい。近づけなければ暴れながら激しく吠えたてる。
 去年の春や夏のキャンプでは、場内でキックボードやらスケートボードで遊ぶ連中がいたし、幼い男の子がなぜかおもちゃのバギーをしつこく押してあっちこっちへ動いていたためそれに反応したルイに往生した。そんなとき、クレートに押し込んでグランドシートで覆ってやると静かになった。

 このクレートからしてルイをクルマに乗せるためにあつらえたものである。シェラやむぎたちは後部座席に座らせておけばおとなしく乗っていた。ところが、ルイは家人が途中で降りようとしたりすると激しく吠えるばかりが、あたりかまわず前の座席に噛みついて、せっかくの革張りのシートのあちこちに無惨な歯形を残してしまった。

 あまつさえ、クルマを降りた家人の去った方法へも吠えつき、リアシートと荷台を隔てたカーゴネットにまで噛みついて修復不可の状態にした。せっかくの新車だったのに、1年ちょっとで車内はすかり荒れてしまった。そこでしかたなく後部座席を倒してそこへクレートを設置したのである。


■ テントから脱出しようとする悪知恵
 9月のキャンプでは、サイトにいる時間の半分以上をクレートに押し込んでいたが、今回はほとんど入れずにすんだ。それだけ成長したからではなくて、スケボーなどで遊ぶ子供たちの挑発がなかったからである。
 このキャンプ場では、数年前まで、ほかの犬に攻撃をしかけるスタンダードのプードルを放し飼いにしてトラブルを起こす常連がいた。注意してもあらためずに放し飼いにしたままだったが、今年はそんなマナーの悪いキャンパーもいなかった。

 寝るときはクレートを使わず、寝室となるテントで一緒に寝る。なるべく家のときと同じ環境に近づけてストレスを軽くしてやろうと思うからである。ただ、キャンプ初期のころ、密封された空間に不安を感じたからなのか、どうやったらここから脱出できるかをたちまちおぼえてしまった。テントの開閉部にあるジッパーに鼻をねじ込んで開けてしまうのである。
 テントで寝るのに慣れたからだろうし、ジッパーの部分をデイパックで隠しているせいもあっていまでは勝手に脱出をしようという気は失せているらしい。

 今年の年越しキャンプは、元旦の夕方に予期せぬ雪にみまわれて初詣に出かけた先からキャンプ場への帰還ができなくなり、しかたなく、一度、東京・町田の自宅へ戻って翌朝にもう一度出かけなおすというハプニングに見舞われた。ぼくも疲れたが、クレートに長時間入っていたルイもさぞや疲れたことだろう。この顛末はあらためて記そうと思う。