今日の朝日新聞で、虐待等に伴う親権について、親権喪失は平成17年度全国で11件、親権停止は30件にとどまるという。こんな筈はないだろう。世の中には煮ても焼いても食えぬ親がたくさんいる。これが野放しになっていて、その子は、虐待等をされ続けているということだ。これは、児童相談所の職員の勉強不足による権限を有効に行使できていない証拠だろう。
児童相談所は、子供の権利条約をしっかりと理解し、頭に叩き込んで、また、法律的なこともしっかりと勉強し、親の身勝手から子供を命と権利を守るという使命があることを自覚して、しっかりと仕事に打ち込むべきだろうと思う。しかし、児童相談所の職員ばかりを責めても何の解決にもならない。
政府は、しっかりとした人材を育てるために、それなりの予算措置を講じ、優秀な人材が集まるよう手立てを講じることが先決だろう。