
妻は、朝方から静かに寝るようになり、朝10時に看護師が点滴を入れて帰ったとは、ずっと寝て、ほとんど反応なしの状態が夕方まで続いた。だから、昼頃にやってきた次男は、ほとんど妻と話をすることもなく、帰る間際に看護師がやって来て、夕方の処置をしているときに、「そろそろ帰るね!来週もまた来るからね!」と妻に伝え、妻は、黙って頷いただけだった。
それにしても、この変わりようは何なのだろうか?昨夜、眠れず、余程睡眠不足が溜まっていたということなのか?とにかく、今日の日中は良く寝ていた。生きているか死んでいるか、まじまじと喉や胸の動きを注視して確認するというありさまだった。何度か起こして、ようやく問いかけに頷いた時には、ほっと安心した次第だ。
そして、今、またまた苦痛の訴えが増えていて、今日も一晩思いやられそうだ。でも、まあ、生きていた良かったよ。まだ、死ぬには早すぎるだろうさ・・・・