昨日、高校野球の岩手予選の決勝が行われ、大船渡高校が花巻東高校に敗れ、甲子園への夢が叶わなかった。大船渡高校には、160キロを超える速球を投げる佐々木朗希選手がいて、注目を集めたが、決勝戦では、前日登板していたため、出場せずに終わった。160キロを超える豪速球、甲子園でどれだけの成績を上げるかとワクワクしたが、結局、それも見られないことになって、ちょっと残念だ。
でも、まあ、高校野球をしている選手にとって、甲子園は大きな目標であるが、それはひとつのステップに過ぎない。肩を壊してしまったら、その後の選手生活も断たれてしまうことを考えると、無理は禁物というところだろう。
佐々木投手を登板させないという決定に、大船渡高校の監督の気持ちも揺れたことだろう。結果的に、佐々木投手を温存し、決勝には敗れたが、それは仕方ないことだ。有力な投手を何人も抱えておかないと、甲子園までは辿り着けないのが現実というものなのだろう。
野球で有名な強豪校と言われる高校は、他の高校へ行けばエースとして活躍するだろうと思われる選手を大勢集め、その中で切磋琢磨させ、戦いに臨んできているわけだ。そういう意味からも、公立高校野球部が甲子園に出場できる余地は年々減ってきているのが、現状だろう。
でも、まあ、それも時代の流れというものなのかも知れない。