今回は、「銹釉 陰刻 牡丹文 徳利」の紹介です。
これは、3日前の19日に、古美術品交換会で競り落としてきたものです。
私には、汚れているものはまず綺麗に洗うというクセがあるのですが、この徳利もかなり汚れていましたので、家に帰ってきて直ぐに、メラミンスポンジを使ってゴシゴシ洗い出しました。
ところが、一部、ゴシゴシ洗いだしましたら、予想以上に綺麗になりだしたのです(~_~;)
「アレッ、これはやられたかな~! この徳利は、新しい徳利に時代付けをしたものなのかな~」と思い、急きょ、洗うのを一時中断しました。
それで、急きょ、ビフォー、アフターの写真を撮っておこうと思いたち、まずはビフォーの写真を撮り、その後、ゴシゴシ洗う作業を継続しました。
そうしましたら、かなり綺麗になり、見違えるほどになったのです。しかし、綺麗になったとはいえ、その汚れは、時代付けのための汚れではないことが分かりました。先ずは一安心です(^-^*)
そうはいいましても、なんか、古色が消え、新しく作られたような明るい色合いの徳利に変身してしまったのです(~_~;)
暗く沈んだ落ち着きのある古色がなくなり、明るく健康的な日用品の色合いになってしまったのです(~_~;) 骨董品とは言えないのではないかという様相を呈したわけですね(~_~;) 純粋な鑑賞陶磁器というような様相を呈してきたわけですね(~_~;)
ということは、骨董品としての鑑賞陶磁器は、暗く侘びた不健康な非日用品的存在のものということになるのでしょうか、、、。
まっ、骨董論議や美術論議はともかくとして、メラミンスポンジを使用して、長時間、ゴシゴシ洗っても、高台の汚れまではよく取れませんでした。それで、次に、底部を漂白剤に浸けて綺麗にすることにしました。
その結果、今度は、見事に綺麗になりました(^-^*)
綺麗になった高台部を見て、それまで、「いったいこの徳利は磁器なのか陶器なのか」と迷っていましたが、つまり、「いったいこの徳利は古伊万里なのかそうではないのか」と迷っていましたが、やはり、この徳利は古伊万里に違いないと思えるようになりました(^-^*)
なお、2021年6月19日にも、この徳利に類する「鉄釉 飛鉋文 徳利」を紹介していますが、その徳利も、やはり、磁器の古伊万里に違いない思えるようになりました(^-^*)
銹釉 陰刻 牡丹文 徳利
洗う前の立面(正面と仮定)
汚れが古色を感じさせます(^-^*)
洗う前の立面(正面と仮定)の一部の拡大
漂白前の底部
高台部の色を見ますと、磁器なのか陶器なのかよく分かりません?
洗った後の立面(正面と仮定)
予想外に綺麗になり、古色まで消えてしまいました(><)
洗った後の立面(正面と仮定)の一部の拡大
洗った後の立面(正面と仮定)の反対面
漂白後の底部
綺麗になり、磁器であることを示しています。
生 産 地 : 肥前・有田 肥前・平戸(三川内)
製作年代: 江戸時代中期 江戸時代後期
サ イ ズ : 高さ19.0cm 口径2.8cm 胴径11.5cm 底径6.7cm
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追 記(令和5年2月27日)
この徳利を紹介してから、2~3の方より、「この徳利の生産地は有田ではないのではないだろうか? 波佐見か平戸(三川内)辺りではないだろうか? また、製作年代も江戸中期ではなく、江戸後期になるのではないだろうか?」とか「現在、ヤフオクでは、これに類する徳利が平戸(三川内)焼として売られているようです」とのコメントが寄せられました。
私も、この徳利の生産地と製作年代につきましては自信のもてないところではありましたが、以前、2021年6月19日に、この徳利に類する「鉄釉 飛鉋文 徳利」を紹介する際に、その生産地を有田と、製作年代を江戸中期としていましたので、それに習って、この徳利の生産地も有田とし、製作年代も江戸中期として紹介したところです。
ところで、この徳利に類する「鉄釉 飛鉋文 徳利」は、平成10年に(今から25年前に)購入していますが、それには次の写真のような箱が付いていて、その箱には「古伊万里」と書かれていました。
購入当時の平成10年頃は、単に「古伊万里」と言えば、それは有田産ということを意味していましたので、ちょっとこの箱書きは事実と違うのではないかな~とは思いましたが、有田ではいろんなものを作っていますので、このような物も作っていたのかもしれないな~、教材のつもりで買っておくかということで購入したわけです。
しかし、その後、勉強もせず、そのままにしてしまい、2021年6月16日にその「鉄釉 飛鉋文 徳利」を紹介する際には、疑問のままに、生産地を有田として紹介してしまたわけです(~_~;)
そのようなことで、この徳利の生産地と製作年代を安易に表示してしまたわけですが、皆様からのご指摘のコメントのとおり、この徳利の生産地と製作年代の表示を変更したいと思います。
ネットで調べてみますと、現在、ヤフオクで、これに似た物が、「平戸(三川内) 飴釉(黄釉)徳利 時代:江戸後期~幕末」として売られているようですので、それに習って、生産地を「生産地:肥前・平戸(三川内)」に、製作年代を「製作年代:江戸時代後期」に訂正いたします。