なんともうれしかった

１０年前に建てさせていただいたお客様宅で、不具合が発生しました。

ＯＢ施主様は基本的に私が担当しているので訪問しようと事務所を出ると、ちょうどそのタイミングで来客があり、どうしても現場に行くことができなくなってしまいました。

そこで事務所にいたＮ君に代理で現場に行ってもらうことを依頼し、接客後３０分ほど遅れて私はその現場に到着しました。

すると彼は、ただ単に私の代理ということだけでなく、職人を下において天井裏を這い回り、真っ黒になって降りてくるではないですか！

もともと、『代理』ですから、何の準備もしていなかったＮ君。洗い立てのスラックスと作業ジャンパーは、見るも無残な状態になっていました。まっくろ！！！

いやーー、うれしいものですね！　なんともその心意気がうれしい。

自分の担当ではないわけです。もうすぐ担当の私が着くわけです。職人にやらせてもいいわけです。外から見て見当をつけるだけでもよかったわけです。

『どうせですから、、やっちまいました・・・』とＮ君。

北澤工務店は社員一人ひとりで成り立っているのだ、というごく当たり前な、当然なことを改めて感じた出来事でした。

ではまた。

おさむ