昨年新築工事でお世話になったY様邸。震災により立派な四足門が倒壊してしまいました。母屋も『大規模半壊』という判定により修復を断念、急きょ新たにお家を建てられたのでした。
その四足門がなくなった場所に、新たに門柱と板塀を造ることに。一年越しの計画となってしまいましたが、やっと始動することができそうです。
ただ、板塀とはいっても、これって相当に難しい仕事なんです。簡単に作ることもできるのですが、縦横のバランスや耐久性を思慮するととても奥が深い。図面では書いたものの、いまいち実感としてわきにくい。ぼく自身がそうなのですからY様は尚のことだろう・・・。
すると棟梁の谷さん。『カンタンにつくってみましょうかぁ!?』と。
谷棟梁のすごいところはこういう場面での機転です。作業場にある余った材料で、ちゃちゃっと?つくってくれました。それもY様の好みで選んでいただこうと、様々なアイデアが盛り込まれています。
こちらは表面。板の張り方が手前と奥は異なります。更に腕木の(専門用語でごめんなさい!)先端の勾配が3本とも異なります。

こちらは裏面。表面とは垂木の間隔が異なります。垂木の表し方も表面とは異なります。

それを見たY様ご夫婦。ヒジョーーーに喜んでくださいました!!(笑)

ここにも素晴らしいアイデア。通常、アンカーボルトが露出してしまう板塀が多いのですが、柱心にアンカーボルトを出すことができれば、こんな風におさめることができる、という好例!!

こうすればボルトが見えないで済みます。

家づくりという仕事は、おもしろいです、ほんと。
ではまた。
おさむ
その四足門がなくなった場所に、新たに門柱と板塀を造ることに。一年越しの計画となってしまいましたが、やっと始動することができそうです。
ただ、板塀とはいっても、これって相当に難しい仕事なんです。簡単に作ることもできるのですが、縦横のバランスや耐久性を思慮するととても奥が深い。図面では書いたものの、いまいち実感としてわきにくい。ぼく自身がそうなのですからY様は尚のことだろう・・・。
すると棟梁の谷さん。『カンタンにつくってみましょうかぁ!?』と。
谷棟梁のすごいところはこういう場面での機転です。作業場にある余った材料で、ちゃちゃっと?つくってくれました。それもY様の好みで選んでいただこうと、様々なアイデアが盛り込まれています。
こちらは表面。板の張り方が手前と奥は異なります。更に腕木の(専門用語でごめんなさい!)先端の勾配が3本とも異なります。

こちらは裏面。表面とは垂木の間隔が異なります。垂木の表し方も表面とは異なります。

それを見たY様ご夫婦。ヒジョーーーに喜んでくださいました!!(笑)

ここにも素晴らしいアイデア。通常、アンカーボルトが露出してしまう板塀が多いのですが、柱心にアンカーボルトを出すことができれば、こんな風におさめることができる、という好例!!

こうすればボルトが見えないで済みます。

家づくりという仕事は、おもしろいです、ほんと。
ではまた。
おさむ