地球と生きるYOGA  「Union Yoga japan」

京都を中心に活動を続けている Toshiの活動記録
生きたヨーガを伝える ちょっと真面目なあるヨギのブログ

慈悲

2013年11月17日 | つぶやき
最近 気になるワード。
「慈悲」
慈悲のある生き方って何だろう。
どんな人が慈悲深い人?

優しさ? 厳しさ? 愛?
どんな心の状態を慈悲と呼ぶんだろう。

ちょっと調べてみたら「慈悲」という言葉は仏教用語の「慈悲喜捨」という教えの
頭二つの語をとって、使われるようになったみたいです。

そしてヨーガでもこの「慈悲喜捨」という概念はほぼ全く同じように使用されていて、
それぞれ
maitri(マイトリー)   慈
karuna(カルナー)   悲
mudita(ムディター)  喜
upeksa(ウペクシャー) 捨
と呼ばれています。
(パタンジャリヨーガスートラⅠ-33)

マイトリー(慈)とは 全てのものを平等に親愛なる友のように扱うこと。
カルナー (悲)とは苦しみを持つ者(みんなですね)に対して悲哀の想いを持ち
        そしてその苦がそこから抜けるように接すること。
ムディとー(喜)とは徳を持つ者 幸せのあるものに対して、共に喜ぶということ。
ウペクシャー(捨)とは不徳のあるもの、罪深き者や行いに対して、
         怒りや憎しみをもつ自分を捨てるということ。

そして、その4つを日常生活の中で活かしていくことが
「心の清澄(チッタプラサーダナー)を導く灯となる」と書いてあります

ヨーガというものを単なる体操や健康維持活動としてではなく、
自分を磨きあげていくものとして扱うヨーギーにとっては、
こうした生き方の指針こそが重要になってくるのかもしれないですね。

にしても、古人はやっぱり偉大です。

Hari Om Tat Sat