(まだまだしぶとい) チラシの裏日記

鉄道写真中心に、撮影行記やその思い出話、音楽鑑賞記などを

蜘蛛の子が飛んだ後は

2012年11月16日 | とある貨レ撮りの世迷い言
大勢集まったものがバラバラに散っていく様を
「蜘蛛の子を散らすように」という例えがある。
蜘蛛の♀は秋、大量に卵の入った袋を産み付ける。
この卵が孵化すると小さな蟻くらいの大きさの
蜘蛛の子、幼虫たちが袋を破ってわぁっと出てきて
11月の今ごろの晴れた日に、自分の腹から糸をだして
一斉に風に乗って四方八方に飛んで巣だっていく。

蜘蛛の子が風に乗って飛び立つのは
晩秋の11月の晴れた日。
こんな日に金失に出かけると
どこからともなく蜘蛛の幼虫が飛んできて
レンズフードやカメラを蜘蛛の糸だらけにしてしまう。
下手するとその蜘蛛の糸が映り込んでしまうので
首筋になんか引っかかった感触があると
急いでレンズフードを見てみるわけだが
列車が通過寸前にフードが蜘蛛の糸だらけになると
もう大慌てで取り除かなきゃいけない。


去年の11月末、EF81 303が2093レを牽引して下った日のこと
山がガスって様子がまるで見えないのをいいことに
京屋で3098レを撮ることにした。
三脚広げてカメラを据えたらすぐに蜘蛛の子が飛んできて
たちまち雲台から上が糸だらけになった。
糸だらけになっても構わないが、フードだけは勘弁。
何回か急いで糸を取り除きながらの撮影になった。

この蜘蛛の子たちがいなくなると、里にも冬が下りてくる。
去年は天気が悪い日が多くて
かなり遅くまで蜘蛛の子が見られたが
翌年の冬はとても雪が多くて
羽越本線から上越線廻りでやってくる貨物列車は
10日近く運休になる日もあったりするなど
大変なシーズンになった。

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