ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2023/09/03 「野良犬軍団 ダーティ・ソルジャー」

2023-09-03 00:00:02 | 日記
「野良犬軍団 ダーティ・ソルジャー」(1981年米)

ストーン リーダー(ジェームズ・ブローリン)
トニー ストーンの仲間
ダン ストーンの仲間

セラノ 麻薬王(ジェームズ・コバーン)
マリアーノ 山賊(アンソニー・クイン)
クリント 武器屋(アーネスト・ボーグナイン)
オリビア 囚人の女(リンゼイ・ワグナー)

起:ストーンらは南米の麻薬王セラノから金を奪う。
承:セラノや山賊マリアーノに捕らわれる。
転:金を取り戻して逃げる。
結:飛行機で脱出する。

 ストーンら4人組は、武器屋クリントから銃を買う。
相手が盗賊のような連中だと知り、尻込みする者もいたが、何とか説得する。
 一同は小型機で南米へ。
パラシュートで降下し、麻薬王セラノの豪邸に潜り込む。
ストーンが金庫の番号を手に入れたはずなのだが、番号は変更されていた。
セラノが1人になった所を捕らえ、番号を聞き出して、500万ドルをいただく。

 ストーンらは森で夜を過ごすが、
翌朝になると大軍が迫り、トニーら2人が捕まってしまう。
 トニーらは牢の外にいた少年に頼み、壁を壊して逃走。
隣の房のオリビアも一緒に退散。バスに飛び乗って移動する。
 一方ストーンらも吊り橋を切られて、川に転落。助かるが、別の一団に捕まる。
一団のマリアーノは、元軍人で今は山賊だも言う。
ストーンらは金を奪われ、始末されそうになるが逃走。

 ストーンらは、野営するマリアーノを襲撃。
金を奪って逃げ、トニーらと合流。
マリアーノが追ってきて、トニーが撃たれる。
部下を養う為に金が必要だと言うマリアーノは、半額で手を打とうと提案。
だが、オリビアが発砲した為に撃ち合いに。
ストーンはトニーは死んだとし、退散する。

 新たにセラノ一味も現れ、三つ巴の争いに。
そこへ迎えの機が現れ、ストーンらは飛び乗る。
滑走路にトニーが来ていると気付いたストーンは、助けて退散。
 マリアーノは、金が手に入らなかった事よりも、
野良犬軍団に負けた事が悔しいと言うのだった。

 と言う訳で、ジェームズ・コバーンが出てるアクション。
コバーンが主人公なのかと思ったら、
そうではなくて、主人公はジェームズ・ブローリン。
彼は、なぜか南米の麻薬王コバーンの金庫の番号を知り、
銃を手に入れ、仲間と組んで現地を襲撃。
ところが番号が変わっていた為、コバーンを捕らえて金を奪う事には成功するが
当然のように追われる事となる。
途中で、山賊であるアンソニー・クインに追われたり
牢にいたリンゼイ・ワグナーと逃げる事になったりと脇役陣は豪華。
(あと、ブローリンに銃を売ったのはアーネスト・ボーグナイン)
ブローリンは捕まった仲間を積極的には助けようとせず
飛行機で脱出寸前に、近くにいたので助けて、丸く収まると言う展開。
ワグナーがなぜ牢にいたかはよくわからないが、隣にいた縁で仲間になる。
脚本も荒いが、ブローリンの計画もかなり荒い。
ワグナーはバイオニック・ジェミーよりも後の作品。
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2023/09/03 「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン」

2023-09-03 00:00:00 | 日記
「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン」(2022年米)

ブノワ・ブラン 私立探偵(ダニエル・クレイグ)
マイルズ・ブロン 実業家(エドワード・ノートン)
クレア・デベラ 女性州知事
ライオネル・トゥーサン 科学者
バーディ かつてのファッションアイコン(ケイト・ハドソン)
デューク インフルエンサー(デイヴ・バウティスタ)
アンディ 本名カサンドラ。マイルズの元共同創設者
ヘレン アンディの双子
ウイスキー デュークの彼女
ペグ バーディの付き人
ブランの夫 (ヒュー・グラント)

[前作のざっくりしたあらすじ]
起:作家スロンビーが喉を切って死に、遺産は看護師マルタに贈られる事に。
承:実はマルタが医療ミスを犯し、スロンビーが彼女をかばったのだ。
転:マルタは証拠を隠そうとするが、探偵に疑われる。
結:遺産がもらえないと知ったスロンビーの孫が薬をすり替えていた。

起:探偵ブランらは実業家マイルズに孤島に招かれ、殺人推理ゲームをする事に。
承:参加者のデュークが本当に死ぬ。
転:ブランとヘレンは、彼女の姉を殺した人物を探っていた。
結:マイルズの仕業だと突き止める。

 2020年。州知事クレアの所へ、マイルズからと書かれた荷物が届く。
マイルズはクレアを支援している実業家だ。
 科学者ライオネルは、奇抜な発想を実現させている。
彼もマイルズの支援を受けていた。
バーディやデュークの所へも、同じものが届いていた。
 彼らは互いに連絡し、箱に様々なパズルが仕掛けられていると突き止める。
すべてを解くと箱が開き、中からマイルズの島への招待状が出てくる。
殺人ミステリーを解いてもらうと。
 世界一の探偵とされるブランの所へも箱が届く。
 港に招待客たちが集まり、クルーザーでマイルズの島へ向かう。
一同は友人同士だが、新顔のブランの登場には困惑する。
さらにアンディと言う女性が到着し、一同は動揺する。
アンディは企業の共同創設者だったが、マイルズに追い出されたのだ。
マイルズはなぜ彼女を呼んだのだろうか。
 島でマイルズは一同を迎えるが、アンディが来た事には驚く。
一同は、「グラス・オニオン」と言うオニオン型の建物に案内される。
 一方でマイルズは、探偵ブランを招待したつもりはないと言う。
マイルズが作った箱は5人分で、誰かがリセットして送ったに違いない。
だがマイルズはこの状況を気に入り、ブランも正式に招待する。

 インフルエンサーのデュークは、護身用として常に銃を持っている。
 バーディはかつてのファッションアイコンだったが、
今はデュークと立場が逆転している。
バーディは、一同の共通点はマイルズの金にしがみついている点だと言う。
彼の金の為なら、友も裏切ると。
 バーディの付き人ペグはマイルズに、
パーディのバングラデシュに関する声明を止めてほしいと頼む。
声明を出せばバーディはおしまいで、ペグも仕事を失う。
マイルズは、逆にペグがバーディを止めろと告げる。その様子をブランが見ている。
 マイルズは、デュークの彼女ウイスキーと絡んでいた。
デュークはそれを見て愕然とし、さらにその様子をブランが見る。
 夜になって、一同が集まる。
部屋にはモナリザが飾られており、マイルズは短期で借りた本物だと言う。
 マイルズは、炭素排出量ゼロの発電が可能になったと言う。
ライオネルはテスト中だと言うが、
マイルズは既にこの建物にその発電を使っていると明かす。
 マイルズは、今晩殺人が起こると言う。島中にヒントを隠したと。
犯人を特定し、方法と動機を解明できたものが勝者だ。
週末をかけて一同で推理する予定だったが、ブランが開始前に解明してしまう。
バーディが犯人で、像にクロスボウを仕込んでいるのだ。
庭にはヒントとして「B」と書かれていた。
バーディは、マイルズにダイヤを盗まれた事を恨んでいた。
殺人は犯行前に阻止されたとし、ブランは得意気だ。
 ゲームの用意は大変だったとマイルズは不満を漏らすが、
ブランは故意に台無しにしたのだと明かす。
マイルズは、恨みを持つ7人を集め、ゲームを通じて殺人を思い付くように仕向けた。
いずれもマイルズに弱みを握られており、
少なくとも1人はそれがゲームではないと知っていると。
 マイルズは、「グラスオニオン」と言う店で起業のアイデアを思い付いたと話す。
今日いるメンバーは、全員がそこにいたのだ。
マイルズはそのアイデアをナプキンに書いて残していた。
今のマイルズは、一同にとって金のなる木だ。あのバーが恋しいと言う。
 ゲームがなくなり、招待客の中には帰ると言い出す者も現れる。
一方で、アンディがなぜ来たかは謎のままだ。
一同はマイルズに付き、アンディは全員に人生を奪われたと恨んでいるはずだ。
 そんな中、酒を飲んだデュークが苦しみ出して死ぬ。
窒息ではないようだが、解剖しなければ死因は分からない。
ブランは警察を呼ぶと言うが、クレアはスキャンダルになると止める。
ブランは一同を部屋に戻らせ、現場を確保すると言う。
 するとマイルズは、デュークの飲んだグラスがマイルズ用だったと指摘。
マイルズが狙われたが、デュークがグラスを間違えたのだ。
動揺したマイルズは、犯人を見付ければ10億ドル出すと言い出す。
そんな中、デュークの銃がなくなっていると判明。
常に持っていると思って気に留めていなかったのだ。
さらに、アンディが姿を消す。
マイルズは、用意した殺人ゲームの仕掛けが始まってしまうと慌てる。
やがて夜10時になり、屋敷の照明が消えてしまう。

 一同は、アンディの仕業だと怯える。
ブランは暗闇の中を調べ回り、アンディと合流。だがブランは彼女をヘレンと呼ぶ。
やがて銃声がして、一同はアンディが死んだと騒ぐ。
 照明が戻り、一同は建物に戻る。
ブランは、ゲームは島に来る前から始まっていたと告げる。
 時は遡り、ヘレンがブランを訪ねる。
姉アンディが死に、自殺とされたと言う。アンディとヘレンは双子なのだ。
ヘレンは、アンディは自殺した事を信じていなかった。
アンディの家は荒らされており、マイルズから箱に入った招待状が届いていた。
 一方アンディは、死の直前に一同にメールを送っていた。
「ついに見つけた。彼の帝国を崩壊させる」と言う内容で、赤い封筒を手にしていた。
誰からも返信はなく、その翌日にアンディは死亡。赤い封筒はなくなっていた。
そこでヘレンは世界一の探偵であるブランを雇い、
島へ行って謎を解決してほしいと頼んだ。
 ブランは、アンディの死を知る者はおらず、1週間公表を止めるように手配。
探偵だけ行けば警戒されると、ヘレンにも島に行くように頼む。
一同はアンディの死を知らず、犯人はアンディを始末しようとするだろう。
ブランは身の安全は保証出来ないとするが、ヘレンは覚悟を決める。
 ヘレンはアンディに扮する。
マイルズには動機があるが、疑われると承知で危険を冒すとは思えない。
 10年前、アンディは友達をマイルズに紹介した。
当初、一同は奔放な彼に呆れていたが、出資されてマイルズを慕うように。
マイルズはアンディの発案で起業し、新しい発電にも注目するが、
アンディは危険だと反対。
彼女は会社を半分にしようとするが、マイルズは弁護士を使ってアンディを追い出す。
その際、クレアはマイルズをかばう証言をした。
デュークもバーディもライオネルもだ。
マイルズは元ネタのナプキンを偽造し、起業は自身の発案だった事にした。
アンディは本物のナプキンを見付けたが、一同の全員がマイルズを守ったのだ。
 ブランとヘレンは島へ乗り込む。
 ライオネルとクレアは、アンディの脅しがウソである事を祈ると話す。
ヘレンはその話を盗み聞き。バーディの会話も録音し、ブランに報告。
皆アンディを殺す動機はあるようだ。
 クレアとデュークは、ヘレンを呼び止め、メールについて聞きたいと言う。
一同はメールでは応答せず、電話していたが、アンディは出なかったと言うのだ。
そこでクレアとライオネルがアンディを訪ねたが、
彼女はおらず、既にデュークがいたと言う。
後にバーディも行ったと言うが、他の連中とは会っていない。
訪ねてどうするつもりだったのかと問うが、クレアは答えない。
 これもブランに報告。
マイルズはいまだにFAXを使っており、大量のFAXが届いていた。
アンディがメールした数分後に、ライオネルが封筒の写真をFAXしていた。
デュークは「最後に頼む」と電話している。
そこへデュークが現れたのでブランは隠れ、デュークとウイスキーの関係を見たのだ。
デュークは再生数を上げたいと頼み、マイルズに断わられたと怒る。
 ヘレンは録音を確認。
バーディとペグは声明の件でもめていた。
バーディは工場の失敗を引き受けており、マイルズがかばっているのだ。
 一同全員がマイルズに保護されており、全員がアンディが殺された現場へ行った。
その中に封筒を手に入れた人物がいて、部屋に隠しているはずだ。
ヘレンは騒ぎを起こしたフリをして退席し、一同の部屋を探し回っていたのだ。
 だがヘレンは、アンディ死亡のニュースが流れたと気付き、慌てる。
ウイスキーは部屋を荒らされたと気付くが、照明が切れてヘレンは逃げ出す。
 ヘレンはブランと合流。封筒は見付かっていない。
2人は封筒が屋敷にあると考える。
誰がマイルズに渡したかは不明だと話すが、ヘレンは撃たれてしまう。。
だがヘレンは生きていた。
胸ポケットにあった本で助かったのだ。
ブランは、アンディが死んだ事にして時間を稼ぐので、屋敷を探せと指示する。

 一同は、アンディが撃たれて死んだと信じていた。
ブランは一同を屋敷に入れ、真相を説明できると称する。
 ヘレンはその間に屋敷を探り、封筒を見付ける。
 ブランは、誰もマイルズを殺そうとしていないと指摘。
デュークがグラスを間違えて死んだと言うので、一同はそれを信じた。
だが実際はマイルズがグラスを渡したのだ。
 アンディがメールを出した日、
デュークのバイクにぶつかりかけた車は、マイルズのものだった。
マイルズはギリシャにいた事になっていたのだが。
 ブランは、封筒を公開されて困るのはマイルズだけだと言う。
封筒はマイルズのウソの帝国を滅ぼす。
マイルズはアンディを訪ね、脅しをかけるが、効果がなかったので薬を盛ったのだ。
デュークはニュースでアンディの死を知り、こっそりマイルズに知らせていた。
デュークはパイナップルアレルギーだった。
それでマイルズは、酒に毒ではなくパイナップルを混ぜて殺害したのだ。
 ニュースを見た一同は、現れたのはアンディではなく双子のヘレンだと知る。
孤島には、アンディを亡き者にしたい者たちが集まっていた。
マイルズはデュークの銃を手に入れ、停電を起こしてヘレンを撃った。
そこまで、切り札である封筒は取っておいたのだ。
 ヘレンが見付けた封筒には、アンディの筆跡のナプキンが入っていた。
マイルズはどちらがオリジナルかはわからないと言うが、
アンディのナプキンには「グラスオニオン」と店の名前が書かれていた。
店はその後に潰れ、マイルズが偽装したナプキンに店名は書かれていないのだ。
だがマイルズはアンディのナプキンを燃やしてしまい、証拠はないと言い張る。
ブランも、確かに唯一の証拠だったと認める。
 ヘレンは一同に証言を求めるが、マイルズにしがみつく彼らは口を閉ざす。
ブランも出来るのはここまでとし、
後は警察には従わなくてはならないと言って退席する。
 するとヘレンは飲んだグラスを割り、次々と高価なガラス細工を割り始めた。
一同も面白がるが、ヘレンはさらに壊し続け、屋敷に火を着けたので一同は慌てる。
新しい発電は水素を使っており、引火して爆発を起こす。
 建物は崩壊。さらにヘレンは防火装置を解除し、モナリザも燃えてしまう。
 一同は屋敷の外へ逃れる。
ヘレンは、マイルズの新しい発電が名画を燃やしたと言う。
マイルズの名前は永遠に残ると。
それでもマイルズは口裏を合わせようと言う。
だが、さすがに観念した一同は、
マイルズがナプキンを燃やしたのを見た、銃を取るのを見たと言う。
アンディの家から逃げるのを見たと言う者もいた。
 立ち去ったヘレンは、見物していたブランの所へ。
懲らしめてやったと言い、警察の船が到着するのだった。

 と言う訳で、ダニエル・クレイグが刑事を演ずるシリーズの第2弾。
前作はなかなか面白かったけど、本作はネットフリックスでしか観られないと言う形。
こういうの、何とかならないんすかね。
クレイグ扮する探偵ブランは、富豪のエドワード・ノートンに招かれて孤島へ。
ノートンは実業家で、集まった連中は皆彼の恩恵を受けていた。
一方で、ブランを招待したつもりはなかったのだが
殺人謎解きゲームを企画していたノートンは、その状況を面白がる。
ブランはゲーム開始前に謎を解いてしまい、場は白けた感じに。
ところが、参加者の1人が本当に殺され、
ノートンは犯人が自分を狙っていたのだと怯える。
さらに、ノートンに追い出された元共同創業者も殺され、現場は大混乱。
ここまでいろんな人間模様が交錯して、理解しようとするのに必死だったが
そこで、実は。。と言う秘密が明かされ、だんだん事情が分かってくると言う流れに。
真相はともかく、犯人はそこそこ早めにわかって
追い詰める方法は、推理と言うよりは感情に訴えた印象。
前作のブランは、迷探偵かと思わせて、名探偵だったと言う点が面白かったが
本作では迷探偵ぽさはなくて、ちょっと違うけど展開はなかなか面白かった。
ちなみにブランはゲイらしくて、結婚相手としてヒュー・グラントがちらっと登場。
そこは掘り下げられない。
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