「さらば愛しきアウトロー」
フォレスト・タッカー 銀行強盗(ロバート・レッドフォード)
ジュエル 未亡人(シシー・スペーシク)
ジョン・ハント 刑事(ケイシー・アフレック)
テディ タッカーの相棒(ダニー・グローバー)
ウォラー タッカーの相棒
ドロシー タッカーの娘
起:74歳のタッカーは、銃を撃たない強盗を続けていた。
承:刑事ジョンがタッカーを追う。
転:タッカーは逮捕される。
結:タッカーは出所するが、なおも強盗を繰り返す。
1981年。銀行強盗が発生。
犯人タッカーは車が故障したジュエルを助けるかに装い、
追跡するパトカーをやり過ごす。
タッカーは未亡人であるジュエルと意気投合。
銀行強盗だと明かす。もちろん冗談だと。
銀行を訪れていた刑事ジョンは、支店長から強盗にやられたと知らされる。
犯人は紳士で、銃を持っていると称したが、
騒ぎを起こさずに金を奪って退散したと言う。
この強盗事件はニュースにもならなかったが、ジョンは犯人に関心を持つ。
付近では、同じような強盗事件が何件か発生していた。
いずれも老人の強盗だが、手口は毎回違うと言う。
調べてみると、全米各地で同様の強盗事件が起きており、その数は93件に及ぶ。
そして事件に遭遇した行員たちは、口々に犯人はいい人だったと話す。
老人による連続強盗が報じられるのを見たタッカーは、担当刑事がジョンだと知る。
新たな強盗事件が発生し、金塊が持ち去られる。
残された紙幣には、「健闘を祈る」とジョンへ向けたメッセージが書かれていた。
監視映像を見たジョンは、犯人タッカーの顔を確認。
FBIも捜査に乗り出すが、主導権を渡すつもりはない。
ジョンはタッカーについて調べ回り、娘ドロシーにも会う。
ドロシーは、タッカーが刑務所に出たり入ったりの繰り返しだったと話す。
ジョンはタッカーの資料をかき集める。
タッカーには様々な武勇伝があり、逮捕された事もあるが、
面白いから強盗はやめられないと話していたと言う。
そして、銃を撃った事は一度もないのだ。
タッカーは、ジュエルを旅に誘う。
その途中、食堂にジョンがいる事に気付き、声をかける衝動を止められなかった。
ジョンもまた、相手がタッカーだったと気付く。
タッカーは警察に包囲され、車で逃げ回る。
ジュエルの家に逃げ込もうとするが、思い留まり、馬だけ拝借して去る。
やがてタッカーはFBIに逮捕される。タッカーは74歳だった。
ジョンはタッカーに面会。
かつてメッセージを送られた紙幣を渡す。
タッカーの相棒テディも逮捕され、もう1人ウォラーも時間の問題だろう。
ジュエルは刑務所のタッカーに面会する。
タッカーはジュエルにメモを渡すが、
そこには若い頃から繰り返した脱走の記録が書かれていた。
36年に少年院から脱走したのを皮切りに、16回目の脱走は2年前の事だった。
ジュエルに、次は最後まで刑務所にいたらと言われ、タッカーはそうした。
出所したタッカーをジュエルが待っていた。タッカーは彼女の家で暮らす事に。
しばらくは平穏に暮らしていたが、やがてジョンに連絡する。
強盗に飽きたかと聞かれたタッカーは、それでも良かったがと言って銀行に乗り込む。
その後、さらに4件の強盗を起こしたタッカーは、
最後に逮捕された際、笑っていたと言う。
と言う訳で、ロバート・レッドフォードが引退作と宣言した作品。
レッドフォード扮するタッカーは74歳の強盗。
銃は使うが発砲する事はなく、紳士的に金をいただく事件を繰り返していた。
とぼけた感じのキャラで、恋人シシー・スペーシクもその裏稼業を知らない。
ところが、追うケイシー・アフレック刑事は、簡単にタッカーの正体を突き止める。
タッカーはすごい知能犯かと想像していたので、戸惑っている内に逮捕されてしまう。
実はタッカーは何度も逮捕されていて、そのたびに脱走を繰り返していたと判明。
序盤はどこかで見たようなキャラを連想させるが、
タッカーが実在した事もあり、作品の途中で軌道修正されたような印象を受ける。
イーストウッドは、近作で老いた事を魅力的に感じさせるキャラを演じているのに対し
レッドフォードはそうしたキャラを演じてこなかった。
本作でようやくその境地に踏み込み、その点は好意的に受け止めるが、
引退との事なので、続ける気持ちはないらしい。
フォレスト・タッカー 銀行強盗(ロバート・レッドフォード)
ジュエル 未亡人(シシー・スペーシク)
ジョン・ハント 刑事(ケイシー・アフレック)
テディ タッカーの相棒(ダニー・グローバー)
ウォラー タッカーの相棒
ドロシー タッカーの娘
起:74歳のタッカーは、銃を撃たない強盗を続けていた。
承:刑事ジョンがタッカーを追う。
転:タッカーは逮捕される。
結:タッカーは出所するが、なおも強盗を繰り返す。
1981年。銀行強盗が発生。
犯人タッカーは車が故障したジュエルを助けるかに装い、
追跡するパトカーをやり過ごす。
タッカーは未亡人であるジュエルと意気投合。
銀行強盗だと明かす。もちろん冗談だと。
銀行を訪れていた刑事ジョンは、支店長から強盗にやられたと知らされる。
犯人は紳士で、銃を持っていると称したが、
騒ぎを起こさずに金を奪って退散したと言う。
この強盗事件はニュースにもならなかったが、ジョンは犯人に関心を持つ。
付近では、同じような強盗事件が何件か発生していた。
いずれも老人の強盗だが、手口は毎回違うと言う。
調べてみると、全米各地で同様の強盗事件が起きており、その数は93件に及ぶ。
そして事件に遭遇した行員たちは、口々に犯人はいい人だったと話す。
老人による連続強盗が報じられるのを見たタッカーは、担当刑事がジョンだと知る。
新たな強盗事件が発生し、金塊が持ち去られる。
残された紙幣には、「健闘を祈る」とジョンへ向けたメッセージが書かれていた。
監視映像を見たジョンは、犯人タッカーの顔を確認。
FBIも捜査に乗り出すが、主導権を渡すつもりはない。
ジョンはタッカーについて調べ回り、娘ドロシーにも会う。
ドロシーは、タッカーが刑務所に出たり入ったりの繰り返しだったと話す。
ジョンはタッカーの資料をかき集める。
タッカーには様々な武勇伝があり、逮捕された事もあるが、
面白いから強盗はやめられないと話していたと言う。
そして、銃を撃った事は一度もないのだ。
タッカーは、ジュエルを旅に誘う。
その途中、食堂にジョンがいる事に気付き、声をかける衝動を止められなかった。
ジョンもまた、相手がタッカーだったと気付く。
タッカーは警察に包囲され、車で逃げ回る。
ジュエルの家に逃げ込もうとするが、思い留まり、馬だけ拝借して去る。
やがてタッカーはFBIに逮捕される。タッカーは74歳だった。
ジョンはタッカーに面会。
かつてメッセージを送られた紙幣を渡す。
タッカーの相棒テディも逮捕され、もう1人ウォラーも時間の問題だろう。
ジュエルは刑務所のタッカーに面会する。
タッカーはジュエルにメモを渡すが、
そこには若い頃から繰り返した脱走の記録が書かれていた。
36年に少年院から脱走したのを皮切りに、16回目の脱走は2年前の事だった。
ジュエルに、次は最後まで刑務所にいたらと言われ、タッカーはそうした。
出所したタッカーをジュエルが待っていた。タッカーは彼女の家で暮らす事に。
しばらくは平穏に暮らしていたが、やがてジョンに連絡する。
強盗に飽きたかと聞かれたタッカーは、それでも良かったがと言って銀行に乗り込む。
その後、さらに4件の強盗を起こしたタッカーは、
最後に逮捕された際、笑っていたと言う。
と言う訳で、ロバート・レッドフォードが引退作と宣言した作品。
レッドフォード扮するタッカーは74歳の強盗。
銃は使うが発砲する事はなく、紳士的に金をいただく事件を繰り返していた。
とぼけた感じのキャラで、恋人シシー・スペーシクもその裏稼業を知らない。
ところが、追うケイシー・アフレック刑事は、簡単にタッカーの正体を突き止める。
タッカーはすごい知能犯かと想像していたので、戸惑っている内に逮捕されてしまう。
実はタッカーは何度も逮捕されていて、そのたびに脱走を繰り返していたと判明。
序盤はどこかで見たようなキャラを連想させるが、
タッカーが実在した事もあり、作品の途中で軌道修正されたような印象を受ける。
イーストウッドは、近作で老いた事を魅力的に感じさせるキャラを演じているのに対し
レッドフォードはそうしたキャラを演じてこなかった。
本作でようやくその境地に踏み込み、その点は好意的に受け止めるが、
引退との事なので、続ける気持ちはないらしい。
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