ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2021/01/03 「クレオパトラ」

2021-01-03 00:00:02 | 日記
「クレオパトラ」

クレオパトラ エジプトの女王(エリザベス・テーラー)
ユリウス・カエサル シーザー。ローマの将軍(レックス・ハリソン)
アントニウス アントニー。カエサルの後継者(リチャード・バートン)

ルフィオ カエサルの右腕。後にアントニウスの右腕に(マーチン・ランドー)
プトレマイオス エジプトの王。クレオパトラの弟
ブルトゥス ブルータス。カエサルの家臣
オクタビアヌス カエサルの死後権力を握る(ロディ・マクドウォール)
オクタビア オクタビアヌスの姉。アントニウスの妻

起:ローマのカエサルはエジプトを攻めるが、クレオパトラに懐柔させられる。
承:カエサルは暗殺され、腹心アントニウスが後を継ぐ。
転:クレオパトラに夢中のアントニウスは、戦いで判断を誤る。
結:アントニウスは自決し、クレオパトラも後を追う。

 紀元前48年。ローマの将軍カエサルはエジプトへ。
エジプトのプトレマイオス王は、姉クレオパトラを追放し支配力を独占していた。
プトレマイオスは、王妃は死んだと言う。
カエサルは王宮に泊まる事に。
贈り物の絨毯に隠れてクレオパトラが現れ、自分を王にするよう求める。
 カエサルは毒を盛られるが回復。
エジプトの軍船を撃破し、カエサルはプトレマイオスを追放。
クレオパトラに王位を与える。やがてクレオパトラは、シーザーの息子を産む。
 カエサルはローマへ凱旋。独裁官と認められるが、王ではないとされる。
あくまで元老院の同意が必要なのだ。
元老院はカエサルの執政や、クレオパトラへの寵愛に不満を示す。
やがてカエサルは、ブルトゥスらの謀反により殺される。
 カエサルが死に、クレオパトラはエジプトへ戻る事に。
カエサルの右腕だったアントニウスは、遺言に従いオクタビアヌスを皇帝に据える。

 その後の2年間に、アントニウスはブルトゥスら暗殺者を倒す。
オクタビアヌスはカエサルの威光を利用しようとし、アントニウスに協力を求める。
アントニウスはクレオパトラに再会。
彼女に夢中になり、アントニウスにローマは任せられないと言われる。
アントニウスはオクタビアヌスと和解し、その姉オクタビアと政略結婚。
 だがクレオパトラは、息子カエサリオンこそ正統な後継者だとし、
ローマ帝国の三分の一を要求する。
オクタビアヌスは激怒し、
クレオパトラを許すアントニウスを裏切り者だとしてローマ人同士の戦争に発展する。
 アントニウスとオクタビアヌスはアクティウムの海戦で戦う。
アントニウスは囮を追って深追いし、艦隊は分断してしまう。
クレオパトラはアントニウスが死んだと思い込んで退散。
置いていかれたとショックを受けたアントニウスは、兵士を残して後を追ってしまう。
 オクタビウスはクレオパトラに同盟を求め、アントニウスの首を要求。
だが、クレオパトラは拒絶する。
アントニウスは、兵士を見捨てた形になった事を悔やんでいた。
愛に仕えれば身を滅ぼすとされるが、クレオパトラは2人で行こうと告げる。
 アントニウスは再び戦いへ。
クレオパトラはカエサリオンを逃がすが、自身は留まる事に。
兵力は圧倒的に不利だが、アントニウスは形勢逆転する作戦だ。
だが右腕ルフィオらは、アントニウスが寝ている間に出撃。全滅してしまう。
気付いたアントニウスは大軍に立ち向かうが、名誉の戦士を遂げられないと知る。
オクタビウスはカエサリオンを捕らえ、クレオパトラの宮殿へ向かう。
 アントニウスはクレオパトラが死んだと聞かされ、自らを刺す。
実際には生きていたクレオパトラと再会し、抱擁されて死ぬ。
オクタビアヌスは、エジプトを属州とする事で和解を求めるが、
クレオパトラは人払いさせた後、毒蛇に噛ませて死ぬのだった。

 というわけで、ノーカットで4時間もかかる作品。
当時映画史上最大の製作費がかかったと言うだけあって、
むやみにでかいセットや、むやみに多いエキストラ。
しかし、これと言った戦闘シーンもなく、クレオパトラを悪女として描く事もなく、
ただひたすら、アントニーのふがいなさばかりが目につく。
30年前にラストだけ見逃したが、ようやく補完しました。

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