御用宿という暖簾を初めて目にした
先日、久しぶりに映画を観に行った、「駆け込み女と駆け出し男」という
話題の映画である、シニア料金1,100円はありがたい。
鎌倉の縁切り寺・東慶寺を舞台にした物語であるが、
撮影は別のお寺と場所であろう、普段よく行く東慶寺の趣ではない。
それでも、身近な東慶寺の当時の存在感がガンガンと伝わってくる物語であった。
主役の男優、女優、その人たちを囲む俳優が素晴らしい。
その映画の中で、御用宿という宿泊所が出てくる、初めて耳にする宿である。
映画を観ていて、なるほどと思った。
当時、男が相手を縁切りするのは簡単であるが、女が男を縁切りすることができない。
そんな不平等を正すべく、隠れキリシタンの女性御聖人が
東慶寺の住職を務めている設定は新鮮この上ない。
御用宿が鎌倉の東慶寺の門前にあったのだろうか?
今まで行ったときに、そんな風情を感じたことがなく、もしあったのだったら、
その趣や跡を想像させるものがあってもいい、
いや、あるのに自分の知識不足で見えていないのかと思ってしまった。
縁切りの行動にルールがあり、身に付けているものを投げて境内に届けば
成立するという、せっぱ詰った駆け込み寺なのである。
映画で知った御用宿は、民事裁判所のような公証人役場のような、
駆け込みを正当に認定できる役場のような存在であり、そんな役割を
民営であるが宿坊のような神聖な宿として存在している時代考証が面白いのである。
一言でいうと、駆け込み女が元夫と寄りを戻さず、
これから世間に羽ばたくであろう駆け出し男と再出発する物語である。
いつの時代も、優柔不断な男の性・行動は、女性の性・意志の堅固さには
敵わないのであると思わせるような映画でした。
先日、久しぶりに映画を観に行った、「駆け込み女と駆け出し男」という
話題の映画である、シニア料金1,100円はありがたい。
鎌倉の縁切り寺・東慶寺を舞台にした物語であるが、
撮影は別のお寺と場所であろう、普段よく行く東慶寺の趣ではない。
それでも、身近な東慶寺の当時の存在感がガンガンと伝わってくる物語であった。
主役の男優、女優、その人たちを囲む俳優が素晴らしい。
その映画の中で、御用宿という宿泊所が出てくる、初めて耳にする宿である。
映画を観ていて、なるほどと思った。
当時、男が相手を縁切りするのは簡単であるが、女が男を縁切りすることができない。
そんな不平等を正すべく、隠れキリシタンの女性御聖人が
東慶寺の住職を務めている設定は新鮮この上ない。
御用宿が鎌倉の東慶寺の門前にあったのだろうか?
今まで行ったときに、そんな風情を感じたことがなく、もしあったのだったら、
その趣や跡を想像させるものがあってもいい、
いや、あるのに自分の知識不足で見えていないのかと思ってしまった。
縁切りの行動にルールがあり、身に付けているものを投げて境内に届けば
成立するという、せっぱ詰った駆け込み寺なのである。
映画で知った御用宿は、民事裁判所のような公証人役場のような、
駆け込みを正当に認定できる役場のような存在であり、そんな役割を
民営であるが宿坊のような神聖な宿として存在している時代考証が面白いのである。
一言でいうと、駆け込み女が元夫と寄りを戻さず、
これから世間に羽ばたくであろう駆け出し男と再出発する物語である。
いつの時代も、優柔不断な男の性・行動は、女性の性・意志の堅固さには
敵わないのであると思わせるような映画でした。