平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

バスレフ型スピーカーのダクトの位置

2022-01-17 21:36:29 | スピーカー工作
読者のスピーカー設計が徐々に進んできましたが、相変わらずオリジナル性のない右に習えの設計ばかり。ファーストフォロワーが間違っていると頓死する性格 ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・

バスレフ設計で一番多い間違いがダクトの位置です。下図は僕の設計した20センチユニットのバスレフですが、ダクトと底板が一緒になっています。これでは底板の強度が足らない。本当はダクトの位置を上げて、底板とダクトとフロントバッフルとリアパネルを一枚の板でつなぐ一石四鳥が理想。そうしなかったのは、ギリギリの設計で板が足らなかったからです。それにパーツを多くしすぎると、初めて大型スピーカーを作る読者もワケワカメになる (_ _;)






この板取りからダクト専用の板をあと2枚取るのは大変

埼玉の読者の設計
板が余るのだからダクトを底板と兼ねる必然性は薄い


長岡鉄男氏の設計でも、ダクトの位置を上げているものが多い。工程は少しだけ増えますが、底板の強度が上がるからです。僕だっていつも手抜きをしているわけではなく、手抜きするのは読者が作る前提の時だけです。下のスーパーガブリエルは音道の補強に熱心ですお (^o^)


今は作る体力がない orz


『オーディオ工作入門』より10センチバスレフ


手元には3冊もある (^^ゞ


実は角型ダクトの設計もしてある


理想的な一石四鳥(一枚の板で四ヶ所)の補強
上の四角は一石二鳥なので三角のほうが良い
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板取りの角穴指定

2021-11-16 11:42:24 | スピーカー工作
スピーカーの設計で、板取りが悪いとハンズの職人さんはカットしてくれません。予期しないクレームが多いから、トラブルはできるだけ避けるために慎重かつ厳密に対応しているからです。

下の図は読者の板取りの部分ですが、丸穴が楕円、センターがズレている、角穴の位置が分からない&端から0.5mm指定となっている、寸法間違い、などなどトラブル要因満載。余程親切な職人さんでなければ受け付けてくれません (_ _;)



角穴は1mm程度違っても大丈夫なことが多く、カットしやすさ優先で、端から何ミリと指定するように寸法を決める。読者のは端から52.5mmで0.5mmの端数が出るからダメ ( ´ω`X( ´ω`X<ダメダーメ

配布した設計図集には参考になるものがあります (;^ω^)


ケルビムJrの天板
42□の位置が端から70.5mmと半端
職人さんによってはカット断られても仕方ない



ヒドラJrの天板


ヒドラJrの側板

このような参考図面から何も学ばないから、いい加減な板取りになるのです。ということで、読者の板取りを分かりやすいようにアレンジしてみました。補助線の破線の対角線などは、邪魔になるのでプリントする時には消します |Д´)ノ 》 ジャ、マタ


対角線を引くことで中心を割り出す
角穴の位置が随分と違う (・・;)
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スピーカー設計の基本 (_ _;)

2021-10-01 23:26:37 | スピーカー工作
読者の設計が余りに酷いので注意点を列挙します (;´Д`)

まず、薄い板は共振しすやくて音がボコボコになると理解してない。だから補強が大切で、補強桟は一石多鳥で効率よく使う。そうしないと、内容積が無駄に削られるから (~o~)


読者に補強汁と言ったらこうなった orz

上は読者の設計ですが、バッフルが補強されてない。しかも、補強桟が別板から切り出されて効率が悪い。補強桟は板取りの時についでに切り出すものという常識が理解されてない (@_@;)


効率の良い補強の仕方


上の図のダクト(煙突)は、幅19.2センチ、高さ1.1センチ、長さ(奥行き)0.9センチ

また、ダクトの長さ=奥行きと理解できてないから、0.9センチの長さ(奥行き)を19センチとするなど平気で計算間違いをする。縦横奥行きという、小学生レベルの立体構造の把握が出来てない。中学に進んだのが謎のレベル (>_<")

スピーカー設計は難しいものではなく、ちゃんと小中学で勉強していれば小学生にも出来る程度のもの。空気の弾性とか、共振周波数の計算は難しくなるけど、計算サイトがあるから、基本を理解していれば小学生にも出来る。とにかく、縦横奥行きと、単位がセンチなのかミリなのかの統一さえちゃんとやれば間違いは起こるはずもない (~O~;)
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板取りのチュートリアルをアップしました (゜O゜;

2021-08-30 05:20:10 | スピーカー工作
スピーカー設計のコツ 板取り編
https://youtu.be/qCkzNZjSjxo

SNSで読者が設計しているスピーカーは、カットを東急ハンズで断られるレベル。板取りの基本がわかっていない orz

板取りには幾つかの決め事があります。

1. 板取り図には板の厚さを t= mm と書き込む
2. ノコ刃は3mmとして計算する
3. 精度は1mm単位まで、0.5mmは受け付けない
4. 斜めカットも角度の決まりがある
5. 円や四角の穴開けは位置を正確に、板のセンターとか指示
6. ベニヤ板は1820mm×910mmをカットするので300mm×910mmなどになる
7. 棚板は厚さが14mmや13mmがあるので注意

板取りの工夫としては、できるだけカット数が少なくなるように考える。しかし、カットしやすいほうが良い。
同じ幅でカットして貰う場合、できるだけ同一工程でカットできるように工夫する。
なぜなら、縦横混在だと刃の再調整が強いられ、微妙に寸法が違ってしまうから。

ここからは実技編 (@@;)

板取り図は余計な縁取りはつけない。
寸法が厳密でなくても良い場合は「残り」とする。
不要な部分は斜線で指示する(残りと間違われないように)。
スピーカー端子などの細かい部分は別に拡大図を添える。

直線を引く板取りはIllustratorではなくPhoto Studio 5.5が断然早くて楽 (;・∀・)

Illustratorは、作業の保存と、JpegやPingなどのデータの書き出しが異なる。
Illustratorは、書き出した画像に余白がつかないので四角ツールなどで余白は予め作っておく。
Illustratorは、配置した画像を別のに置き換えることもできる。
Illustratorは、別の作業で作ったオブジェクトをコピペで利用できる。
その場合は拡大率とか違ってしまうから、拡大縮小のときに小数点以下まで指定する。

以上、ウリの作ったai.ファイルとPhoto Studioで作ったベニヤ板のテンプレを送るので鋭意設計するように (^ω^)
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20センチ バックロードホーン ユニット交換

2021-08-05 14:13:51 | スピーカー工作
長年の懸案だった20センチ・バックロードホーンのユニット。元々は42年前の6000円時代のFostex FE203(16Ω)が付いていたのですが、弟が風雨に曝(さら)してキャビネットごとボロボロに。でも、捨てると祟られる(弟はリストラ、女に逃げられる、貯金食いつぶす)ので、何とかユニット交換で延命を謀ってきました。しかし、ユニットの高騰で新品はなかなか手が出ず。ようやく注文したユニットが届いたのでさっそく交換作業 (;・∀・)





新品ユニットはFostexの最新作、FE206NVです。オリジナルのFE203よりマグネットが大きくなり、能率も上がっています。明るくて声がリアルなサウンドは伝統芸。マグネットが大きくなるとダンピングが強くなるので低音が出にくくなります。電磁制御が効きすぎて共振しなくなるからです。メーカー製のスピーカーは、マグネットを小さくして共振で音を出すから、力がなく低音も締まりが無いのです (^_^;)

また、ついでにスピーカー端子も交換することにしました。最近、変にピピることが多く、接触不良してる可能性大。で、中を開けてみたら、やはりナットが緩んでいました。軸が4mmΦと細いのが緩む原因。ということで、軸が6mmΦの若松通商で売っているBP228Gに交換。ナットはネットで調べて買った真鍮製の厚いタイプ(細目 0.75mmピッチ)です。六角レンチで締めたので緩みは大丈夫。









まだRチャンネルしか交換してませんが、気が逸(はや)るので、Lチャンネルは前に交換したUP-180のままで視聴。らららクラシックを再生してみましたが、一聴して全く違う。明るくて張りがあり、声がリアルで前に出てくる。セクシーボイスの石橋亜紗アナの声が余計に色っぽい。声だけならNHKナンバーワン (^^ゞ





まだLチャンネルが残っていますが、やはり端子はケチってはダメですね。後で後悔する羽目に (_ _;)

ユニットの値段が2.5倍になり、しかも中国製で涙がチョチョ切れ(福岡弁)ますが、エージング無しでちゃんと音が出るのは技術革新の賜物かも。昔は、3ヶ月は我慢しないとまともな音にならなかった。サイモンとガーファンクルのライブをBSで放送していたので聴いてみないと。

なお、11日からBSでジェレミー・ブレット版の『シャーロック・ホームズの冒険』が始まります。ブルレイ版の全巻が2万6千円もするので、録画したほうが安い。名探偵ポワロもそうですが、長いシリーズだと出演者も年取ってくるので、名作は若いときの作品に多い。

ホームズは19世紀末期でポワロは20世紀前半と時代が異なっています。アール・ヌーヴォーの時代のホームズと、アール・デコの時代(1900-1930)のポワロという、登場人物のファッションも見比べると面白い (@@;)
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ヒドラJr.改 コイルの交換 \(^o^)/

2021-05-06 01:51:45 | スピーカー工作
ヒドラJr.改はウーファーの高域カットに用いる空芯コイルが大きすぎたので交換しました。前のは8mH(ミリヘンリー)で160Hzから6dB/octで高域が減衰します。オクターブ(周波数が2倍になる)で音圧が1/2になるという意味 (;^ω^)

ネットワーク計算サイト

聴感上は低音に迫力がない。下は35Hzくらいまでは出ているけど、低音感を演出する100Hzから200Hzが不足している感じ。それで、コイルを4.7mHにして、100Hz~200Hzの減衰を抑えることにしました。4.7mHだと270Hzクロス。長岡鉄男氏は330Hzクロスの3.8mHで設計していたので、これでも大きいかも (^_^;)


今回使用した4.7mH
型番に88=米=ヤハウェとイエスが (ノ゜⊿゜)ノびっくり!!



大きいほうが取り外した8mH
コイズミ無線ではあっという間に値上がりしてた orz



端子板に取り付けたところ
ゆとりができた (・∀・)
養生テープの巻き芯の穴に端子を入れると安定して作業しやすい


早速試聴してみたところ、目論見通りに低音感がアップ。フルレンジとのつながりも極めてスムーズで、とてもユニットを片チャンネル5本も使っている感じはしない。マリンバの定位も良いし、音像も極小。ただし、超高域が不足気味で、これはフルレンジを4本も使っているから仕方ナス (_ _;)

セイシェルの波の音も鳥の声もリアル。不足していたファストン端子も取り寄せて取り付けたので、ヘッドを外すのも楽になりました。外した8mHはスーパーウーファーの高域カットに使う予定。ボン付きがなくなるはず。ということで、試聴会の会場に送るダンボールを調達しないと (=o=;)
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ヒドラJr.改 Lチャンネルも一応完成 (;^ω^)

2021-04-29 05:46:13 | スピーカー工作
ヒドラJr.改のLチャンネルを組み立てていましたが、ヘッドからのケーブルと端子板からのケーブルとを繋ぐファストン端子が足りなくて、応急措置としてネジ式のバナナプラグで連結。一応完成しました (_ _;)





ステレオで聴いてみて、やはりバックロードホーン+スーパーウーファーのような迫力はイマイチ。セイシェルの波のザブーンという音が物足らない。ウーファーの高域カットに使用したコイルが8mHと大きかったので、迫力を感じる100Hz付近が足らなくなったのかも :(;゙゚'ω゚'):

ユニットがたくさんあるので、スーパーマリンバなどの定位も甘い。しかし、LチャンネルはRチャンネルに比べてガタツキが多いので、修正すれば変わるかも。

ドラマなどの人の声はバックロードホーンに比べて明瞭。これは小口径フルレンジのメリットがでている。部屋の影響で10センチ一発のスーパーケルピムではホーンのボン付きがあったけど、ヒドラJr.改には癖がない。これから聴き込んでいくとエージングが進んで、独特の音場感が威力を発揮すると思います \(^o^)/

制作に協力してくれた皆さんに感謝 m(_ _)m
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ヒドラJr.改 Rチャンネル完成 (;・∀・)

2021-04-24 04:32:10 | スピーカー工作
奥さんに手伝ってもらって、ようやくRチャンネルが完成しました。簡単に画像で説明 (・Θ・;)アセアセ…


ヘッド取り外し式なので端子を付けておきます


ショートしないように配線の長さを変えておく


メスがコイズミ無線のファストン端子
オスがサトー電気の平型端子(プラグ大)
2PT型コネクタというのもある



リアから








スピーカー端子
ケーブルが無駄に長いと収納が大変
短いと組み立てが大変 (ーー;)



スピーカー端子用に買った真鍮製のM6 0.75ピッチナット


完成 (;^ω^)

今回は背の高い方から、豊川の読者、ウリ、草加の読者、さいたまの読者の首を使いました。豊川とウリの首は異音が出たので調べてみたら、岡山の読者が作成したガスケットがキツキツでエッジに触れていました。コルクのガスケットに交換して問題ナス。何事もキツキツで余裕がないとトラブルの原因になります (_ _;)

音ですが、モノラルでRチャンネルしか鳴ってないのに、楽器の位置が感じられる。ピアノは奥から、ボーカルは左から、クラリネットは右からなど、実に不思議な音場です。ウーファーとフルレンジのつながりもよく、鳴り方も自然で、ケルビムジュニア以来の傑作と言って良いと思います。

ということで、詳しくはまた (^^)
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ヒドラJr.改の組み立て~その2 (^_^;)

2021-04-11 18:39:11 | スピーカー工作
ヒドラJr.改は精緻さを要求されるスピーカーで、すんなりと組み立てることはできません。いろいろと工夫が必要なのです (@@;)

試聴会用に梱包を考えると、首(ネック)と頭(ヘッド)は取り外しできたほうが良い。また、ウーファーを使う下部キャビネット(本体)は、ウーファーを切って上部のフルレンジ4個だけで聴く事もできるようにしたい。ということで、ウーファー用の端子とフルレンジ用の端子を別々に設け、ドッキングさせるときはバナナプラグなどで繋ぐ方式にしました。


ネックを固定するポストはまだ本体には接着していない
ネックのヤスリがけは150番の布ヤスリを使った


しかし、ウーファーを使うということは、コイルで中音域以上をカットする必要がある。色々計算して、150Hzから上を6dB/octで減衰させる8mH(ミリヘンリー)のコイルを使うことにしました。長岡鉄男氏のオリジナルでは3.8mHですから少し大きすぎるかも (*_*;

問題はコイルの収納場所で、本体に接着するのは交換できなくなるからリスクが大きい。それで、交換しやすいように、端子板の隙間に収めることにしました。


端子の間にネジ止め用の木片を接着したところ
木片の間に立てたコイルが収まる
ちなみに、コイルの巻き始めがアンプ側となる

このコイルは空芯コイルと言って、鉄芯などのコアは入っていません。ドーナツ状なので、ドーナツの穴に何かを通して固定させることができます。今回は手持ちの桐の木の棒をカットして穴に通すことにしました。でも、鉄工所のなっちゃんじゃないけれど、丸い棒にドリルで穴あけするのは難しい。長い木ネジも必要だし (_ _;)

ということで、固定方法は考え中。フルレンジからのケーブルが4組もあるので、丸環とナットを締めやすいようにしないと (>_<)

21:14 追加
結局、マザボードの箱の下に敷いてある黒いウレタンを切って芯棒に巻き、コイルを取り付けました (;・∀・)



14日 追加
一番高いネックとユニットが届いたので早速組み立て。早く残りが来ないかなーっと (⌒▽⌒)

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ヒドラJr.改の組み立て~その1 (;^ω^)

2021-04-09 21:50:58 | スピーカー工作
ようやく組み立ての開始。特に難しいところはないのですが、ハタガネやL字クランプの長いのが見つからず、仕方ないので重しだけで締め付けることにしました (_ _;)


ダクトと天板


側板と端子板


端子板
ナットが1個しか付属しておらず(本当は2個)、若松通商に文句を言わないと
これでは丸環を締め付けられない (;´Д`)



Rチャンネルの背面から

10日 追加
首の板の反りを抑えるハタガネの使い方を書きます (=o=;)

下の画像は狭い方の板が反っていたものですが、反った部分は外に出るように接着します。ハタガネは両端から締めて行き、反った部分が中央で出っ張るようにします。キッチリ締めたら、出っ張っている反りの部分をハタガネやL字クランプで抑え込みます。ハタガネは90度交差する (^ω^)


矯正するのでボンドは速乾性じゃないほうが良いかも


三角の隅木は板厚だけ出っ張る
ポストを組むときは、天板の穴にネックを逆さに挿して、位置決めして組むとずれない



ヘッドの組み立て
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ヒドラJr.改の板の発送

2021-04-07 21:43:02 | スピーカー工作
ヒドラJr.改の板がようやく届いたので、明日から順次発送します。まずは、アンプ製作してない広島と愛知の読者から (;・∀・)

組み立ての注意点は日記に書いたので読んでおくこと。ヒドラJr.改は9mm厚と薄いので、板の反りが出やすい。

ヘッドは着脱式なので、固定するガイドを隅木で作る。三角の隅木が足らないのでハンズで切ってこないと (_ _;)

なお、ここのところ心臓の調子が悪い。吐き気止めの太田胃散に入っている芍薬などの生薬が原因かも。吐き気は膵臓の炎症ぽいから、酒量を減らしている状態。三春の滝桜を見てきて、ここにも竜で竜から逃げられない (゚д゚)!


6日 午前


5日 郡山に向かう新幹線で

予定されている浜松視聴会も天竜川で、昨年参拝した諏訪も龍神伝説があります→こちら
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ヒドラJr.改の板取り完成

2021-03-29 19:05:34 | スピーカー工作
(;^◇^;)ゝ イヤァ 大変だった。8枚にもなった orz

東急ハンズ町田店はベニヤの長さの制約があり、サブロク合板から板取りするときは120センチで一度切らなければなりません。面倒なので、裁断済みの板を利用することにしました。それで8枚ですから、サブロク2枚だと少し余る (^_^;)

板取りの要点は2つ。一つはLRチャンネル対称にすることで、天板や側板が左右で違ってきます。もう一つはスピーカー端子を取り付ける板で、桟に取り付けるので、ぴったりではなくて良い。むしろ、ぴったりだと取り外しに困るので寸法は余りとしています ^^;

9mm厚の300×910が4枚と、15mm厚の300×910が3枚と、15mm厚の450×910が1枚となっています。9mm厚の300×450があれば、9mm厚の300×910は3枚で済みます。


ヘッドのバッフルとサブバッフルほか


ヘッドの底板と天板ほか


ネックほか


ネックをはめ込むポスト


Rチャンネル天板ほか


Lチャンネル天板ほか


ウーファーを取り付けるリアバッフルとスピーカー端子を取り付ける板やダクトほか


側板と桟ほか
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ヒドラJr.改 設計1

2021-03-25 17:14:18 | スピーカー工作
ソニーの青いユニットを使ったヒドラJr.改の設計が進んでいます。ユニットが小さくなったので幅と奥行きと高さを300mmに抑え、図(画像だけ表示で拡大)のように、背面にウーファーのFW-168Nを取り付け、天板にダクトをぶら下げる方式です (;・∀・)

問題は、首の位置ですが、取り敢えず四隅に置いてみました。ここから卍のようにずらすのですが、ずらす長さとかを煮詰めれば設計は完成。ターミナルは丸型と四角型のユニット式が楽そうです。ソニーのユニット4本とウーファーを別々に取り付ければ、ソニーのユニットだけで視聴することもできます。今回は実験を兼ねているので、外からいじれるのは都合が良い (^ω^)


Rチャンネルを見たもの
左がキャビの右から見たもので、一番低いユニットが壁を向く
右は正面から見たもの



Rチャンネルを後ろから見たもの
ターミナルは後ろではなく、サイドに設ける予定
右は天板から見たもので、四隅の穴は少しずらす予定


ということで、今週中に板取りまで完成したい (@@;)

26日 画像追加
首の位置とターミナルの修正をしました (゜o゜;


正面と後ろの図です
ターミナルは桟を使って嵌め込む方式
輸送を考えて首とケーブルは外して収納できる予定
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ヒドラJr.

2021-03-13 18:37:47 | スピーカー工作
長岡鉄男氏は奇妙なスピーカーをたくさん設計していますが、それは奇をてらったものではなく、ちゃんと考えて作られたものです。今回紹介するヒドラJr.もその1つで、ギリシャ神話に登場する9本首の怪物にちなんだものです→ヒュドラ。さすがに9本の首は無理で、4本で誤魔化していますが、見かけとは裏腹な音場再生能力の高さから、一度はチャレンジしたいと願っていたものです Σ(´∀`;)

しかし、問題はテクニクスの7F-10というユニットが絶版で手に入らないこと。また、できるだけ小さく作りたいことから、オリジナルより板厚を薄くしたいなど。そこで、ケルビムJr.で定評のあるソニーのバイオセルロースコーンの6.5センチユニットを採用し、板厚も9mmを主体に設計しようと思っているところです。以下、月間ステレオ誌 1989年6月号のスピーカー工作大特集から転載します。画像だけ表示で大きくなります (^_^;)









長岡氏の設計は16センチフルレンジFE-164を上向きに取り付けていますが、これもFW168Nが手元にあるので、底板に取り付ければ小さく出来ます。ただ、8本の首を作るのは大変なので、本当に作る場合には応援を頼むかも (_ _;)

3月15日 追加

スーパーウーファー用ターミナルと高城重躬氏のP-610制作記事 に映っているバックロードホーンのユニットを、FP-203からUP-180に交換したので画像を追加 (;^ω^)





交換理由は、音が引っ込んでいるのが気になったことで、FP-203のケブラー(アラミド繊維)コーンがくたびれてきたのではと推測します。ケブラー自体はハサミでも切れないのですが、接着剤が劣化するとコーンも弱くなります。

UP-180はアメリカのJBL LE-8Tを模倣したタイプで、オリジナルの初期型はアルニコマグネットで高価。使ったことはありませんが、ウーファーに近くてバランスが良さそうです。

UP-180も、フォステクスのFEシリーズのような切れや爆発力はなく、バスレフで無難に使うには良さそうです。バックロードに組み込んでみましたが、音は前に出てきて狙い通り。品が良くなった感じですが、トン・コープマンのバッハのヴァイオリン協奏曲では、バックロードホーンからピーク性のボーという音が出てきます。

この曲特有の癖なのですが、スーパーケルビムでも特定のところでボーと鳴って、ネックを接着する羽目に陥りました。曲の癖だから接着する必要はなかったのです。でも、ユニット交換で癖が露骨に再生されるのも困る (_ _;)

なお、ウーファーのFW-168Nの程度の良いのも入手できたので画像を掲載。同時購入のFW-208Nはコーンが褪色して褐色になっていたのですが(ASWに押し込めたので外からは分からない)、こちらは黒のままです。FWシリーズは高騰して新品は手が出ませんが、安く購入できました。もう一組あれば、長岡鉄男氏のモアイが作れるかも \(^o^)/



3月16日 追加
スーパーウーファーのRチャンネルのドロンコーンのエッジが剥がれてた orz
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ASW~アコースティック・スーパーウーファーの利点

2021-03-08 01:28:08 | スピーカー工作
超低域を再生するサブウーファーには様々な種類がありますが、基本的に、超低域を再生するには方式によって幾つかの問題点があります。

1.ホーン型~超巨大になる。家を新築するときに込みで設計しないと。ユニットも市販品にない
2.パッシヴ・ラジエーター型~マグネットの付いてない振動板(ドロンコーン)が重くなり反応が悪くなる
3.ボーズに代表される共鳴管型~共鳴音が付きまとう。専用アンプが必要
4.バスレフ型~ウーファーの特性に左右される
5.ASW(アコースティック・スーパーウーファー)型~キャビは大型になるが軽い超低音

ホーン型というのは数学的に完璧なもので、完璧故に計算式通りに作らないとダメ。超低音を再生するには数メートルのホーンの長さが必要であり部屋には入り切らない。だから家を新築や改築するときにコンクリートホーンとして設えるが、ユニットが弱いと長大なホーンロードを駆動できない。ユニットの値段は数百万円とか (;´Д`)

パッシヴ・ラジエーター型はONKYOが開発したもので、密閉型の箱の前にマグネットを持たない重い振動板だけのキャビを追加する構造→ONKYO SL-1。マグネットを持たない受け身だからパッシヴ型ドロンコーンと言う。ドロンコーンは大きくて重いので超低域を再生することが出来るが、ドロンコーンを駆動するウーファーは小さいので過負荷になる。専用アンプが必要で、ドロンコーンが重いので音も鈍くなる (>_<)

5番目のASW型は、4のバスレフ型のユニットの前に密閉箱(あるいはバスレフ)を加えたもので、日立がHS-1400というスピーカーで発表した方式です。

そもそも、バスレフ型のダクトから出る低音は効率が良くて軽いのです。夜店の水風船ヨーヨーは誰でもやったことがあると思います (; ̄_ ̄)ノ――――~~プチンッ  コロコロ....((◎

手を上げれば水風船は下に動く。手を下げると水風船は上に上がる。このときに、ほとんどエネルギーは使われていない。手の動きと水風船の振動モードが共鳴して省エネで動いているからです。

バスレフも同じ原理で、ダクトから低音が出ているときはウーファーやフルレンジはほとんど動いていない。だから、ウーファーやフルレンジの特性に余り左右されないのです。ウーファーの振動板が軽かろうが重かろうが、ダクトからは共振により省エネで軽い低音が出てくる。

この軽くて省エネの超低音だけを再生するのがASWなのです。軽い超低音だから、フルレンジやバックロードホーンの低音を補っても音質的に違和感がない。これがASWのメリット。

ASWのデメリットはキャビネットが大きくなること。長岡鉄男氏が設計したDRW型では置くスペースに困るほど。ただし、ASW専用のアンプを用意して、バックロードホーンやバスレフなどのメインスピーカーと音圧レベルを一致させる方法もあります。DENON PRA-2000などの、プリアンプに2系統の出力がある場合、1系統はASW専用のパワーアンプにつなぐ。このときに、アンプのゲイン(増幅率)が大きいパワーアンプを繋げば、ASWの方はキャビを小さく=能率を低く出来ます。

ASW専用のパワーアンプは、回路の帰還抵抗を大きくすればゲインは大きくなります。ゲインの大きいアンプは大味になるのですが、超低音だけなら聴いても分かりません。また、NFB回路に中音以上をカットするフィルターを入れれば、ASW側はローパスフィルターのネットワークも省略できます。

とは言っても、どこまでASWを小型化出来るかは工夫次第。LRを一緒にした椅子型にして省スペースを狙うという手もあります。自分はLR間に板を渡してベッドにしたことがありますが、板の下はスペースが出来るのでケースを置いていました。

ダイアトーンのP-610Bのような、軽い振動板で振幅の取れない繊細なユニットはバスレフでも低音が弱いですが、これを補うには軽い超低音のAWSしか考えられません。重い振動板のバスレフや密閉型のサブウーファーだと違和感が出ると思います (^_^;)
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