平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ゲームの危険性

2009-11-30 21:50:38 | Weblog
 日曜日のジャパンカップは、名手ルメールの好騎乗でウオッカの復活V。ウオッカは鼻出血(肺からの出血)を起こしての激走でした。脚色から判断するに、ゴール直前での発症でしょうね。それにしても、ルメールは、かかり気味の馬を制することがうまいですね。逃げるか後方一気の極端な騎乗しかできない武豊とは雲泥の違いです。

 武君のリーチザクラウンは、色気を出したアサクサキングスが絡んできたので、予定より速いペースで逃げました。これがレースの好タイムを引き出したわけですが、ウオッカはやはり、緩いペースだと位置取りに関係なく爆発力が影を潜めるタイプですね。リーチザクラウンとコンデュイットは、目に見えない疲れがありました。コンデュイットは予想通り4着でしたが、これで評価が落ちるわけではありません。

 さて、ゲームのキャラクターについて、いきなりの質問のメールが来ました。僕のブログや古代史のどこをどう読めば、ファイナルファンタジーとかのゲームの世界が連想されるのか?僕はゲームには興味がないので、理解に苦しみました。

 僕の知っているゲームと言えば、昔のインベーダーや将棋だけです。その将棋でも、初代プレイステーションで16手で勝ち、03年ソーテックのバンドル版AI将棋でも25手前後で勝ち、プログラムの穴を見つける程度にしか遊んでいません。AI将棋って、コンピューター将棋選手権でそこそこ有名なんですよ。それが20数手で負けるのが、いわゆるプログラムの穴なのです。実は、ここにゲームの持つ危険性が表れているのです。

 ゲームの多くは、プログラマーの思考パターンや趣味というものがベースで作られている仮想世界です。パソコン標準のゲームであるフリーセルは、数学的なパターン(組み合わせ)の限界まで、カードを配った手の組み合わせがあります。完全に数学の世界なので、ここにはフリーセル作者の思想や趣味が入り込む余地はありません。あるとすればカード(僕はリナックスのペンギンが好きなのですが)のデザインだけです。


フリーセル200連勝の記念画像


 しかし、複雑なルーチンが必要とされる将棋では、純粋に数学的なプログラムは無理なのです。そこで、プログラムに「考える」という要素をAI(Artificial Intelligence=人工知能)として組み込む訳ですが、ここでAIの思索パターンを決定するのが、作者の性格や思考パターンや趣味なのです。ですから、ゲームのファンは作者の思考や趣味を無意識のうちにトレースしているのです。これが実に危険なのです。

 ゲームばかりしているとゲーム脳になると言われていますが、これはゲームをする者が、作者の思考パターンや趣味を無条件で受け入れる所から来る弊害です。ゲームがどんなに難しい物であろうとも、そこには、自分で考えるのではなく、作者と考え方や趣味を一体化させようとする馬鹿者がいるだけなのです。自分の脳を自分で使うのではなく、作者にシンクロさせている気持ち悪さ。僕がゲームに拒否反応を示すのは、これが理由だったのです。

 ゲームをする者は、ゲームの作者と脳を一体化してロボットになる。この危険性が理解できれば、飛行機や新幹線やロケットなどのシミュレーション以外は、ゲームに時間をかけるのは無駄と分かります。僕は初期のゲームにおいて、速く操作しすぎるためにタイミングが合わず、イライラしてゲームを放棄した経験があります。この時に気が付いたのですが、パソコンのダブルクリックと同じで、結局のところ、ゲームは自己放棄した人間による機械へのシンクロなのです。機械と作者へのシンクロ率の高い愚か者が高得点を上げるだけなのですね。

 なお、将棋については、高度にファジーな局面判断が必要とされます。これを全ての可能性で計算したのでは時間がかかります。それで、局面に応じて、実際にあったプロ棋士の手を優先的な手として用います。将棋は過去の棋譜が全て残っていますから、局面ごとに羽生名人などの手を組み込むことが出来るのです。ですから、将棋においては、作者の思考パターンや趣味は駆逐される傾向にあります。それでも、誰も指したことのない手を指すと、コンピューターはプログラムの穴を露呈して簡単に負けるのです。

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ジャパンカップの行方

2009-11-27 10:31:34 | Weblog
 日曜日に府中競馬場で行われる、第29回ジャパンカップの枠順が確定しました。僕のもっとも好きなレースですが、それは外国馬の馬場適性が分からず、国際レーティングの評価が当てはまらないことに理由があります。世界最高峰のレースの一つであるイギリスのダービー勝ち馬でさえ、日本ではスピードに対応できないのです。逆に言えば、日本馬はイギリスではパワー不足に泣きます。

 アメリカの馬は右回りのレース経験が無く、阪神で行われるようになったジャパンカップ・ダートで未知数。アメリカで最近流行の全天候型のトラックでは、ダートのチャンピオンがコロリと負けています。逆に、ヨーロッパでは少し足りない馬が、全天候型のトラックで生き生きとすることさえあります。要するに、馬が強いとか速いとかの指標は、馬場適性とコース適性のマジックに過ぎないのです。ジャパンカップはその典型にあります。

 ジャパンカップというと、ドバイのモハメド殿下が96年にシングスピールで勝ったことがあります。つい最近ですが、夫人のハヤ王女、次男のハムダン殿下共々、日本での馬主資格も取得しました。ところが、昨日の政府系持ち株会社ドバイ・ワールド破綻のニュース。ドバイ・ワールドはイギリスのHSBCが投資する金融センターですから、破綻は欧州経済を巻き込む衝撃波です。

 HSBCは香港上海銀行の名前の通り、昔からアジアへの投資で成長してきました。上海という名前は不気味ですが、意外にもロックフェラー系ではなくてロスチャイルド系です。実利を重んじる体質ですが、英国シティともどもドバイは命取りになるかもしれません。もっとも、ドバイ・ワールドはサムスン物産、現代のバベルの塔と揶揄されるブルジュドバイの方もサムスン建設の施行。サムスンはドバイでの工賃が回収できなくなりそうです。サムスングループとしては弱り目にたたり目ですね。

 さてジャパンカップですが、府中は先行馬が前残りになりやすいコースです。直線が長いので追い込み馬は悠々と構えていますが、坂が余り急ではないので、意外に先行した馬が持ってしまうのです。ミスターシービーとシンボリルドルフの三冠馬対決と煽られた84年は、無印のカツラギエースが逃げ粘って日本馬初の勝利。初めて日本の馬が勝ったのに、場内も実況もシーンとして面白かったですね。

 今年はリーチザクラウンが逃げを宣言していますから、やや早めの平均ペースで落ち着きそう。昨年の覇者スクリーンヒーローと、アメリカの最高峰ブリーダーズカップを連覇したコンデュイットは共に大外の8枠。ちょっと不利ですね。5枠に同居した、牝馬のウオッカとレッドディザイアは面白そう。特に名手ルメールに乗り替わったウオッカに闘争心が戻るかに注目。府中の申し子ジャングルポケットを父に持つ、オウケンブルースリも力を付けているので外せません。

 以上、体型の好きなリーチザクラウンから各馬へ。大穴としてアメリカのインターパテイションの一発があるかも。格ではコンデュイットですが、ブリーダーズカップからの転戦は少しマイナス。この手の実力馬はナジェ <`Д´> か4着が多いんですよね。

参考
【経済】サムスン株価下落 ドバイ政府系不動産ファンド ドバイワールドとナキール社の支払い猶予を申請[11/27]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1259229519/


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一番を目指す必然性

2009-11-25 23:38:56 | Weblog
 民主党政権が愚民に対するアピールの場として設定した"事業仕分け"ですが、蓮舫の「スーパーコンピューターが世界一である必要はない」という発言が波紋を呼び、とうとう「ノーベル賞・フィールズ賞受賞者による事業仕分けに対する緊急声明」が出される運びとなりました。三流グラビアアイドル上がりの蓮舫には、いかにも荷が重い役目でしたね。

 今回やり玉に挙がったのはスーパーコンピューターですが、日本の最先端科学を軒並み否定する乱暴な手口に、蓮舫には中国共産党のスパイ説が流れています。日本の科学が衰退して喜ぶのは中国と < `∀´ > ですから。

 科学の研究が一番を目指す理由は、リンク先で重鎮の先生方がユーモアを交えて説明していらっしゃいますから、僕は別の視点で一番の必然性を語ってみたいと思います。

 僕は古代史で、飛鳥昭雄氏のような「自説の世界初の主張」はしていません。そんなことをしなくても、書かれたものが他人の目に触れた時点で著作権は成立し、無断引用や盗作に対して権利侵害を主張できるからです。しかし、本当の理由として、あまりに世界初の発見やオリジナル説が多いので、いちいち書いていては文章にならないということが上げられます。僕の古代史は、読みやすい文章が特徴でもあるのです。

 このように、僕の古代史を読んでいる人は、知らない間に無数の世界初やオリジナルに遭遇しているのです。しかし、同じように、日本に住んでいる人たちは分け隔て無く、科学や技術の世界一を日常で無意識に体験しているのです。新幹線や自動車や飛行機などの交通手段、電化製品やコンピュータ、製紙や出版物、建築と耐震構造、地図や気象データ、バイオと食料、などなど数え上げたらきりがありません。

 今の日本人の日常は、先人が世界一や世界初を成し遂げた成果の上に胡座(あぐら)をかいているのであり、その恩恵に感謝する心があれば、蓮舫のような暴言は吐くことが躊躇(ためら)われるはずです。世界一を否定するのなら、荒れた肌を隠す資生堂の化粧品すら使えないのです。

 科学などの世界一は、研究者達が目的として設定する高い山です。目標が高いからこそ優秀な頭脳が日本に留まるのです。目標を低くしたら、頭脳流出という悲惨な結果は目に見えています。就職率の悪化を考慮すると、大学の研究分野を縮小することは厳禁です。むしろ、就職先が見つからない院生のためにも、科学などの研究機関には資金を増やして増員もすべきです。

参考 ノーベル賞・フィールズ賞受賞者による事業仕分けに対する緊急声明
http://www.ustream.tv/recorded/2638211

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祝福のパン

2009-11-17 23:24:34 | Weblog
 先日のコメント(サムスンの敗北決定)で書いたのですが、シャープの奥田充一・総合デザインセンター所長は、予備校の寮で一緒だった友人です。最後に会ったのは、80年代末期の液晶黎明期に、晴海で開催されたエレクトロニクスショーです。僕は趣味で出かけたのですが、奥田氏は仕事で来ていたようです。

 奥田氏は一つ年上なのですが、つげ義春の漫画のように奥田氏と呼ぶと怒りました。予備校(新宿美術学院)の寮は渋谷の円山町にあり、芸者置屋の改造のようでした。カレーに長ネギを入れるので閉口しましたが、僕は実家のお菓子屋から色々と送ってくるので恵まれていました。

 東大阪にある奥田氏の実家もお菓子屋なのですが、彼の所は仕入れて売るのでタイプが違います。でも、同じお菓子屋よしみなのか話しやすく、彼の実家に二度ほど泊めて貰ったことがあります。実は、僕の古代史は彼の家に2度目に泊まった折、翌日に法隆寺を訪ね、奈良女子大の美人に会って、奈良に引っ越す決心をしたときから始まっていたのです。もっとも、梅原猛氏の著書を読んで、奈良に引っ越そうかなと思っていた卒業間際でしたが。

 僕の実家から送られてくるお菓子は芸大寮でも配りましたが、不思議なことに、喜んで食べた仲間はそれなりに出世しているのです。色弱に近いと仲間内で評価されていた猪巻さんが秋田大学教授。予備校の寮で一番食べた名古屋出身の寺本さんが茨城大学の教授。他にも、実家の斜め向かいにあった理髪屋さんの娘さんが東京の音大で声楽の教授で二期会会員。うちの母親は外に出るのがいやで、髪を切るときはご主人に通って貰っていたのです。もちろん、その時はお菓子がサービスでした。芸大寮ではあと二人も教授クラスがいますね。

 僕は、実家から送られてくるお菓子を特別なものと感じていましたから、パンが送られてきたときにはエクソシストにも用いました。このように、実家のお菓子が特別だと思ったからこそ、弟子にパンを作るように勧めているのです。祖先が天皇家なのに、字も書けないような貧しい農家の人に頭を下げていた父親。子供の頃はいやでしたが、今はそのありがたみが分かります。

 父親も母親も、身をもって謙虚さを体現していたからこそ、二人の作るお菓子が特別なものになったのです。僕に対するひがみなどで、喜んで食べなかった仲間は、その才能に反して出世していません。父親の仕事は、祝福のパンを作ることだった。僕はそれを、スピーカーやアンプや絵で継承しようとしているのです。アンプはあと3台、待っている読者の皆さん、もう少しお待ち下さい。

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捕まえた竜の尻尾

2009-11-16 20:58:46 | Weblog
 台風18号が上陸した頃、僕は旅行記の最後として竹島弁財天と龍神のことを書きました。これが大きな釣りとなり、ようやく竜(サタン)の尻尾を捕まえることができました。しかし、龍神はイエスの別名でもあるのですが、世を滅ぼす年老いた龍=サタンと区別するために、今回はサタンの方を竜と表記します。

 さて、僕が捕まえた竜の尻尾とは、三大弁財天を自称する天河大弁財天社のことです。以前、コメント欄に天河神社の宮司と親しいという人の実名コメントがあり、慌てて見えないようにしたことがあります。この方は飛鳥昭雄ファンでもあるようで、それで古い記事をろくに読みもせずに書き込んだようです。僕は、民主党を支持した立正佼成会のトップが、モルモンの大管長と親しいという事実を知っていますから、モルモンの飛鳥氏は評価していないのです。彼のカッバーラも、モルモンの教義に外れたところしか機能していませんし。天河神社の古い法具もカッバーラで作られているのは間違いないのですが、それはどこの寺社でも同じです。

 これは経験的なものですが、飛鳥昭雄ファンの筆跡はガタガタなものが見られ、明らかに精神疾患を感じさせる事が多いことから、僕は飛鳥昭雄氏とモルモンに対して巨大な欠陥を感じているのです。それは何なのかというと、モルモン書やアブラハム書という聖典が、学問的な検証に耐える資料になりえない、いわゆる創作物であるということから、そこにサタンが付け入る余地があるのです。聖典とされるものが嘘ならば、その嘘の部分がサタンの領域になるのは当然です。

 同じ事は天河弁財天にも言えることで、昔からの三大弁天とは竹生島・厳島神社・江ノ島の三つを指すのです。天河は、確かに役行者(えんの行者)が修行をした場所でしょうが、弁財天に関しては室町時代からの記録しかないのです。しかも弁財天像は二体もあるのが変なのですが、仏像研究書の中には出てきません。本当に由緒があるのなら文化財指定されています。このへんの胡散臭さはこちらで指摘されています。

 ところで、天河弁財天の秘仏は60年に一度のご開帳らしいですが、金に困った社側は2008年7月17日に禁を破って開帳に踏み切りました。拝観料は3000円のボッタクリです。実は、これが二日後の文鮮明墜落死の事故に繋がるのです→戦慄!浅田真央の破壊力。龍が本名の文鮮明の死は結構な出来事ではないか?違います。なぜならば、これが『ヨハネの黙示録』の、「偽キリストの復活」を証しするからです。

"また、地と地に住む人々に、致命的な傷を癒された先の獣を拝ませた"『ヨハネの黙示録』13章12

 このように、天河に封印されていた竜神(サタン)の力によって、死んだはずの文鮮明が生きているという現象が起こっているのです。仮に影武者だとしてもです。そして、この時以来、浅田真央のオーラは消えて、統一協会による韓国選手サイドへのバックアップが強くなります。今回のアメリカ大会(ニューヨーク州)でも、ウリナラ応援団がバス5台で女子SPの直前に乗り付け、女子が終わるとさっさと帰って行ったそうです。こんな動員力は統一協会以外に考えられません。

 しかし、アメリカ大会のフリーで、韓国選手が転倒にすっぽ抜けにステップアウトとグダグダ。面白いから予定を変更して録画しました。でも実は、ニューヨークは僕の手によって地鎮祭が済んでいるのです。約25名の読者ならご存知ですよね。あれです、あの効果が表れたのです。

 話は飛んで、島根県立大学1年生の平岡都さんの死体遺棄事件ですが、驚くことに、この遺棄場所も広島県の臥龍山山頂付近なのです。またしても龍ですね。ですからこの事件は、龍の本名を持つ文鮮明に捧げられた生け贄というのが正しい解釈だと思います。実際、掲示板では、死体の損傷が統一協会の儀式と一致するという書き込みがありました。

277 :Trader@Live!:2009/11/11(水) 16:52:25 ID:Xaemfcr8
これって凌遅刑だよな…

【島根・女子大生遺棄】 胸は切り取られ、腹には焼かれた跡、顔は踏まれ、肉は削がれる…残忍な手口
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1257917403/

278 :Trader@Live!:2009/11/11(水) 16:56:40 ID:GeFoj2Pu
韓国人に一票
確かそういう朝鮮呪術があったはず…

280 :Trader@Live!:2009/11/11(水) 17:02:39 ID:Xaemfcr8
>>278
統一教会がさらった日本人女性でやってるって噂のやつね…


 さて、14日土曜日の竜の尻尾↓は伊豆半島へ伸びていますが、竜の正体が分かった今では、竜を恐れることはありません。ただ一つだけ、間違ってサタンを拝むことがないように、神社や寺院は由緒を吟味して選んでください。天河は僕の中では除かれましたから、同じように金儲けの臭いがするところは避けるのが賢明です。



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読者に挑戦~その2.イサクと国狭槌

2009-11-02 21:27:20 | 古代史と聖書
 土曜日の朝に変な夢を見ました。兄が「龍の火」という玉を持ち帰って寝ていたので、その玉を取ってみたら引き戸だらけの部屋に迷いました。戸を開けるとすべて、パイプオルガンのスロートのような管が見えます。それで部屋の後ろに回ると階段があり、そこを上るとペントハウスの前の廊下に出ます。

 床から直接伸びた三角形の屋根を持つペントハウス(要するに天井裏)ですが、見ると中央に不思議なものが輝いています。それは金色のケルビムで、聖書の四つの生き物が合わさった翼を持つ乗り物です。その乗り物(操縦席は見えない)は、マジンガーZのパイルダーのように支えから離れて飛んでくるのです。僕の記憶では、ケルビムが元の場所に戻った(嵌った)ところで夢から覚めました。

 このような不思議な夢を見た後で、何かしらの暗示かなと思って、『日本書紀』を持って秋葉原に行くことにしました。すると電車の中でピコーンが来たんですね。(ヲイヲイ、それは牽強付会ニダよ  <`Д´* >)

 『日本書紀』は検証用の資料としては利用したことがあるのですが、最初から丹念には読んでいなかったので、神代・上の神様が生まれたところから読み始めます。すると、まもなく男性の神様が続けて三人(三柱~みはしら)登場します。

国常立尊(くにのとこたちのみこと)
国狭槌尊(くにのさつちのみこと)
豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)

 これを見てピコーンと閃いた人は、僕の古代史(公開している範囲)をよく読んでいる人です。特に、三番目の豊斟渟のクムヌですが、エジプトのクヌム神のアナグラムと直感すると思います。すると、僕は「クヌムはイスラエルの別名を持つヤコブのエジプト神名」と位置付けていますから、豊もテーベの別名だと分かります。ここまではカッバーラの初級です。

 さて、ヤコブの父はイサクですから、この三神がイスラエルの父である、アブラハム、イサク、ヤコブ、の三代を表していると理解できます。これが男神の理由です。要するに、この神話の神は、イスラエルという民族の神なのです。ところが、『記紀(古事記と日本書紀)』はカッバーラによって書かれているので、神様の名前が聖書の『創世記』の人名から作られているとしても、誰にでも分かるという代物ではありません。実際、僕という天才が出現する以前においては、東大文学出身累計の数万名という頭脳を持ってしても、先の初級程度すら解き明かしが成されていなかったのです。

 では、二番目の神である国狭槌を、『創世記』のイサクに同定する理由とは何なのか?これが今回の問題です。カッバーラでは中級程度ですが、ヒントはイサクの有名な物語にあります。父アブラハムに連れられてモリヤの地に行ったイサクは、神の示す山に登り、燔祭の子羊の代わりに焼かれようとします~『創世記』22章。このシーンが国狭槌の名前になっているのです。

 ついでに解き明かしをすると、最初の国常立尊がアブラハムなのは、アブラハムが亡くなったのが辰年だからです。辰年で立。国という字は、囗(くにがまえ)に玉ですから、宝石の産地のパレスティナを指します。アブラハムは金銀に富んでいたのは有名です。

 ヤコブがモデルの豊斟渟尊ですが、別名の浮経野豊買尊(うかぶののとよかふのみこと)には、ヤコブの妻の名前も隠されているのです。こちらはカッバーラの上級クラスですね。イスラエルの民がエジプトの神になったという前提が必要ですから、下手な知識を持って、僕の説を否定する人には永遠に分からないからです。では、頑張って挑戦してください。そのうちに又、先の謎解きと共に配布します。

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