平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

『ヨハネの黙示録』神を汚す名~民主党

2008-02-21 01:53:39 | Weblog
 アメリカ発の経済危機が迫っています。でもそれは、単純な恐慌という形ではありません。何故ならば、今回の経済危機は、聖書に記される預言の人為的な成就を目的としたものだからです。そう、アメリカは最初から、世界恐慌を招くためにサブプライムローンの破綻を計画的にしていたのです。

 サブプライムローンに端を発した経済危機は、購買を控えるという国民の自衛では対処できないことに特徴があります。これが、過去の経済危機と決定的に違う点なのですが、その理由はだぶついているドルにあります。日本円が、1ドル120円台からあっという間に105円前後を推移する円高に陥っています。これは、アメリカがサブプライムローン問題への対処として、金利を下げて市場にドルを多く流す、ドル流動性の確保で切り抜けようとしたことに原因があります。ドルが余ってしまい、円に対する価値が下がったのです。このようにドルがだぶつき、それが原油や穀物や金という先物市場に集中した結果、原油の高騰、小麦の高騰、金の高騰に直結し、果ては鉄鉱石まで65%の値上げが予定される始末です。しかし、この現象を聖書ではこう語っています。

「小麦1升は1デナリ、大麦3升も1デナリ、オリブ油と葡萄酒とをそこなうな」~『ヨハネの黙示録』第6章6

 これは世界規模の統制経済を意味し、第13章の有名な言葉「獣の刻印のない者はみな、物を買うことも売ることも出来ないようにした」に繋がるのです。しかし大事なのは、この極限の統制経済をもたらす獣の特徴にあります。同じ13章冒頭に、この獣は海から上がってくる物であり、「それには角が10本、頭が7つあり、角には10の冠があって、頭には神の名を汚す名が付いていた」とあります。これだけでは何だか分かりませんが、次に地から上がってくる別の獣の描写があり、こちらは「子羊のような角が2本」とあります。そう、獣の角の数は、2本の角で象徴される古代イスラエルの南ユダ王国2部族と、10本の角で象徴される北イスラエル王国10部族の比喩だったのです。

 この構造が分かれば、二つの獣に権威を与える龍が、イスラエルの12部族の外に置かれる祭司レビ族であることが分かります。そして、この祭司の子孫が、白系ユダヤ人と言われる、世界の金融を支配する者達なのです。従って、7つの頭はG7(Group of Seven、先進7ヶ国=日本・アメリカ・イギリス・イタリア・カナダ・ドイツ・フランス)を指し、これが10の冠に象徴されるG10に格上げされた時、獣の経済支配はピークを迎えるのです。

 こう説明すると、現代の世界経済を象徴していると誰でも理解できますが、象徴によって怪奇なイメージが与えられているので、正体が分からなくなってしまっていたのです。これが、「誰の目にも触れていながら、誰も理解できない」という、隠すという意味のカッバーラの極意なのです。しかし、最も大事なのは「神の名を汚す名前」という部分です。こちらも極めて単純で、小学生でも分かるものなのですが、前後の象徴によって訳が分からなくなっているのです。

 では、この神の名を汚す者の正体とは何か?それは、神が主ではなくて、自分が主だと主張する団体です。ここで気が付いた人はカッバーリストの資質があります。でも気が付かない人のために解説。主とは神そのものです。それを汚すというのは、神は主ではないと主張することなのです。ですから、「民が主であると宣言する民主という言葉」が神を汚す名前なのです。アメリカの民主党も、日本の民主党も、神を汚す名前の政党だったことになるのです。だからこそ、日本の民主党のマークが、日を浸食する日、あるいは白と黒(赤)が逆転した目、という日本を滅ぼすデザインとなっているのです。

 こういう図式になっているので、自民党は自由・民主の民主部分が悪魔の組織となり、それで内部対立を運命付けられているのです。額と右の手に獣の刻印を受けた者以外は、物を買うことが出来なくなる世界。それが末日なのですが、獣の像を拝むという描写は、ドル紙幣を有り難がる拝金主義を指すのです。今の世界経済がドルによって動かされている事実は、世界中の誰も否定できないはずです。

 アメリカが企む世界恐慌は、倹約や節約では乗り切ることが困難な、あらゆる物の値上がりから始まります。しかし、神はこの後に大きな御技を成し、人類の選別を不思議な方法で行うのです。ですから、正しく清い人には忍耐が要求されますが、希望の光が導いてくれるでしょう。困難な未来に向けて、アメリカの未来も日本人が担うのです。それが未来ちゃんがアメリカに生まれた理由であり、またそれが彼女の十字架なのです。真央と未来は、共に光として人類に使わされたのです。

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バラ色の真央に祝福を

2008-02-16 18:36:13 | Weblog
 真央ちゃん4大陸優勝おめでとう。

 ということで、ブログ緊急更新しました。僕が薔薇は魔除けになると書いたので、それをデザインしたような新コスチュームに注目です。もしかして、関係者の耳に届いたかな?前後の菱形のアクセントも、魔除けの目のように見えるし。

 コメントはこちらにお願いします。

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音に疲れる~3.スピーカーは楽器

2008-02-10 11:20:44 | スピーカー工作
 僕がいた頃の上石神井の芸大寮は、音楽を自作スピーカーで聴く学生が多かったですね。工芸科の学生はカリキュラムを利用してスピーカーを作れるのですが、音楽の生徒も自作ファンが多かったのです。実際、楽器を手にするオーディオマニアは、自分でスピーカーも作る猛者が多いのです。これは、スピーカーが楽器と同じ性質を有しているからです。

 日本のオーディオがブームにあった頃、ハイファイという幻想は、スピーカーの周波数特性をフラットにする一本道を歩みました。日立やソニーや松下の平面振動板が登場し、4ウェイや5ウェイなどのマルチユニット化が進み、マルチユニットを制御する、コイルやコンデンサーを使ったネットワークが複雑になります。これらの試行錯誤は、平坦な周波数特性の犠牲として、重い振動板による電気信号を無駄にする低能率化、連動する生気のない音、などを招き、そのためにハイパワーアンプを必要とする悪循環に陥ったのです。今は、どこの家庭でも40ワット以上のアンプばかりです。

 しかし、音楽を聴く実際面で必要な出力は、僅(わず)かに0.2ワット程度に過ぎません。3ワットもあれば、隣から苦情が来る音量が出せるのです。パソコン用スピーカーなどに付属するアンプは、小さなオペアンプ一個の0.2ワット程度なのです。今のアンプは、家庭で使うには無駄なハイパワーなのです。

 さて、大型平面テレビが普及してきましたが、これらに組み込まれている、7㎝口径のスピーカーユニットの値段を御存知でしょうか?実は、秋葉原で型落ちの放出品を売っているところがあります。その値段はステレオで350円。エッジが少し凹んだものなら、一個50円です。オーディオ用として売られている同口径が一個で二千円程度ですから、如何に安いか分かります。しかし、このようなユニットでも、ちゃんと設計した木のキャビネットに入れてやれば、驚くほど良い音を出すのです。これがスピーカー工作の醍醐味です。

 同じように、パソコンの付属品として付いてくる安物のスピーカーですが、プラスチックの小さな箱から取り外し、キチンと設計した木製の箱に入れただけで、それは素晴らしい音を奏でるのです。例えば、僕が作ったバックロードホーンとかです(説明と画像はこちら)。これは、廃物の床建材を側板に用い、コストを徹底的に下げたもので、東急ハンズの木材加工を利用しても、板材とカット+ボンドの合計三千円で作れます。また、オーディオ専用のユニットを使い、キットとして販売しているキムラ無線などの業者も多いです。値段は少し張りますが、メーカー製の安物スピーカとは比べものにならないくらい良い音です。もちろん、オークションに趣味で出品しているマニアもいますから、こちらも狙い目です。僕も二度落札されたことがあるのですが、二度とも入金がなかったので、これは売ってはいけないものだと悟り、今はパソコン用に収まっています。

 このように、パソコン用のスピーカーは改造したり手軽にアップグレードできるのですが、問題はアンプです。自作できる人なら、小型の真空管方式がよいと思うのですが、完成品でも3万円程度します。僕は、オークションなどで中古の中級アンプを手に入れるのが手軽と思います。市販のパソコン用スピーカーの欠点は、無駄に小さいことです。スピーカーはセッティングの専有面積で考えるものであり、幅と奥行きが決まれば、高さは50㎝あっても構わないのです。ユニットの位置が耳の高さになるのが理想なのですから。

 という訳で三回に渡りオーディオについて語りました。市販の高級品にも存在価値はあるのですが、自作の視点から見ると無駄の塊です。趣味性としては、その無駄こそ魅力なのですが。しかし、聖書に「家造りらの捨てた石が角の頭石になった」という一節を踏まえれば、捨てられていたスピーカーユニットや、投げ売りされているパーツを使って自作するのは神の目にかなうことが理解されると思います。ユニットを取り付けるバッフルだけ木製で、他の部分は段ボールのバックロードホーンでも結構鳴ってくれるのです。「考える前に跳べ」という、自作の神様と尊敬された故長岡鉄男氏の名言は、時を経て生き続ける真理だと思います。

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音に疲れる~2.高域が命

2008-02-08 18:20:35 | スピーカー工作
 オーディオは趣味の世界ですから、妄想的な哲学や間違った常識が跋扈します。その代表が、トランジスタはレンジが広いが冷たく、真空管は中域重視で暖かいという常識です。また、前回述べたハイファイも誤解の一つです。

 僕が大学時代にスピーカー工作に目覚めたきっかけは、芸大寮で同室となったトロンボーンのK君の作ったバックロードホーンです。これが、市販品をぶっ飛ばす生き生きとした音だったのです。特に、フルレンジ・ユニットなのに高域が異常に伸びていて、金管楽器が目の前で炸裂するのにビックリしました。この体験以来、僕は経験を重視するようになります。

 それである時、NHKの放送局用モニターユニットが捨ててあるので拾ってきました。エッジが破れていましたが、音はちゃんと出ます。高域用のトゥイーターは質が落ちるので、ヤマハのホーントゥイーターJA0506という、知る人ぞ知る名器を繋いでみました。ウーファー帯域が2KHz(キロヘルツ)止まり、トゥイーターは5KHz~20KHzという組み合わせで、中間の2~5KHzが抜けている構成です。しかも、JA0506は能率が極度に良く、ウーファーの4倍も音圧レベルが高いのです。アッテネーター(減衰器)で高域を落としても、絶対に周波数特性がフラットになる訳がありません。昼過ぎから下げ続けた株価が、2時頃から右肩上がりで爆上げしたような周波数特性です。しかし、これが物凄いパフォーマンスを示したのです。

 バッハのチェンバロはリアル、リュートは繊細で情感たっぷりに空間に広がり、果てはジャパニーズポップスも生き生きと再生し、ヴォーカルの声のリアルさは格別です。しかも幾ら聴いても全く疲れないのです。もっとも、アンプも自作のFETアンプでしたが。

 暫くの間、僕は混乱していました。オーディオの常識が何一つ通用しないからです。それで、超ハイ上がりのこの装置が疲れなかった理由ですが、①放送局モニターのウーファーの磁石が高級なアルニコで歪みが少なかった。②トゥイーターのJA0506もアルニコで歪みが少なかった。③自作アンプのNFB量が小さくて位相が乱れておらず、しかも市販の十倍も高い周波数のメガヘルツ領域まで伸びている。④キンキンと耳障りな中高域(3~5KHz)が偶然にも凹んだ、などが考えられます。

 その後、段ボールでバックロードホーンを作ったり、トゥイーターを安物に交換したりして検証した結果、オーディオは高域が命であると結論付けられたのです。アンプやトゥイーターの高域特性が良いと、中域はおろか低域の質まで改善されるのです。中域重視の真空管アンプでは、この高域の伸びは絶対に無理なのです。市販のトランジスタアンプは高域が100KHz~300KHzですから、可聴帯域の20KHzは優に確保しています。しかし、大量のNFBをかけて無理に伸ばした300KHzと、少ないNFBで楽に伸びたメガHzでは質が違うのです。また、メーカーが「有害な高域をカットした」等と宣伝したら、それは高域発振への言い訳です。

 でも、高域が命というのと、スピーカーを含めたシステムの周波数が高域まで伸びているというのでは意味が違います。僕が言いたいのは、フルレンジ一発の安物システムの高域限界が18KHzでも、アンプの高域特性が優れていれば良いのです。必ず超高級なトゥイーターを必要とはしないのです。アンプとスピーカーで3~5万円でも、聴いていて疲れない、音楽というより音を聴いて楽しいシステムは構築できるのです。こういうシステムなら、音楽は本当の癒しになり、神の声が聞こえるようになるのです。

 オーディオメーカーは、高級品を先に作り、ローコスト製品は差別のために苦労して音を劣化させているのです。ローコスト製品は、音を出さない時は触って冷たいのに、高級品は音が出ていなくても暖かいのはそのためです。その高級品も、何万倍もの増幅能力を無理に数十~数百倍にまで落として特性をきれいに見せているだけの、韓国女性のような整形された音なのですから閉口です。という訳で、次回の「3.スピーカーは楽器」で、手軽なパソコン用のシステムを紹介したいと思います。
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緊急情報~火星の水と人とオブジェ

2008-02-06 01:12:01 | Weblog
 予定を変えて緊急情報を掲載します。

 NASAが提供する火星の写真に人物が写っているとイギリスで報道されました。話題になっているブログはベイエリア在住町山智浩アメリカ日記です。この中に、以下のようにリンクが示されています。

イギリスの新聞がNASA公式の火星の地上写真に「人影」を発見しました。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/science/article3232035.ece

↓これがNASAの公式サイトの、問題の写真への直リンクです

http://photojournal.jpl.nasa.gov/jpeg/PIA10214.jpg(超重いので注意)


 しかし、このような報道は常套的に、真実から目を逸らすミスリードが意図されているのです。そう思って原画を調べてみたら、やはりとんでもないものが写っていました。僕のサイトにトリミング画像をアップしましたが、それは右側の奥に見える湖の波紋です。砂丘の風紋にも見えますが、それならば火星を覆う赤い砂の色でなくてはなりません。この写真は水の色ですから波紋です。

 さらに、手前の岩石に見えるものは、壊されたオブジェではないでしょうか。例えば、羊の形をしたオブジェ。すぐ右横には羊の顔らしきもの、遠くの方にはヘルメットを付けた人間の首(頭頂が下)も見えます。さて、人物を含めての真相は?皆さんのご感想はいかがでしょうか。

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音に疲れる~1.ハイファイの幻想

2008-02-05 08:09:57 | スピーカー工作
 現代人は疲れているという声をよく聞きます。イライラして切れるのが早い、自覚症状のないストレスが溜まっている人が増えているのです。その原因に、社会構造、職場や学校などの人間関係、携帯電話などの電磁波、自然が減った環境、などが考えられるのですが、僕は最大の要因が音にあると思っています。

 僕は色々な不幸を見てきて、地獄に堕ちた人が騒音という環境で暮らすのが偶然ではないと感じました。何故ならば、神の声は細くて小さく、耳を澄まさなくては聞こえてこないからです。対して、精神異常者が聴く幻聴はとても大きな声なのです。悪魔の声は大きく、神の声が小さいなら、人は神を求めるために静かな環境を作らなくてはならない道理です。しかし、多くの人は耳を澄ますという大事なことを日常から排除してしまっているのです。そういう意味では、音に情熱を燃やすオーディオマニアには一理あるのです。

 でも、音楽を聴くためのオーディオですが、そこには神経を逆なでさせる要因が隠されています。それは、ハイファイ(High Fidelity=忠実再生)の幻想です。音響機器メーカーのヤマハのキャッチフレーズであるナチュラルサウンドも同じ意味です。ハイファイというのは、低域から高域までフラットな周波数特性を持たせた装置のことです。主に、トランジスタ製アンプの代名詞みたいなものです。意地悪な表現をすると、それまでの真空管アンプは特性がフラットではなかったのです。

 では、この特性がフラットなハイファイのどこに問題があるのでしょう?それは、出力信号を逆相にして入力に戻すNFB(Negative Feed Back)という回路技術です。NFBを大量にかけると、どのアンプも特性はフラットになります(NFBを増やすと増幅度は減る)。しかし、マイナス効果として位相(音楽信号のプラスとマイナス)が回転して、位相ズレが生じます。また、微細な信号が失われると考えられています。

 アンプの値段は昔に比べて格段に安くなりましたが、その理由はオペアンプIC(オペレーショナルアンプ)の開発にあります。一個百円程度で、昔のアンプ数万円分の回路を構成できるのです。しかし、オペアンプは増幅度が一万倍という途方もない特性を持ち、これを音楽を聴くために用いる数十倍程度の増幅度に落とさなくてはなりません。それで、大量のNFBをかけ、増幅度を落としながら特性をフラットに出来るのです。今のアンプは、携帯プレーヤーから十万円程度のアンプに至るまでも、この爪先大のオペアンプが使われているのです。

 このように、オペアンプが氾濫し、人々は位相がずれた音楽信号を否応なく聴かされることになりました。それで、音楽を聴くと疲れる、あるいは無意識に音楽から遠ざかる、などの人々が増えているのです。僕はこれを、音苦症候群と呼んでいます。では、この症候群から解放される方法はあるのか?その方法を次回の「2.高域が命で」提示します。

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名曲の楽しみ~神を求める心

2008-02-03 14:07:30 | 芸術
 外は雪です。出かけるのも億劫になる季節ですが、こういう時期は音楽で心を満たすチャンスでもあります。芸術の秋とは、音楽が再生できなかった時代の名言であり、好きな時に再生できる現代では、もっとも静かな冬こそが芸術鑑賞に向いていることになります。

 最近、コメント欄で音楽の話が発展します。それは、大きなスケート大会の谷間であることに加え、季節的な必然性がもたらす現象ではないかと思います。良い音楽は心と霊の糧となりますから。それで、コメント欄ではスペースが取れないので、こちらで僕が愛聴している演奏を紹介したいと思います。容量と一応著作権に気を配って、ビットレートは最低の56Kbpsに落としています。そのうち、古い映像を削除して、高音質に置き換えたいと思います。いずれも、「右クリックで対象を保存」を選択して下さい。ストリーミングには重すぎます。

 最初に、日本へも度々訪れているスペインの女性ギタリスト、マリア・エステル・グスマンです。この女性は古代史でも書いているのですが、世界最高のギタリストであり、僕は史上ナンバーワンの評価をしています。イエペスもセゴビアも、グスマンの前には物足りなくなってしまうのです。その卓越した技巧はバッハのシャコンヌ(『エモシオン』より)を聴いて貰えば分かります。原曲はバイオリン・パルティータ第2番の終楽章の舞曲ですが、ギターの方がグリュミオーのバイオリンより深みがあります。
  リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/Maria.Esther.Guzman001.MP3

 次に、同じくグスマンのアルハンブラ宮殿の思い出(『タレガ賛歌』より)。こちらは、宮殿のモザイク模様の煌(きら)めきを表現したかのような、独特の力強さが特徴です。多分に、タレガの楽譜に忠実な演奏なのだと思います。
  リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/alhambra.MP3

 次は、現代リュート奏者の第一人者、ルッツ・キルヒホーフによるバッハの『リュートのための作品集』より、組曲ホ短調BWV996。こちらの解説は、FM放送の朝のバロックで日野直子さんが行っているので、そのままアップします。
  リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/lute01.mp3

 今回の最後として、バッハの管弦楽組曲第2番より第2曲ロンドを、フルート独奏ウィルベルト・ハーツェルテット、指揮トン・コープマン、アムステルダム・パロック管弦楽団の演奏でどうぞ。原盤はERATO WPCS-6317、バッハの管弦楽組曲全集です。ハーツェルテットのフルートは、腰が抜けるほどの官能的な音に聞こえます。この盤は図書館で見つけたものですが、コピーしたCDが劣化して、高音質でエンコードしたものがありません。それでも、56Kbp版がハードディスクに残されていたので、それをアップします。なお、これらの演奏は、プラスチック製のパソコン用スピーカーでは表情が出ません。そのうち、手軽な再生装置に関しても書きたいと思います。
  リンク先 http://www.geocities.jp/atelier_efraym/rondo.MP3

 今回は、バッハが多かったですけど、僕は本質的にモーツァルトファンです。しかし、モーツァルトは良い演奏や良い盤が皆無に近いのです。僕の解釈が指揮者と全く異なるので、聴いていてイライラすることになります。それで、モーツァルトだけは曲を思い出して、頭の中でよい演奏を組み立てて聴いています。自分が指揮者になれたなら、モーツァルトはもっと楽しく、もっと美しく、もっと表情豊かに演奏させるでしょう。これが僕の人生最大の不幸ですね。

     エフライム工房 平御幸
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