平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

3石プリメインアンプの組み立て4~完成

2022-02-21 14:58:31 | アンプ製作と修理
ようやく、パワー部の単独使用に漕ぎ着け、メインアンプとして使えました。その後は内部結線のプリアウトとパワーインを接続してプリメインアンプとして試聴 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

入力3のケーブルをメイン基板のプリアウトに繋げばプリアンプになりますが、パワーインに繋げばパワーアンプになる。ということで、日立のHCA-8000をプリアンプにして、CDを聴いてみました。


パワーインの結線(中央の紫)


取っ散らかして汚い orz


プリアンプより小さいパワーアンプは市販品にない (^^ゞ

パワー部は終段MOSだけの0dBアンプですが、NFBがかかってないので歪(ひずみ)が大きく、周波数特性も高域が落ちると言われてます。しかし、アンプにおける歪とは、音楽信号の波形が上下で揃っていないことを指します。

理想的な波形は、綺麗なサインウェーブですが、楽器ではフルートやトライアングルなどが綺麗な波形と言われています。大半の楽器は波形に癖があるのです。また、スピーカーユニットも、コーンが前に出てくるときと後ろに下がるときでは波形が違います。ダンパーやエッジやコーン形状が前後非対称に作られているからです (~o~)

波形が上下、あるいは前後で揃ってないと、元の波形に何かを加えた、あるいは何かを差し引いた波形となります。この成分を高調波と呼び、真空管では2次高調波が、トランジスタアンプでは3次高調波が主体となります。ただし、2次高調波は倍音成分なので、楽器の倍音と同じく、余り気にならない。MOS-FETも真空管と同じように2次高調波が主体なので、余韻が増えたように聴こえます。NFBをかけると歪が消える=余韻が減るの痛し痒し (^_^;)

パワーアンプとしての評価ですが、ほんの少し透明感に欠ける。これは薄い小型ヒートシンクの鳴きだと思います。以前に作った大出力MOS+大型ヒートシンクでは鳴きがなくて透明感も高かった。

パワーアンプだけの音がわかったので、いよいよプリアウトとパワーインを繋いでプリメインアンプとして聴いてみます (^o^)


Lチャンネル基板のプリアウトとパワーインの結線
大きな抵抗が邪魔 |Д´)ノ 》 ジャ、マタ



Rチャンネル基板のプリアウトとパワーインの結線

問題は不必要になった入力3からのホットケーブル処理で、ケーブル中継コネクタで挟んでトラブル防止としました。ケーブルが細くて少し緩いので、中継コネクタに挿す時は熱収縮チューブをかぶせました (_ _;)




こんな構造になっている


処理完了


プリメインとして完成

プリメインアンプとしての音ですが、意外に高域が伸びている。セイシェルの波や鳥(コウモリ含む)の声もリアル。ベトナムの音楽もスーパーマリンバもそれらしく聞こえる。ただし、CDは安物のDVD再生機を使ったのですが、この前もテストCDが変だったやつ。スピーカーもVISATON(ヴィサトン)の6.5センチフルレンジと安物だし、メインスピーカーとソニーの高級機CDP-X5000につなぎ直して、改めて試聴を重ねたいと思います (;・∀・)

2022.02.22 追加( =^ω^)にゃんにゃんお!

パワー部のバイアスは最終的に15mAとしました。ソース抵抗0.22Ωの両端電圧は0.0033Vです。

電源オンオフのときにLチャンネルからショックノイズが出るので調べてみたら、Lチャンス出力の直流漏れが0.95Vもありました。2個のトリマーで±2mVまで追い込みました (;´Д`)

電源を切ってもLEDが消えないトラブルですが、電源スイッチと並列に入っているサージキラー(スパークキラー 岡谷 S1201)が漏れ電流を起こしているようです。スイッチ切っても88Vも出てた (=o=;)

岡谷 S1201は120Ω抵抗と0.1μFコンデンサーを直列にしたもので、交流回路では負荷と並列(負荷の両端)に使うのが推奨されています→こちら

窪田式アンプでは問題がなかったものの、電源電圧は交流なので、電源トランス一次側の両端、すなわちメガネ端子のピンの間に取り付ければ良いはずです。しかし、市販のアンプは押しなべてスイッチと並列に0.01μFコンデンサーが入っています。耐圧250V以上のフィルムコンデンサーをサージキラーの代わりに使えば良い理屈。どちらにしようかなっと ┐('д')┌


YAMAHA A-1000 日本仕様の場合 電源トランス一次側の両端


オーストラリア仕様の場合 上図に加えスイッチと並列も追加されている


Sony-TA-FA5ESの場合 スイッチと並列

23:00 追加

耐圧630Vの0.01μFコンデンサーの手持ちは2種類しかなく、ERO MKP1845 0.01μF/630Vと、アムトランスのAmco103 0.01μF/630Vの二択。MKP1845はVISHAY(ビィシェイ)製で絶版みたいです。流通しているAmco103 0.01μF を使うことにしました。無事に電源が切れるようになりましたが、今度はハムが出るのとRチャンネルから音が出ない。セレクターの再ハンダと電源基板のアースをいじったのが悪かったか。ということで、まだまだ続きます (´;ω;`)
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3石プリメインアンプの組み立て3~調整

2022-02-19 17:20:22 | アンプ製作と修理
ようやく組み立てと配線が終わり。電源を入れてリレーとLEDパネルの動作も確認。いざ調整段階に入ったら少し焦げ臭い。慌てて電源を切りパーツを確認。Rチャンネルのヒートシンクが熱くなっています。中出力MOSのゲート電圧を測ったら、1V前後のところが何と24Vもかかっています。よく見ると、入力抵抗の220Ωがプラス側だけ220KΩになっています ┐(~ー~;)┌


手前のセレクターの出力も位置が違う orz


取り外した220kΩ

抵抗を取り付ける時は必ずテスターで測っているのですが、それでも間違いが起こるのがアンプ製作の難しさ。抵抗を220Ωに交換し、ゲート電圧とゼロボルト調整をトリマーで行いました。ゲート電圧は0.85V~1Vです (@@;)


メイン基板への電源供給はワンタッチターミナルと丸環で容易に

これで大丈夫だろうと思い、プリ出力にヘッドフォン端子をつなぎ、CDを再生してみました。ウンともスンとも言わない (´;ω;`)


リアパネルの入力3(右から3番目)をプリ出力に改造


紫のケーブルがLチャンネルプリ出力


ヘッドフォン端子のLRも怪しいかも

変だなと思ってセレクターを調べてみると、ボリュームへの出力の位置が間違っている。修正したら無事に音が出ました (◎-◎)


配線の間違っているセレクター


セレクターの修正後

ところが、湿式のCDのピックアップクリーナー付属のテストCDを聴いてみたら音がこもる。原因がわからないのでヘッドフォンを換えてみたけど効果なし。そこで、テストCDに問題があると見てスーパーマリンバを再生。今度はちゃんと音が出ました (_ _;)

これから先は、窪田式アンプをパワーアンプにしてプリ出力の最終確認。問題がなければ、メイン基板のプリ出力とパワーインをケーブルで繋ぎ、プリ・メインアンプとして試聴してみます。その前に、この前作った1石プリアンプの出力をメインインに入力して、メインアンプだけの評価もしてみないと (^^ゞ
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3石プリメインアンプの組み立て2~電源&リレー基板の改良

2022-02-13 19:27:34 | アンプ製作と修理
電源基板とリレー基板の作り置きが切れたので、新しく作るならパターンも修正しようということになりました。裏配線を少なくしたり、ターミナルを設けたり、ホール(穴)の大きさや中芯出しを容易にするなど、細かい改良です (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

基板はできたのですが、グリーンのフラックスが膜になり、ハンダゴテからの熱伝導が悪くなり、基板に長い時間熱を加えないとハンダが付かない。特に細かいパーツで苦労するので、透明なフラックスでハンダ付けしたあとでグリーンのフラックスを塗布するのが良さそう (>o<")











なお、メイン基板もプリ出力とメイン・インと出力のターミナルを取り付けました (^^ゞ





15日 追加

リレー基板に0.001μFのマイラーコンデンサーを追加。電源基板は三栄電波から取り寄せた、日本ケミコン大型ネジ端子形LGシリーズ KMH50LGSN4700M と、整流ダイオードのノイズ吸収コンデンサー0.1μFを追加しました。






KMH50LGSN4700Mを取り付ける前にフラックスを除去して銅箔面を出しておく

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3石プリメインアンプの組み立て1~基板の改良

2022-02-11 22:49:26 | アンプ製作と修理
トロイダルトランスが届いたので、さっそく組み立てに入りました。同時に、電源基板とリレー基板の改良も行いました。リレー基板はヘッドフォン端子へのターミナルをデフォルトに。配線を容易にしました (^^ゞ


入力3をプリ出力にするつもり
できればパワーインも付けたかった



ボリュームは10kΩがなかったので手持ちの100kΩを取り付けて穴の確認



リレー基板は2021年3月製造のガラスコンポジットですが、過去最高の露光とエッチングで細かい文字も消えずに残っています。露光時間は4分丁度。製造から1年1ヶ月の製品ですが、露光時間がドンピシャ (^m^;)





ところが、改良型(ホールの大きさの調整他)の電源基板は、30秒も短い露光時間なのに露光過剰気味。露光機の位置の問題かも (>o<")



また、ホールやランドの縁がギザギザで、efraym 2022の文字も太くなっています。これは、エッチング液の限界(基板3枚まで)を超えて、4枚目の基板を無理やり漬けたからです。エッチング液に溶けた銅が、基板の銅箔部分に付着して文字が太くなっている。エッチング液に溶ける銅は限界があり、それを超えると銅箔部分にメッキの原理で付着するのではないか (=o=;)
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3石プリメインアンプの基板実装

2022-02-09 13:56:00 | アンプ製作と修理
色々と考えた挙げ句、最終的に図のような実装となりました。電源ターミナルからプリ・アンプへの+35Vは1.2kΩ/2Wの抵抗で電圧を少し下げる。実際に何ボルトになるかは作ってみないと (_ _;)


電源電圧35V÷(7.5kΩ+可変抵抗)×220Ω=ゲート電圧
可変抵抗を1.5KΩにした場合、35÷9000×220=0.85V=2SJ76/2SK213のゲート電圧


メインアンプのバイアスは、プラスマイナス電源から7.5kΩ+可変抵抗で、パワーMOSのゲート電圧が0.8V~1Vになるように調整します。取り付け時のトリマー(可変抵抗)は1kΩにしてありますが、これも中出力MOSに流す電流次第で変化します。中出力MOSは20mAも流せば十分ではないかと。出力のゼロボルトもトリマーで追い込みます (^_^;)

ここからは基板のパーツ実装。ヒートシンクに中出力MOSを取り付ける際、ブッシュを嵌めると剥き出しの金属部分(ドレインと同じ)と取り付けネジが接触しません。ヒートシンクにはタップが切ってあるので、3mmφのボルトだけで締まります。ナットを使わなくて良いから楽 (^^ゞ


取り付けネジはONKYOのパワートランジスタに使われていたもの

ヒートシンクに中出力MOSを取り付けて気がついたのですが、このヒートシンクはネジ穴の位置が悪く、スペーサーで持ち上げないと使えません。


真鍮の六角スペーサー(オス・メス)5mmを使った
結構硬いからレンチで締めた







裏側はプラネジのスペーサー二枚重ねでネジが締まった

基板裏を見ればわかりますが、ヒートシンク固定のネジが1本だけ違います。これはオス・メスの5mmが3個しかなく、仕方なくメス・メス、要するに貫通しているスペーサーを長いボルトに通して代用した結果です。姦通ではありませんぞ (^m^;)




手前の紫がかった青い大きな抵抗が1.2kΩ/2w

今回のアンプはパーツが少ないですが、初段のドレイン同士を繋ぐジャンパー線も基本的に必要ありません。ピンアサインの違う石を使うときだけ必要になります。シンプルで作りやすいので、早く組み立てたいところ。なお、この基板のままで中出力MOSの代わりに大出力のパワーMOSも使えます。ヒートシンクは大きくなりますが (;^ω^)
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3石プリメインアンプの基板完成へ

2022-02-06 13:23:50 | アンプ製作と修理
熱を出して寝込んだおかげで、二日間で1kg痩せた \(^o^)/

寝ているのに秋田県なので、エッチングして基板を完成させました。作ったのはヒートシンクの大きな方 (;^ω^)




ヒートシンクは3mm径のボルトで固定

例によってギリギリで余裕のない設計ですが、やはり隣り合わせのヒートシンクがピッタリ合って隙間がない。もう少し隙間を作るんだった ウーン (Θ_Θ;)

ターミナル類はピンの間隔は大丈夫。ラムダコンデンサーは脚が太ましいので、1.5mmくらいの穴になるかも。これから微調整します (@@;)

7日 11時56分 追加

パーツの取り付けが進みました。画像を追加します (^^ゞ


右側のハイ・ラムダは足が3mm幅と太ましいので取り付け無理
ランドを大きくしないと
仕方なくラムダコンデンサー1.3μFに変更、それでもデカイ Σ(゚Д゚)



裏配線
プラスマイナス電源はターミナルから赤と黒のケーブルで配線



発振防止用の0.033μFがなかったのでオレンジ色のニッセイ0.039μFに


反対側から
パワー部の抵抗値も変更
次回にでも掲載します



緑のアース配線は表にした
右上の赤いフィルムコンデンサーは岡谷のVX 0.68μF
その奥はエルナーのシルミックⅡ 25V/470μF


あとは日立の中出力MOSを取り付ければパワー部の完成です。電源トランスを共立エレショップに発注したので、今度の週末には組み立てが完了するかも。その前に、リレー基板を作ったりしながらバラックでテストしないと (_ _;)

8日 4時08分 追加

1石プリアンプの実験機では電源電圧を12Vにしてましたが、2SK170の耐圧が40Vなので、窪田式アンプの電源+35Vを流用しても大丈夫と判断。コンプリとなる2SJ74は25Vと低いので、こちらに合わせて電解コンデンサーを25V/470μFで設計。40Vで良いのなら50V/470μFを使えば無理に電源電圧を下げる工夫も必要なくなります。

基板には3W~5W抵抗が入るランドとホールがあるので、心配なら1kΩとかの抵抗を直列に入れれば良いと思います。ということで、エルナーのCerafine(セラファイン )50V/470μFに交換 (゜o゜;


赤いのがセラファイン


左から 取り外したSILMIC(シルミック)Ⅱ 25V/470μF
真ん中 ストックのSILMIC(シルミック) 50V/470μF
右基板 ストックのCerafine(セラファイン )50V/470μF


ちなみに、セラミック混入だからセラファインらしい (^^ゞ

実は、セラファインやシルミックと同サイズのSILMIC(シルミック)Ⅱ 50V/470μFも持っているのですが、古い世代のセラファインは使ったことがなく、音の確認もしたいので選択した次第。ネットでの評判は高域に癖があるとかの余りよろしくない評価が多いですが、ネットの評判も当てにならないから自分の耳で確かめないと。90年代から2000年ころまでの日本のオーディオでは多用されていますね ┌|∵|┘
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3石プリメインアンプの基板製作

2022-02-02 04:13:21 | アンプ製作と修理
MJ 無線と実験でおなじみの誠文堂新光社から、窪田 登司(著)半導体アンプ製作技法が出ています。



僕が最初に作ったアンプは、後半に出てくる「MOS-FET終段 NO-NFB 0dB パワーアンプ」です。電源と抵抗とMOS-FETのコンプリがあれば簡単に作れる (^^ゞ




終段はコンプリ二組のパラ
これを半分のシングルで使った


このアンプを作ろうと思い、拾ってきた古い安物アンプの電源を使い、終段シングル(コンプリ1セットだけ)で作ってみました。当時はプリアンプを持っていなかったので、ボリュームボックスだけでドライブ。ところが、これが音が良かったんですね (ノ゜⊿゜)ノびっくり!!

何が凄いって、余韻が長いし、とにかく音が柔らかい。視聴に使った、三菱の放送局モニター用20センチウーファー+ヤマハJA0506×2はボーカルが美しいですが、和製ポップスも刺々しくならない。リュートは繊細で柔らかくリアル。ハードにガンガン鳴らす人には腰砕けに聞こえるかもしれませんが、自分は一聴して惚れ込みました。例えるならスッピンの美魔女のような美しい音です。

というのも、タイトルに有るように、このアンプは出力の一部を反転させて入力に戻すNFB(ネガティヴ・フィード・バック)回路を使っていません。NFBを大量にかけたアンプは見かけの特性は良くなるのですが、音は冷たくて無個性になります。オーディオの世界では厚化粧と言われてます (~o~)

この前製作した1石プリアンプもシンプルで音が良かったので、どうせなら0dB(ゼロ・デシベル)アンプと組み合わせてプリメインアンプにしようと思った次第。ちなみに、0dBとは増幅しないという意味です。アンプなのに増幅しないとはこれ如何に?

知りたい人は本を読んでください。ということで、回路を考えて基板作り。今回は入出力にコンデンサーを入れた時点でDCアンプ(直流まで増幅するという意味)ではないので、コンデンサーの質が音を決めます。プリの出力コンデンサーに、幻のHi-Λ(ハイ・ラムダ)の1μFを使います。図の青い楕円がそうですが、こんなに大きいのに1μFしかありません。もっとも、他のフィルムコンデンサーも使えるように、ランドは増やしてあります (^_^;)


右が中出力MOS用、左が大出力MOS用
今回使うソース抵抗は、ピンが頭の上に貫通しているので測定が楽


出力のパワーMOSは、日立の中出力MOS(2SJ76/2SK213)も、大出力MOS(2SJ161/2SK1057)も両方使える設計です。中出力MOSの場合はヒートシンクも基板上に配置できるのでコンパクト (*^^*)

それで気がついたのですが、使う石は片チャンネル3個。パワーMOSはコンプリなので向かい合ってます。これは契約の箱のケルビムやモーセの2枚の石板と同じ。そうやって見ると、巨大なハイ・ラムダはマナの壷に見えてきます。コンデンサーは電気を溜めるから容器と同じ。風呂桶に見えた人は眼科に逝くように (^m^;)

残りはアロンの杖ですが、アロンの杖は蛇に化けたので細長いコンデンサー。パワー部のパーツは抵抗とコンデンサーとMOSで13個。ちゃんと13部族の祭司レビに対応してます。契約の箱と三種の神器の誕生ですお ((o( ̄ー ̄)o)) ワクワク

4日 追加

中出力MOS使用の方で、基板上のヒートシンクが大きいものを追加しました。また電源ターミナルを設置して、ケーブルの抜き差しを容易にしました。



大きなヒートシンクはネジ止めなので、ネジが基板のパターンに触れないように留意。この基板だと、プリ出力の後ろにボリュームを置けるので、入力前のボリュームとプリ出力後のボリュームを連動させた4連ボリュームも使えます。4連ボリュームはノイズが相対的に小さくなるので、ビクター p-3030などの昔のプリアンプではよく見かけましたね。東京光音のボリュームに4連があります (;^ω^)
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1石プリアンプ基板の作成~その3 完成

2022-01-24 07:24:14 | アンプ製作と修理
ようやく組み立てが完成しました。ブタさんアンプはACアダブタのジャックが特殊なことを忘れ、12Vはおろか24Vの電源が使えないことが判明。仕方なく、シャープのタブレットの12VのACアダプタを流用するように、12VのACアダプタのプラグを合うものと交換しました (;´Д`)

基板自体は24Vでも動作するように作っているのですが、24V電源は端子が合わずにテストできず。以下は12V電源でのテストです (~o~)

その前に、組み立ての画像集 (^^ゞ


照光スイッチの基板はボルトの位置が合わず、仕方なくスペーサーを剥離剤で溶かして作り直し


新しく作った基板の配線ほか


フロントパネルの配線


リアパネルの配線


照光スイッチのアース配線間違ってる



完成してヘッドフォンで音を確認したのですが、LRの分離が悪くてモノラルに聞こえる。高域も伸びていない。そこで気がついたのですが、昔のFMチューナーはブレンドというポジションがあり、高域をステレオからモノラルにしてノイズを軽減する回路。それに似ていると思ったので、窪田式アンプをパワーアンプとして再視聴。今度は大丈夫でした (_ _;)


完成して音出し確認

窪田式アンプ込みの試聴ですが、音が柔らかくて、終段ノンNFBのMOSアンプのように聴こえます。アタック音よりも余韻や空間が出る。好き嫌いはあると思いますが、これは大成功です。

今回は12V電源と、トリマーで500Ωに設定した電源回路の抵抗があるので、トリマーを除去した音とは違うと思いますが、いずれ24V電源も試すことができるように、ACジャックも交換したいと思います。一応、これで試聴会には出品できますお \(^o^)/

25日 追加
照光スイッチのアース配線間違ってた orz




制限抵抗680Ωでもこんなに明るいナショナル (^^ゞ
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1石プリアンプ基板の作成~その2 パーツ取り付け

2022-01-19 10:00:11 | アンプ製作と修理
1石アンプはパーツが少ないから、パーツの個性や質がモロに出ます。基板には余裕はないのですが、できるだけ良いパーツを取り付けたい=大型部品になる。ということで、電源の電解コンデンサーは25V/470μFのシルミックⅡにアメリカンシズキ(指月 ASC)の0.68μFをパラにしました。白くてデカイ (ノ゜⊿゜)ノびっくり!!




まだ電源とアンプ部分は繋がっていない
動作確認しつつ、ジャンパー線で繋ぐ予定


今回はプラスマイナス電源ではなく、プラスだけの片側電源なので、電源の直流と音楽信号の交流信号の混ざった脈流で出力されます。それではスピーカーを鳴らせないので、出力に出力コンデンサーを入れて直流をカットします。真空管アンプではトランスで直流をカットします (゜o゜;



出力コンデンサーの容量は47μF指定ですが、これは物凄く大きな部類なので、手持ちのシルミックⅡから33μFを選択しました。黒いUコンの0.47μFをパラにして高域の劣化を防いでいます (*^^*)

肝心の増幅用のFETですが、2SK170のIDSSが6.8mAのペアをLRに使いました。抵抗も誤差の殆どないものを選別しています。電流値が大きすぎると困るので、1kΩのトリマーを入れてますが、取り外すかも (_ _;)


基板裏

小さいケースにパーツが無難に収まったので、あとは配線だけ。ここに来て、照光スイッチの脆弱性が気になりました。基板は作ってあったのを思い出し、穴を開けて作り直すことにしました (^^ゞ


照光スイッチの基板


古いのは穴開き基板を利用したのでギリギリ (;´Д`)

照光スイッチを新しくするとボリュームの貧弱なのも気になって。やはり高級な東京光音に変更。こちらも基板は余っているので穴あけ。あとは配線だけです。次回に続く (・ω・)ノ


使う予定のヘッドフォン端子とボリュームと照光スイッチ
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1石プリアンプ基板の作成~その1

2022-01-17 03:18:43 | アンプ製作と修理
ラジオ技術1985年9月号を手に入れたので、1石コントロールアンプ(プリアンプ)を作ってみることにしました (;・∀・)

ただ1石のコントロールアンプ
http://www43.tok2.com/home/kirifuri/article/2010/r-tec1008_reprint1985-9&1986-1_control-amp-of-one.pdf

この前に紹介した時は入力抵抗Rの値が分りませんでしたが、高いとゲインが増える(増幅率が上がる)とあり、340kΩと高く設定するようです。しかし、そんなに欲張らなくて好いと思い、47kΩで試すことにしました。

一から作るのは大変なので、壊れているブタさんアンプを改造することにしました。接触不良で片チャンネルから音が出ないけど、ACアダプターから12V電源を取れる。自照式スイッチ(照光スイッチ)とボリュームがそのまま使える。基板の取り外しが楽ということで、改造は基板とリアパネルのスピーカースイッチをRCAジャックにするだけで済みそう。もう7年前なんですね (@@;)

HCA-8000の脚の交換とミニアンプの照光スイッチ
https://blog.goo.ne.jp/efraym/e/24549dd47848396ace4f3aca704178a5

基板のデザインは以下のようになっています。背の高い電解コンデンサーは寝かせて取り付けます。ヒューズボックスを設えて、ショートとかの事故に備えています。この前作った検証基板は、2SJと2SKのコンプリでLRを別々の石でドライブする方式でしたが、今回は2SKだけでLRを組みます。IDSSが揃っているペアのFETはたくさんあるので選び放題 (*^^*)


左上の長方形が10×30mmのヒューズボックス
その右側は電解コンデンサーを寝かせて配置
太いシルミック 470μF/25V も入る





改めて分解

スピーカー端子は3個(L,R,アース)で済ましているので、2口は出力のRCAジャックに転用。余った1口はヘッドフォン端子を取り付けられるかも。感光基板は明日作る予定です (_ _;)
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2SJ74/2SK170の凄さ (@@;)

2022-01-13 00:09:22 | アンプ製作と修理
春の試聴会まで4ヶ月。今までサボっていたのに、これから気合い入れても追いつかないお (~_~;)

スノーフォールの死を悲しんでばかりもいられないので更新。1石アンプのテスト基板は、石を取っ替えながら試聴。最初に付けた2SJ103/2SK246は、ヘッドフォン出力から窪田式アンプに繋ぐと、2SK246の右チャンネルから時々バリッとノイズが出る。IDSSが高すぎたか。それにスーパーマリンバの高域が出ない (>_<")

中華製の2SJ74/2SK170モドキは、ディプレッション型MOS-FETなので使えますが、やはり回路が合ってないのか荒れた音。ということで、IDSSが9mA前後の2SJ74/2SK170を使ってみました。一番繊細なので音は全く期待してなかった。

ところが、これが凄いんですね。裸になっても凄いんです。ちなみに、オーディオで裸とは、裸特性とか言われるように、NFBなどの回路の工夫なしに測定した場合に使われます。CM用語ではありますがエロ用語ではありません (^m^;)

どのように凄いのかと言うと、まずヘッドフォンでヴェトナムの音楽やスーパーマリンバがバシバシと鳴る (_≧Д≦)ノ彡☆バンバン

ヴェトナムの音楽は、LPからパソコンに取り込んだものですが、モーター軸受のゴロゴロしたノイズが聞こえる。竹刀で引っ叩かれるような打楽器もリアル。

低域から高域まで、か弱いところは微塵もなし。呆気(あっけ)に取られて聴いていると、スーパーマリンバの26Hzの超低音も感じられる。さすがに締まりは悪いですし、トゥイーター領域の高音も伸び切らない。これは、実売価格1000円台の安物ヘッドフォンが原因かも。高級なヘッドフォンでの鳴りっぷりが気になります (;・∀・)

それにしても2SJ74/2SK170は凄い。世界中の高級アンプに使われた実績は伊達ではない。もともとは安かったのですが、今ではディスコンで、1個400~500円。コンプリだと若松通商でも売っていません。僕のように100個4万円で購入し、自分で測定して確保するしかない (_ _;)

スピーカーを能率95dBの20センチバックロードホーンにしても、距離1mでなんとか聞こえるレベル。やはりヘッドフォンで聴くか、ヘッドフォン出力からパワーアンプに接続するしかない。でも、ヘッドフォンは端子が合わないトラブル多しで、変換ケーブルも含めて再考しないと (´ε`;)ウーン…
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1石アンプ FETテスト基板の完成 (;^ω^)

2022-01-10 22:43:11 | アンプ製作と修理
アンプの初段に使われるFETを実働状態でテストする検証基板がようやく完成しました。時間がかかったのは、新しく導入したグリーンのフラックスが芋ハンダを誘発していたからです。焼き芋の季節とはいえ、やはりフラックスクリーナーでハンダ面は除去しておいたほうが良い  (;´Д`)

完成した基板にはLEDを付けてあります。電源→制限抵抗→LED→ソケットのドレインという流れで、ソケットに固定したFETが正常だとドレインからソースに電流が流れてアースに落ちる仕組み。FETが不良だと回路に電流が流れないからLEDは光らない (^_^;)


赤のLEDはプラス電圧で動作するNチャンネルのFET用(2SK)
緑のLEDはマイナス電圧で動作するPチャンネルのFET用(2SJ)


問題は、FETのドレインとソースがショートしている場合。この場合も回路に電流が流れるのでLEDは光ります。それでは故障かどうか判別できないので、入力とスピーカー出力を付けて音で確認できるようにしました (^O^)



ところが、CDをつないで音は出るのですが、それは蚊の鳴くような小さい音。6.5センチフルレンジに耳を近付けないと聞こえない (¯―¯٥)

まあ、もともとはネットで見つけた1石プリアンプの回路をパクったもので、本来はパワーアンプに接続するアンプですから (。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!

ただ1石のコントロールアンプ
http://www43.tok2.com/home/kirifuri/article/2010/r-tec1008_reprint1985-9&1986-1_control-amp-of-one.pdf

今回は、J-FETに流れる電流を10mA程度で抑えることから設計を始めました。24Vの電源を±12Vに分け、制限抵抗1.2KΩで10mAにする。LEDは20mA程度必要ですから10mAでは小さい。それで少し暗いのです。それでも、実際のアンプでは、J-FETに10mAも流すのも大きすぎる。それで5.6mAの定電流ダイオードを追加して5mAまで下げるという泥縄状態。

音を大きくするには、ヘッドフォン端子を取り付けてヘッドフォンでモニターする。あるいは電流値を20mAまで上げてみる。スピーカーを超高能率のホーントゥイーターにするなど (_ _;)

ということで、電源スイッチを取り付けるなど、まだまだ改良の余地はあるのですが、一応の完成ということで (^^ゞ

追加 (;・∀・)

余計な定電流ダイオードやトリマーを取り除いて、制限抵抗を560Ωに変更。ヘッドフォン端子を仮繋ぎして安物のダイナミック型ヘッドフォンで試聴。音楽を聴くには十分な音の大きさでした。FETの増幅度に関係するIDSSが大きいと音は大きくなりますが、LEDも一緒に明るくなります。電流が増えている証拠。

フルート独奏のCDを聴きましたが、音は中高音に癖がある。これは出力コンデンサーに使った緑色のバイポーラ、ミューズ(MUSE・ES)の癖だと思います。ただ、ピアノ伴奏がそっけなく聴こえたり、オケがボケていたり、録音の悪さが素直に出ている。

人気のフルーティストは忙しいから、テイク(録音)をオケや伴奏と合わせないでスタジオで済ますケースが多い。後で別のスタジオで伴奏やオケが付け加えられる。またはその逆で、オケや伴奏に合わせてフルートを吹く。だから、フルートに限らず、ソロ楽器のCDは音が悪いのが多いのです ( ̄ο ̄)

ということで、FETや電解コンデンサーなどのパーツの品位をもろに出すので、テスト用には最適かも。大量にある中華製のインチキFET(2SJ74/2SK170として売ってた)もテストしてみないと (^m^;)
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HCA-8000 修理完了 (^^ゞ

2022-01-07 18:57:34 | アンプ製作と修理
修理中のHCA-8000が無事にフォノ再生に成功しました。これで修理完了です (;^ω^)

やはり初段のヘッドアンプのFETがダメだったみたいで、2SK147から2SK369に交換したらフォノ(LPレコード)の再生に成功しました。とは言っても、LPプレーヤー出力のRCA端子や、プリアンプのHCA-8000の入力端子も磨いたので、2SK147が不良だったと決め付けることは出来ず (>_<")






外した2SK147
2SK369に交換する前に1個ずつテストしておく
この段階では不良と認められず



再生したヴィンシャーマンがオーボエ独奏するバッハ・ゾリステンの演奏

今回使用した2SK369はヤフオクで購入したものですが、特性が揃っていて、6%の誤差に30個全てが収まっていました。ほとんど選別の必要がない。とても良心的な出品者です。

肝心の音ですが、やはり2段目のフォノ・イコライザーに使われている日立製のHA-12017 というIC(集積回路)の限界で甘口の音になっています。圧倒的な切れ味のデンオンのPRA-2000とはキャクターに違いがある ┐(~ー~;)┌

まあ、PRA-2000は発売当初20万円だし、8万円のHCA-8000と比べるのが間違い。でも、LPをちゃんと再生できるプリアンプは貴重なので、HCA-8000はこれからも重宝すると思います (_ _;)

なお、369は合計18で一つ間違えば666になるので、8000ともども金沢の読者の頭(ヘッドアンプ)に関係しているのは当然です (/・ω・)/
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VICTOR QL-7 の修理 その2とテスト基板作り

2022-01-05 00:24:23 | アンプ製作と修理
VICTOR QL-7 の修理がその1で終わってしまっていたので少ないですけど2を追加。ついでに作成中のFETテスト基板もアップします (_ _;)

追加と言っても完成後の写真しかないのですが、レコードプレーヤーは33.1/3回転と45回転で回します。初期の頃は72回転とかで高域を稼いでいたようです。45回転はシングル曲の定番です。


33.1/3回転 (*'-')b OK!


45回転 (>▽<)b OK!!

回転数を見るのはストロボです。ターンテーブルに刻まれた縦縞とストロボ・フラッシュが同期すると止まって見える原理。映画などで走っている車の車輪が止まったり逆回転しているように見える現象と同じです (^^ゞ

ということで、基板作りの説明。前回の回路図からパターンを描き、感光基板用のネガを作りましたが、手持ちの基板が古いものしかない。安い紙フェノールと少し高いガラスコンポジットの100mm×100mmで2枚。失敗は許されないのですが、賞味期限3年が過ぎているので、全くの勘で露光時間を設定します。昔のメモには賞味期限が書いてなかった orz

露光時間は2017年7月21日製造の紙フェノールで5分30秒に設定。しかし、現像液に浸すと様子がおかしい。なかなかパターンが浮かび上がらない。現像液を洗い流してエッチング液に浸しても、失敗するケースに当てはまる。露光時間が短かった (;´Д`)

そう思って、液に浸けたまま、もう一枚の2017年11月8日製造のガラスコンポジットで再挑戦。今度は製造から4年と2ヶ月なので、少し短く設定して、トータルで6分30秒近く露光しました。こちらは現像もすんなりで成功パターン (; ̄ー ̄A アセアセ・・・

ところが、紙フェノールをエッチング液に浸けたままガラスコンポジットも一緒に入れたら、紙フェノールのエッチングが結構進んでいる。これはもしかしたら行けるのではと思い、先にガラスコンポジットのエッチングをしてから紙フェノールを再エッチング。何とか成功しました。でも基板が2枚あっても仕方ナス (~o~)

ということで完成したものが次の画像 (=o=;)


左 紙フェノール 右 ガラスコンポジット


初めて使うグリーンのフラックス



今回は、川崎のサトー電気で見つけた、グリーンのフラックスを使ってみました。Hayacoat(ハヤコート)という、アラブの王女様のような名前 (^m^;)

これはメーカー品の殆どが使っているもので、塗った面がベタベタしません。指紋が付きにくい。今までの作成基板は、時間が経つと銅箔面が錆びて汚くなりましたが、ハヤコートなら大丈夫かも (;・∀・)
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VICTOR QL-7 の修理 その1 分解と清掃

2021-12-30 07:11:11 | アンプ製作と修理
ビクターのLP(レコード)プレーヤー、QL-7の調子が悪いので修理を敢行しました。数年間使わないだけで動かなくなる orz


外観


ターンテーブルを外すとネジが外せる


裏側


トーンアームからRCAケーブルへの出力部


金属ケースはノイズ遮断用


金属ケースを外すと、アーム内を通っている細いケーブルが現れる


単体のアームはRCAケーブルが差し込み式になっている

記憶は定かではないのですが、QL-7はTT-71という単体のターンテーブル(モーター)と単体のトーンアーム UA-7045相当品の組み合わせで売られたもので、オートリターンのQL-7RやQL-a7へと改良された名機です。TT-71とUA-7045を買って 、積層合板に鉛のトーンアームベースで自作したことがあります。LPプレーヤーは振動に弱いのですが、自作品はゲンコで軽く叩いても針飛びは起きませんでした (;^ω^)

QL-7は回転数切り替えスイッチが独特で、単純なオン・オフではなく、スイッチの外側と内側を同時に触るとオンになるタッチスイッチ構造です。スイッチの金属部分が錆びたり汚れたりすると反応しなくなります。とは言っても、せっかくだから電解コンデンサーの交換も行いました (^^ゞ


電解コンデンサーは安いので良いけど手持ちは高級品しかなかった orz


スイッチ部分






裏側のカバー
振動しやすいので外すかダンプするのが良い

コンデンサー交換の前に、吊り下げ式のトランスをダンプするウレタンやゴムが劣化しているのを発見。これは手持ちの穴開きゴムやウレタンで代用しました (>_<")


カバーを外したところ


トランス取付部のウレタンが劣化している











次はスイッチの清掃 (; ̄ー ̄A アセアセ・・・




外したところ
ここまで汚れているとセンサーとして機能しない


ここまで来て、RCAプラグが錆びているので、ケーブルも交換したほうが良いかと思っています。材料はあるので決断のみ (ーー;)
コメント (4)
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