平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

07クラシック総括~目に余る騎乗ミス

2007-10-22 13:28:14 | Weblog
 昨年の凱旋門賞の時に書いたのですが、武豊騎手は騎乗ミスをしました。そしてそれは、日本ジョッキーのレベルの低さを物語っているのです。

 今年のクラシックは、皐月賞のフサイチホウオーでミソを付けました。安藤騎手が、4コーナーから直線へのコース取りでロスをし、外に膨らんだ分届かなかったのです。これが最初の目に付いた騎乗ミスです。これにより、フサイチホウオーは精神的なショックに陥り、以後精彩を欠くこととなります。

 ダービーは、勝ったウオッカは確かに強かったけれど、脚をためられるポジションに押し込められたというラッキーが印象的です。オークスのベッラレイアは早仕掛けが敗因。秋華賞は、武騎手が後方に控え過ぎて脚を余しての負け。あの位置からはディープでも絶対に届きません。ダイワスカーレットは展開に恵まれすぎですね。

 同様に、菊花賞で一番人気となったロックドカンブもポジションが後ろ過ぎ、渋った馬場を考えると先行するべきでした。3着は地力を証明した恰好ですが、レッドランサムの最高傑作に汚点を与えました。

 ロックドカンブは、昨年のキングジョージ2着のエレクトロキューショニスト(父レッドランサム)を凌ぐ逸材で、来年は宝塚記念からキングジョージ、凱旋門賞の出走プランを組むべきです。日本の競馬に留まっているのは損です。騎手はもちろんデットーリなどの外国人の名手に依頼します。

 秋競馬も後半に差し掛かりますが、ロックドカンブはレース選択が難しいでしょうね。無理させる時期ではないし、まだ三歳になったばかりなのだから、僕ならば春まで休養させます。順調なら、そのうちシェイク・モハメドからオファーがあるのでは。それにしても、日本の騎手は下手過ぎです。騎手と外国出走馬の自由化をしましょう。それが競馬人気を盛り返す最後の手段です。

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ロシアの威信をかけて~タラソワの思い

2007-10-15 12:32:53 | Weblog
 日米対抗でベールを脱いだ真央ちゃんのショートプログラムは、タラソワ先生の振り付けということで殊更注目されていました。それは、タラソワ先生が異例の申し出をしていたからです。

 タラソワ先生が真央ちゃんを見初めたのが、昨年のグランプリファイナルのショートプログラムです。ほぼ完璧な演技で戻ってきた真央ちゃんは、リンクから上がる直前に右側をちらっと見ています。これは、解説席にあったタラソワ先生が声を掛けたからです。テレビ画面では、この声はほとんどかき消えていますが、演技直前の映像では、タラソワ先生が真央ちゃんとラファエルコーチを交互に観ているシーンがあります。滑る前から余程気になっていたのでしょうね。

 タラソワ先生の申し出は、実質コーチでありながら、振り付けのみの費用をお願いするというものでした。真央ちゃんサイドに配慮して、新採点のスペシャリストを用意し、ボリショイ出身のバレエのコーチを付けたり、バレエを鑑賞させたり、食事のアドバイスまで至れり尽くせりの待遇だったようです。

 タラソワ先生は真央ちゃんをマオザイチカ(真央うさぎ)と呼んでいるそうで、練習画面でも笑顔が絶えません。教えるのが本当に楽しそうです。でも、タラソワ先生にとっては、これが最後のコーチかもしれないと噂されています。ロシア・フィギュアスケート界の重鎮にありながら、他国の選手に肩入れするのは何故でしょうか?それは、タラソワ先生はロシアの威信をかけているからです。

 ロシアで開催された昨年グランプリファイナルは、疑惑の毒物事件によって、ロシアにとって恥ずべき運営となりました。こんなグタグタな大会は前代未聞です。ロシアは芸術の国。タラソワ先生でなくとも、ロシア人はフィギュアスケートに誇りを持っているのです。それが散々な運営でミソを付けました。この汚名をどうしたら晴らせるのか?その答えは、ロシアの威信にかけて、被害国の日本に手を差し伸べることです。でもそれは、政治的なものではなく、振り付けの技術を伝えるという方法で為されたのです。

 真央ちゃんレベルの選手であれば、誰でもコーチをしたくなります。タラソワ先生もオリンピックで唯一取っていない金メダルが女子シングルですから、真央ちゃんなら彼女のキャリアに栄光を追加してくれるかもしれません。でも僕は、タラソワ先生が個人的な理由で真央ちゃんをコーチするとは思えないのです。タラソワ先生が行っていることの本質は、現役選手に対する最大の敬意表明であると共に、未来の指導者に対する手引きなのですから。

 真央ちゃん世代がやがて引退し、それぞれがコーチなどで指導者となる時、今回真央ちゃんが受けた厚遇とプログラムは、やがて次世代に受け継がれることになります。ロシア芸術の伝統は、こうして日本に根付くのです。タラソワ先生の描く遠大な計画。それは、一人の芸術家として、愛するロシアの威信をかけた、フィギュアスケート発展を願う心そのものなのではないでしょうか。

 以下の映像はこちら(右クリックで新しいタブで開く)

 10月9日 テレビ朝日 浅田真央、ロシアで磨く優雅な大人の表現力
 10月14日 TBS  フィギュア祭り浅田真央&安藤&高橋ぶっちゃけトークGP

 参考 バレエの先生のサイト(右クリックで新しいタブで開く)
     Tatiana Stepanova Ballet Academy
    
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宗教セミナーの危険~集団ナルシシズム

2007-10-12 21:47:12 | Weblog
 使っても減らない円天とかいう、変な独自の金を流通させる投資詐欺が摘発されました。山師の昔から投資詐欺は後を絶ちませんが、どうして騙される人がいるのでしょうか?アメリカで問題になっているサブプライム(低所得者)ローンも、20万円の給与しかもらってない人に、高価な住宅資金を貸し付け、住宅の値上がりを見込んだ返済計画(家を担保に金を借りさせる)を立てさせるという呆れた代物です。ちなみに、返済は給与の倍近くになるそうです。どこから観ても、国ぐるみの詐欺ですね。

 このような詐欺行為の大本にあるのは、赤信号みんなで渡れば怖くない、という集団心理です。集団心理を利用するのが詐欺の常套。それを組織的にやるのがマスコミです。例えば、沖縄で教科書検定に反対するデモが11万人とか報道されましたが、実際は半数以下(2万5千人程度)のようです。南京大虐殺や慰安婦問題と同じく、国民全体が朝日新聞に騙された訳です。

 人を騙す行為は、それが集団化すればするほど効率が良くなります。その典型がカルト主催のセミナー(講習会)です。ある知り合いは、仏教系のセミナーに30万円も払ったそうです。このような人がやがて、土地家屋を奪われて騙されたことに気が付くのです。

 カルトのセミナーは、個人個人のナルシシズムを極限まで引き上げ、一種の催眠状態を創り上げます。その時、ナルシシズムを共有する仲間がいればその効果は倍増します。これが集団化すれば、ナチスなどの集団ナルシシズムという怪物になるのです。こうなると、個という存在は完全に集団に飲み込まれてしまいます。

 これと同じ状態が、宗教セミナーの会場で起こります。何故かと言うと、自我を放棄させて組織に取り込むのが、カルトの勧誘と言われるものだからです。ですから、集団ナルシシズムにより罪悪感を極限まで追求する、悔い改めたら救われると思いこませる、組織に入れば幸福になるとプリンティングする、このような洗脳工程を展開する目的にセミナー会場は適しているのです。

 商店街などで、何の集まりか分からない集会が開かれていることがあります。高価な鍋を買わせる、霊感商法で壺を売りつける、作り笑いで北海道の珍味を押し売りに来る。形は異なっても、彼らを動かしているのは集団ナルシシズムです。では、どうしたら集団ナルシシズムに巻き込まれず、詐欺やカルトの被害に遭遇することを避けられるのか?

 その方法は、孤独になることです。ですが、孤独という言葉を勘違いしてはなりません。孤独とは、神と一対一で対面することです。無責任なことを言う仲間や、足を引っ張る堕落した者を排除すること。神と対面することで、自分に足りないものが見えてきます。でも、神と共にある喜びが世俗の仲間意識を超越させるのです。こうなると、どんなに強い誘惑にも負けません。サタンの別名は誘惑する者、あるいはこの世の王。又は訴える者です。

 誘惑に負けず、この世に支配されず、過度な権利主張や被害者意識に囚われず、現世利益ではない神を求めれば、決して騙されることはありません。騙される人は、騙された自分を反省する必要があります。サタンにお金を貢いだのですから大罪です。このような人に限って、真の十分の一は神の宮に納めていない訳です。孤独感から宗教セミナーに勧誘された人は、孤独と孤立の違いをもう一度考えて欲しいですね。芸術家は孤独である。だが幸福である。それは神と共にあるからですよ。

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浅田真央、ショパンとイスラエル

2007-10-01 11:29:29 | Weblog
 真央ちゃんの誕生日、今年はロシアで迎えたようです→映像と、オリンパスの最新CM30秒版はこちら(右クリックで新しいタブで開く)。

 05年のグランプリファイナルで優勝した時に、祝福に駆けつけたのは大関になったばかりの琴欧州でした。僕は当時の古代史で、日本人の一部はコーカサス方面から来たイスラエル12部族であると書いていました。琴欧州のブルガリアも、古代イスラエルが崩壊した後に、イスラエルの人々が移住した土地の一つなのです。相撲は祖先のヤコブが神と戦った故事から来ていますから、その因縁でイスラエル12部族の辿った地の出身者が出世することになります。古くは横綱曙・武蔵丸のハワイ勢、今は朝青龍と白鵬のモンゴル勢です。琴欧州(洲)は吊り出しを覚えたら横綱でしょう。

 それで、真央ちゃんは北イスラエル王国の王族・エフライム族の末裔ですから、北イスラエル王国の人々が散った先に行くことが宿命付けられています。グランプリデビューの中国、グランプリ初優勝のフランス、それからロシア、ドイツ、イタリア、アメリカ、カナダ、などなど、真央ちゃんが訪れるのはイスラエルの散った先ばかりです。特にフランスは、優勝トロフィーが、左回り三回転半という、イスラエルの奥義で造られていた(実物は右回りで反対)位ですからね(詳しくはこちら、画像はこちら)。

 それで、最近の真央ちゃんはショパンに凝っていますが、実はショパンもイスラエル12部族の名前なのです。『民数記32章35』には、ガド族の子孫がアテロテ・ショパンという堅固な町を建てたとあります。ショパンは北イスラエル王国10部族のうち、ガド族の可能性が高いのです。

 ショパンはポーランド出身ですが、旧ローマ帝国に属したポーランドは、通説の空き地を意味するpoleではなく、パウロ(Paulo)の転訛ではないかと思うんですよね。ポーランドの国旗は紅白のストライプで、シンボルは鷲ですから、白と鷲をシンボルとしたマナセ族に繋がります。マナセは先のガドやルベンと共に、半部族が他のイスラエル12部族より早く領地をもらったのです。パウロはベニヤミン族ですが、西方教会伝道のシンボルですから、旧ローマ領にはふさわしいことになります。ちなみに、パウロは桐のことで、イエスとパウロの関係が、皇室の菊と桐の紋の関係となっているのです。

 さて、今シーズンの真央ちゃんは、勝ち癖を付けるのが課題です。年齢的に一番太る来年は、体力的に問題の起きるシーズンとなりますから、勝つ味を染みこませるには今年がチャンスです。内容はどうであれ、僅差でも計算して勝つこと。これが出来なかったら、オリンピックシーズンは勝負弱さで泣くことになります。精神面での成長が見られるか、日米対抗は顔の表情に注目です。

     エフライム工房 平御幸
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